どこだって、
人・人・人であふれかえっていて、
疲れるのはわかり切っているし、
へそ曲がりのワタシのことだから、
マスコミや周りの人々に扇動されるわけもない。
ゴールデンウィークだからといって、
必ず出かけなければならないというわけでは、
決してないのだが・・・・
この時期になると、
湧き出る若葉や
気持ちの良い薫風が、
ほらほらほら、
さあさあさあと
誘うのだ。
ということで、
この数日は、
休暇で帰省した娘と
映画を観たり、
年に数回しか運転しない彼女の練習を兼ねて、
山道を通って、
桐生までドライブし、
伊東屋珈琲の梯子をして過ごした。
祝日とはいわない
祭日とももういわない
旗日とはもちろんいわない
休日という
天皇も万国の労働者も憲法も子どもも
なにもかもいっしょくたに
ただ休むことだけを考える
B足たらんだけではすまされない
その孤独な疲労はどこからくるのか?
祝宴は無く
祭壇も無く
旗も無い家々に
テレビだけが青白い
____谷川俊太郎『五月の七日間』____
ざわざわのゴールデンウィークが終わった。
残った柏餅を頬張るワタシの目の前には、
『集団的自衛権』をしつこく繰り返す安倍さんの顔。
ああ!
美しいものは
遠くに・・・・