あかり

＿＿＿＿人生の中で、とても苦しいことが降りかかったとき、
作品を作る手が止まることがある。
そんなとき、なぜ、こんな苦しみが自分を襲うのかと思うのではなく、
真っ暗な闇の中に、針の穴でもあかりがあるはずだと考える＿＿＿＿
陶芸家の寺池静人さんの言葉を読んだことがある。


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昨夜、高山に別荘があるＳさんから、
バーベキューのお誘いを受けた。

あかりを探しに行ってきた。
あかりはすぐに見つかった。
だが、またすぐにあかりは消えた。

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無数にあるはずのあかり。
普段は、周りも明るく、気付かずにいる。
気が付かずとも困ることはない。

真っ暗闇になって、
慌ててあかりを探し始める。
針の穴ほどのあかりでも、
と、必死で探して求める。


＿＿＿＿その光を見つけることが試練であり、
それを見つける自分を作ることこそが大切だ＿＿＿＿
彼の言葉が続く。