草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

「権兵衛が種まきゃ・・・・」

2009-04-13 12:57:07 | 山の暮らし
薪も一段落したことだし、野菜作りを・・・・
といっても、過去2年うまくできなかったし、
野菜作りの農業研修選考には、落ちるし、
どうしよっかなーって。

散歩途中で村人に出会うと、ちょこちょこ聞いてはいるし、教えてくださいと頼んでもいるのだが、
各々が、
「土が悪いからね~、アハ」
うん、そりゃそうだけど、だから、どうすりゃいいの?
「近くで聞いてみな、アハハ」
えっ!アナタも近くでしょ。
どうも、はぐらかされている感じ?
遊びでやっているような、何もわからない初心者に、手とり足とり教えている暇はないよ。ってことなんだろう。
それなら、公的機関でと思い、役場に聞いてみたが、
野菜作りを教えるようなプログラムはないとのこと。
まあ、確かに、周りのみんなはプロなのだから、需要はないのだろうが。
空き地利用も兼ねて、農業定住の受け入れ施策にでもすれば、
高齢化の進んだココでも、村おこしにつながるんじゃないかと思うのだけど。


仕方がない。
やっぱり、独学でやるしかない!?

まずは小さな中古の耕運機でも買おうかなって、思ったけれど、
コレがなかなか見つからない。
もう、あちこちでジャガイモの種付けをした話を耳にし、少々焦り気味。
で、
とりあえず、3年目の春の昨日も、スコップで土を耕した。
さあ、これからどうするの?
直接修学しかないか。
と、近所のTさんちへ直接押しかけた。
が、あいにく、お出かけ中。
3度目の訪問で、やっとお会いできた。
コレを逃してはなるものかと、
何を、どれだけ入れて、どんなふうに植えていけばいいのかを何度も何度も繰り返し聞いた。
わかった?
うん。
1、ジャガイモは親イモの上にできるので、畝は深く掘る。
2、30cmくらい離して置いた間に、牛フンを。
3、ここからが難しい。
  西側の土をかぶせ、東側を高くしておく。___高くなったところが西日を浴びて、かぶせた土を温めるらしい。
4、芽が出たら、間引きして、ふたたび、西側の土をかけ、東側の土も少しかぶせ、全体が△になるように。


Tさんは、いとも簡単にやってみてくださった。
うーん、なるほど。
理論もわかった。
やり方もわかった。
それに、ご親切に、植え付け用のイモと牛フンまでくださったからには、
すぐに、忘れないうちにやるしかないでしょ。
帰宅後、日も暮れているというのに、意気揚々と。
が、
コレがなかなかうまくいかない。
畑1号と2号に、それぞれ、10個くらいやっただけだが、1時間以上もかかってしまった。

と、いうのも、
ワタシが、半分に切ったジャガイモを置くやいなや、
メグが、すぐに銜えて食べてしまう。
まさに、「権兵衛が種まきゃ、カラスがほじくる」状態。



    まあ、サクの出来栄えはともかく、
    今春初の、野菜の植え付けは無事終了。
    これで、一つ、ジャガイモ作りを習得。
    えっ!、まだ、収穫したわけじゃないんだから。って。
    そりゃそうだ。
    でも、プロの伝授のおかげで、もう成功した気分。
    去年うまくいかなかった、トウモロコシやナス、ブロッコリーはもちろん、
    今年は、キャベツやニンジン、大根も作ってみたいなー
    な~んて、思っているけど、
    調子に乗りすぎ?!
    
    夢は大きく。。ねっ。