さて、職人は死滅すると書きましたが・・・
経営は、逆もまた真なり。
職人を超えた、「超職人」は、時代を創るのです。
私は、今後の経営環境を予測するに当たり、自分の業界だけでなく、他の業界を研究するようにしています。
例えば、弁護士業界を考えてみましょう。
いま、成功している弁護士が分かれば、それを自分の業界にも応用できるかもしれません。
弁護士業界では・・・実は、・・・・超職人が成功しているのです。
どんな職人かというと・・・特殊な技能を持った人です。
具体的にいうと、海外がらみのM&Aを専門にしている弁護士の稼ぎは半端ではありません。
なぜかといえば、弁護士は、今後、どんどん人数が増えていきます。
つまり、弁護士という資格をとっただけでは、食べられない時代がきます。
そんななかで、「弁護士+英語+M&A」
という3つの技能をそろえた人は、非常に希少性のある職人なのです。
われわれも単に会計士・税理士をとっただけでは、大衆に埋もれてしまいます。
「税理士+英語+国際税務」となれば希少な存在となります。
今後、日本企業が多国籍化していく過程で、英語のできる、国際税務のできる税理士は、本当に希少な存在です。
われわれは、インドの会計に特化することによって、
「税理士+英語+国際税務+インド会計・税務」という超職人を沢山作っていきます。
おかげざまで、インド会計・税務セミナーも大盛況のうちに終わりました。
ほとんどの企業が上場会社で、そのうち半分の企業が既に現地に会社を持っている企業でした。
巷にあふれる他のインド関連セミナーと異なって、非常に具体的・専門的であったと言っていただけました。
(セミナー参加費は、一般的なインドセミナーと比較して、10倍に設定していました。)
このセミナーのために、わざわざインドからチャタジー弁護士も招聘したのです。
われわれは、インドの弁護士事務所と共同事務所を作ったため、非常に専門的なことも即答できる体制が整っています。
ビッグウエーブに乗るためには、いつ波が来るのかを予測し、誰よりも早く行動しなくてはいけません。
誰にでも見えるときには、波に乗ることはできません。
新しい波は何かを考え、先回りする職人こそ、経営者感覚を備えた「超職人」といえるのです。
時代の変化は変えられない、
できることはただ、
その先頭に立つことだけである