自分が何を残し死んでいくかを考えることが、自分の生き方を考えることに通じます。
財を残すは下
業を残すは中
人を残すは上
この言葉にあるように、お金でも事業でもなく、人材育成こそ、生涯にわたる仕事にしていきます。
How to die is the same as how to live.
Thinking about what you leave and dying will lead to thinking about your way of living.
Leaving goods is the worst
Leaving the work mediocre
Leave people is the best
As in this word, not money nor business, but human resource development is a lifelong job.
死ぬときが人生最良の日。充実した生涯を送りたい為に努力を続ける
企業理念、その人の信念や思いは必ず人に宿る。志を共にする仲間に後世に渡って、残すことができるのは、人の中にある魂に違いない。
これを未来永劫続けることができれば、形而上学的に生き続けることができる。
金や仕事は経済環境の変化でなくなってしまうし、すたれてしまうかもしれない。しかし人に宿る魂はその灯を失うことはない。
どんな死にざまがいいのか。
何も思い残すことなく最後を迎えたいのか、
幸せな最後なのか、
それとも
名残惜しんで最後を迎えるのか、
自分の思いどおりに最後を迎えることは可能でしょうか?
一つ言えるのは
最後だけ思いどおり
とはならないということです。
良い結果には良い原因があるように
良い最後には良い人生があるのだと思います。
自分の最後をイメージしながら
人生を過ごしていくことが
納得のいく最後に繋がるのだと思います。
しかし終わりを意識した時に軸を持って生きることができる、という点は理解できます。
その最たる例として高校球児が挙げられます。
高校球児がなぜ感動を与えるかというと、全力を尽くして生きているからです。
それは自分が母校の部員として活動できる日々が限られている、という点を理解しているからと考えます。
この考え方は、社会人になって仕事をする際にも応用できます。
私は前職で、芽が出ず辞めたくなった時、最後の1年契約を自分と結びました。
残された時を惜しみつつ投入していると、次第に認められるようになり、終いには勝手に契約延長していました。
賛否両論あるかと思いますが、こういう奮い立てさせ方も時には有効かと思います。
私たちはいつ死ぬか分かりません。一朝一夕で人材育成はできないからこそ、今、人材育成を始める必要があります。
あと10年後死んだら後悔しているのか。
きっと、50年後に死んだらよく生きたと思うのか。
もしなにかに後悔しそうと思うのであれば、今からその後悔をしないため行動をする。自分が死ぬときと向き合わなければ、生きているときにも向き合えないのだと私は思います。