久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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一日30分のピアノ練習

2008年04月25日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

これから、2ヶ月の間に、弊社の社員の結婚式が、立て続けに4回あります。
その全てに、私がピアノ演奏するという出し物をするのですが・・・

 

さらに、娘と一緒に、子供に混じって、ピアノの発表会にも参加します。

というわけで、2ヶ月の間に合計5回、発表会があります。
(結婚式には、ラ・カンパネラを弾きます。発表会は、ショパンの幻想即興曲を弾きます。)

 


そこで、最近は、朝30分、会社に出かける前にピアノの練習をしています。

娘と発表会に出るのは、これで4回目です。

私は、ピアノを始めて、今年で6年たちますが、4曲しか弾けません。

・月光(第一楽章)
・乙女の祈り
・幻想即興曲
・ラ・カンパネラ
の4曲です。 
6年間のうち、じつに、リストが作曲したラ・カンパネラに4年ほど費やしています。

リストの曲は、非常にテクニカルで、超絶技巧曲といわれるような難曲ですが、ラ・カンパネラは、非常に美しく、とにかくこの曲をマスターしたく、はじめは独学で練習しました。

ちなみに、私は、楽譜も読めないので、全部、暗譜してます。
というか、暗譜しない限り、弾けません。

最初に、娘のピアノの先生に習わなかったのは、素人は基本から叩き込まれるからです。ちなみに、私の妻は、娘と一緒に始めましたが、本当に基本的なところで終始してます。

自分の弾きたい曲だけを弾くには、「出すぎた杭」になるしかありません。
中途半端な、出る杭では、たたかれるだけです。


素人なのにラ・カンパネラを全部暗譜して、へたくそでもとりあえず、弾けるようにして、先生に見せれば、非常に興味を持ってくれました。

今までにそんなアホな生徒はいないからです。

なので、楽譜がまったく読めなくても、怒られることもなく、教えてくれます。
(ちなみに、私の妻は、楽譜にルビをふったら、先生に怒られて、消しゴムで消されてました。)

 




最近、毎日引いていて気づいたのが、・・・私のように素人は、弾くことに精一杯で、自分の曲を聴いていなかったということです。


ついつい手で弾いていました。
もし、自分の耳で音を確認しながら弾いていれば、もっと練習の成果がはやくあがっていたでしょう。


聴衆がどのように聴こえるのかということを確認しながら、弾いたとき、劇的に変化したことが一つあります。

それは、『スピード・コントロール』です。


自分のイメージを音で確認することができるからです。

今までは、インプット(単に弾くこと)のみしか見えていませんでしたが、これからは、アウトプット(聴衆にいかに聴こえるのか?)にこだわらなければ上達しないということが、やっと分かった気がします。

自分の耳で確認するのではなく、聴衆の耳になって確信することの大切さが分かりました。


先生には、たまに「音を聞きなさい」といわれてましたが、音なんて、常に聞こえるものだと勘違いしていました。

自分の脳は、指先の鍵盤ばかりを追いかけて、音を追いかけてはいなかったのです。