和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

枝垂桜/今日の俳句 ≪第2079号≫

2016年03月18日 05時28分55秒 | 今日の俳句



≪2016年(平成28年)3月18日(金)≫(旧暦2/10)


 まさをなる空よりしだれざくらかな
       富安風生

 高麗の里枝垂桜が紅潮す
       細見綾子

 瞑想のはじまり枝垂桜かな
       山田暢子

 桜茶に摘む枝垂花介護士と
       品川鈴子

 糸桜言の葉つむぐやうに揺れ
       金藤優子



※ 枝垂桜・糸桜・紅枝垂。
 エドヒガンから生まれた園芸品種。三月下旬から咲き始め、淡紅色の一重花。高さ20メートル、幹の直径1メートルの大きいものがある。樹齢は長く、枝垂れる姿は優美であるので、社寺や庭園に植えられ、とくに京都の祇園、平安神宮の紅枝垂は巨樹銘木が多く、京都の「郷土の花」になっている。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】






彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡




       ※☆*わが友に贈る*☆※


  「学は光」なり。

  学び続ける人には

  若々しい息吹がある。

  精神の成長がある。

  向上の歴史を綴れ!



       2016年3月18日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 人のため、社会のために力ある人間となれ―恩師青年よ日々挑戦の青春を

      ◇

 東京「杉並の日」。勇気の人材輝く創価の名門!無敵の団結で勝利へ邁進

      ◇

 影響力の大きいメディア4割超が「新聞」と。我らは人間主義の論調を発信

      ◇

 「災害用伝言ダイヤル」の機能拡充。使用法を確認。もしもの備え、日頃から

      ◇

 食べられる状態の食品、年間約642万トンが廃棄と。「食品ロス」削減へ行動


【聖教新聞:2016年(平成28年)3月18日(金)付】



      ※☆*名字の言*※



ギリシャの哲人ソクラテスは、自らの思想を書物に残さなかった。彼の思想を著作に残したのは、プラトンをはじめとする弟子たちである



プラトンは、今も、この先も自身の作などない、と記した。あるのは「若く美しくなったソクラテス」のものである、と。教育者の林竹二氏は“ソクラテスの思想が、プラトンという魂に種を蒔き、実を生じさせた。ゆえにその実は、師匠のものでもある”と捉える(『若く美しくなったソクラテス』田畑書店)。師の分身として立ったプラトンは、ソクラテスに代わって語り、彼が創設した学園アカデメイアは900年以上にわたり人材を輩出した



池田SGI会長は、戸田第2代会長が逝いた時、自身を「先生の残せる、分身の生命」と規定した。厳粛なる後継の儀式から58年。地球大に広がる広宣流布の運動、創価の名を冠した教育機関の発展、知性との対話――SGI会長は、恩師の構想の全てを実現した



牧口初代会長は偉大である。戸田第2代会長もまた偉大である。だがSGI会長なくば、その思想も生涯も、世界に知られることはなかった。その意味で、SGI会長の中に三代会長の精神は収まっていよう



道は開かれた。あとはそれを固め、広げゆく覚悟と実践が、私たちに問われている。(蹴)


【聖教新聞:2016年(平成28年)3月18日(金)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
 

常楽六十五/小説「新・人間革命」〉

2016年03月18日 05時13分18秒 | 今日の俳句
【常楽六十五】法悟空 内田健一郎 画 (5753)

 十一月十二日の午前中、山本伸一は岸和田市の泉州会館を視察した。一九六四年(昭和三十九年)秋に設けられた、二階建ての小さな会館である。泉佐野市に泉州文化会館が完成するまでは、ここが泉州方面の活動の中心となっていた。
 人びとの関心は、新しいものに集まる。しかし、“これまで使われてきた場所はどうなっているのか”“今後は、どう活用していくことが望ましいのか”などを考え、直接、足を運び、手を尽くしていくのが、リーダーの大事な在り方である。建物に限らず、何事においても、皆の気づかぬところに目を配る努力を怠ってはなるまい。
 車中、岸和田城が見えた。この城は、伝承によれば、和泉国守護となった楠木正成の一族・和田高家が、建武元年(一三三四年)に築いたといわれる。天守閣は、江戸時代後期に落雷で焼失し、戦後、再建されたものだ。
 春には、青空にそびえる天守と苔むした石垣、桜の景観が美しいという。
 伸一は、泉州の同志に、新しき常勝の時代の幕開けとして、「泉州の歌」を作詞して贈りたいと思い、歌詞を作り始めた。
 車窓の岸和田城と創価の新法城・泉州文化会館が、脳裏で二重写しになった。そして、文化会館の庭を埋め尽くした真心の菊や、会館から見た美しき月天子、歓喜に満ちた同志の笑顔が次々と浮かんだ。
 彼は、わが魂を、この地に永遠にとどめる思いで作詞を続けた。
 泉州文化会館に戻った時には、既に歌詞は出来上がっていた。
 この日は、午後一時から、「女子部の日」を祝う泉州の女子部総会が行われた。
 この総会にも、伸一は勇んで出席した。
 席上、副会長の森川一正が語った。
 「本日、山本先生は泉州会館を視察し、車の中で、『泉州の歌』を作詞してくださいました。先生から『この歌は、まず女子部の皆さんに聴いてもらおう』とのお話がありましたので、発表させていただきます」



【「聖教新聞」2016年(平成28年)3月18日(金)より転載】


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡

冴返る/今日の俳句 ≪第2039号≫

2016年03月18日 04時10分50秒 | 今日の俳句


≪2016年(平成28年)2月7日(日)≫(旧暦12/29)


 
 虚子さんは艶福俳人冴え返る
        坪内稔典

 見直して又見直して冴返る
        稲畑汀子

 壁を貼る手さばき密に冴返る
       相沢有理子

 冴返るひときわ白いねこの耳
    わたなべじゅんこ

 冴返るすまじきものの中に恋
       鈴木真砂女



※ 冴返る→凍返る・寒戻る。
そろそろ暖かくなりかけたと思うと、また寒さが戻ってくるのをいう。寒さがぶり返すと、ゆるんだ心持ちが再び引き締まり、万象が冴え返る感じをもつ。「凍返る」は寒さがぶり返して大地の凍てが再び戻ること。

→余寒・春寒・冴ゆ(冬)。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡



       ※☆*わが友に贈る*※



 広宣流布とは
 友情を広げること。
 励まし励まされる
 心の交流こそが
 平和を築く直道だ!


         2月7日


       ※☆*寸 鉄*☆※



創価の三代会長は人類救う平和闘争を展開ー博士(アルゼンチン)。後継の青年よ立ち上がれ
          ◇
全国で御書講義。「仏になるみちは善知識にはすぎず」。生涯、学会と共に
          ◇
朝食を抜く人ほど脳出血の危険性高まるー研究。健康は生活習慣改善から
          ◇
2月は省エネ月間、空調の設定温度、無駄な電気等確認。無理なく工夫を
          ◇
公明党は女性目線の政策提言が光るー識者。平等社会の実現へ全力挙げよ


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月7日(日)付】



      ※☆*名字の言*※


選ぶことのできる選択肢が多く、自由度が高まるほど、幸福感は増す。この「幸福」と「選択」の関係を論じた好著に、米コロンビア大学・アイエンガー教授の『選択の科学』(櫻井祐子訳、文芸春秋)がある

同書に、高齢者介護施設での心理学実験が紹介されていた。ある階では、職員が選んだ鉢植えを入居者に配り、水やりも職員が行う。施設で見る映画の予定も職員が組んだ。別の階では、入居者が好きな鉢植えを選び、水やりもした。映画を見る曜日も、入居者自身で決めた

驚いたことに、3週間後の調査では「選択権なし」のグループの70%以上に健康状態の悪化が見られた一方、「選択権あり」のグループの90%以上に改善が見られた

人生全般にも同じ見方ができよう。“運命は決められている”と考えるより、“自分の運命は自分で変えられる”と考えるほうが、前向きに生きられる。海外の新会員に入会動機を聞くと、特に、運命は変えられないとする宗教文化圏において、一つの傾向がある。日蓮仏法の「宿命転換」の法理が、新鮮で魅力的だったという人が多いのだ

幸福は与えられるものではなく、自分でつかむもの。選択権は全て、自分にある――この「限りない希望」の哲学を、地域で世界で、語り広げよう。(敬)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月7日(日)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡