和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

弥生/今日の俳句 ≪第2063号≫

2016年03月02日 05時32分49秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)3月2日(水)≫(旧暦1/23)


 紫匂ふ山は島なる弥生かな
        石橋忍月

 荒れ雪の弥生も母の七回忌
        石原八束

 弥生十日遠き過去なる樹に明し
       円山美智子

 東京の空よごれたる弥生かな
       赤堀五百里

 弥生顔して道ばたの仏たち
        志摩知子



※ 弥生・弥生尽
 旧歴三月をいう。草木がいやがうえにもおい茂るので≪いやおび≫すなわち≪弥生≫となったという。語感のうえにも陽春の感じが強い。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


※☆*わが友に贈る*☆※
悩みがあるから
成長できる。
苦難があるから
強くなれる。
わが境涯を勝ち開け!



       2016年3月2日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 広布誓願の3月。青年よダイナミックに勝ちまくれ!師弟の栄光劇今こそ
      ◇
 「埼玉男子部の日」。正義の旗持つ若人よ!鉄桶の団結で勝利の大人材城を
      ◇
 まず腹を決めよ!決まったら勇ましく進め―恩師決定した一念で堂々前進
      ◇
 偉大な魂達の集いを見ると心に光が満ちる―詩人わが多宝の方々が証明!
      ◇
 運転手の人間ドック、8割超の業者が未実施と。安全最優先の対策を急げ


【聖教新聞:2016年(平成28年)3月2日(水)付】



      ※☆*名字の言*※


昨年9月の豪雨による鬼怒川の氾濫で被災した、茨城・常総市の小・中学校4校に先日、創価学会から優良図書300冊がそれぞれ贈呈された。「この本、おもしろそう!」「早く読みたい!」。子どもたちが本を手に取り、声を弾ませる光景に、心が和んだ



4校のうち玉小学校は被災時、校舎1階の1・2年生の教室が浸水し、廊下に並んだ児童たちの本が流された。同校では全ての児童が年50冊以上を読了するなど、読書運動に力を入れている。それだけに今回の贈呈に、児童の喜びもひとしおだった。校長は「読書を通して、苦難に負けない心を育んでいきたい」と語った



学会では、1974年に池田SGI会長が沖縄の西表島などの小・中学校に図書贈呈を行って以来、離島や辺地、自然災害の被災地域の学校等に贈呈を実施。これまで1160校を超え、その数は49万4000冊に上る



SGI会長は戦時中、読み集めた書籍を防空壕にまで運んで守った。本は宝であり、命そのものといえた。「正しき活字文化を 興隆させゆくことは 野蛮な暴力に 打ち勝つ道である」との信念は、そうした体験に裏打ちされたものだ



本を通して、知る喜びを伝えることは大人の責務。それは、人間をつくり、平和を築く道に直結している。(朋)



【聖教新聞:2016年(平成28年)3月2日(水)付】


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常楽51〈小説「新・人間革命」〉

2016年03月02日 05時15分55秒 | 今日の俳句
【常楽51】法悟空 内田健一郎 画 (5739)

 「水滸会」の青年たちが決起した地である山梨に集う同志たちこそ、広布第二章の先駆けとして立ち上がってほしいと、山本伸一は強く念願していた。
 また、「文化の華と 咲き薫れ」の一節には、山梨への彼の大きな期待があった。
 文化とは「文をもって化す」ことであり、人間の心を耕す作業といってよい。暴力や権力、金力といった人間を脅かす外からの力に抗して、人間性の勝利をもたらす力である。
 人間生命の改革を基盤に、野蛮を平和へと転じて、社会の繁栄をめざす広宣流布の運動こそ、文化の最先端を行くものにほかならない。伸一は、この詩情豊かな山梨の地に、地域広布の大城を築き、人間文化の大輪を育んでいってほしかったのである。
 そのためにも、人材の育成に力を注ぎ、数多の逸材を育てることが大切になる。
 『甲陽軍鑑』(品第三十九)には、甲斐を根拠地にした戦国武将・武田信玄の言葉として、「人は城 人は石垣 人は堀」とある。一人ひとりが適材適所を得て、力を発揮すれば、人が堅固な城となり、石垣となり、堀となって、鉄壁の守りを固めていけるのだ。
 では、人材育成の要諦とは何か。
 それは、リーダーが成長し続けていることだ。人は触発があってこそ奮起する。触発をもたらすには、日々、自分が成長していなければならない。ゆえに、リーダー自身が心に師をいだき、求道心を燃やし、新しい挑戦を重ね、自分を錬磨していくことが大事になる。厳に戒めるべきは慢心と油断である。
 また、一人ひとりの成長と幸福を願い、共に行動しながら、信心の基本を教えていくことだ。人は放っていたのでは育たない。山梨の大地を彩る果樹のように、手塩にかけて、真心を注いだ分だけ成長していく。
 そして、広宣流布に生きるリーダーの信念は、そびえ立つ富士のごとく、揺るぎなきものでなくてはならない。
 伸一の眼には、二十一世紀の大空にそびえ立つ山梨の人材城が、燦然と輝いていた。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)3月2日より転載】


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