和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

彼岸桜/今日の俳句 ≪第2078号≫

2016年03月17日 05時25分53秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)3月17日(木)≫(旧暦2/9)



 ふつふつと彼岸櫻の莟哉
       正岡子規

 老人ホーム彼岸桜の優しさよ
       小澤菜美

 彼岸桜は仏のぬくみ嵯峨御流
       丸山佳子

 一本の彼岸桜が散歩の榮
      松崎鉄之介

 咲きそめし彼岸桜のとどまらず
       稲畑汀子



※ 彼岸桜・小彼岸・江戸彼岸・姥彼岸。
 春のお彼岸ころに咲くのでこの名がある。花はやや小さく一重咲の淡紅色。本州の中部から西のほうに多く見られる。高さ五メートル内外。エドヒガンは別種で、これは巨木となる。姥彼岸はまだ葉のないときに開くので、葉がないのを歯がないにひっかけて、姥と命名。信州の高遠桜は彼岸桜である。 

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  友情を広げよう!

  新たな出会いが

  自分を変える。

  人生を豊かにする。

  心を結ぶ語らいを!



       2016年3月17日



       ※☆*寸 鉄*☆※


〈寸鉄〉 2016年3月17日

 創価学園で卒業式。創立者と結んだ父子の絆は永遠。鳳雛よ世界で乱舞を
      ◇
 どんな人とも真っ向から渡り合える人に―恩師。青年よ人間王者と光れ!
      ◇
 真理のみが内なる悪破る―哲人。妙法持った我らは人間革命の大道を前進
      ◇
 本紙2万号へ誓い新た。全読者と「無冠の友」への感謝胸に正義の論陣益々
      ◇
 保護者が活動的であれば子どもの挑戦意欲も高いと。共に挑戦、共に成長

【聖教新聞:2016年(平成28年)3月17日(木)付】



      ※☆*名字の言*※



来春卒業予定の大学生らに対する会社説明会が解禁され、就職活動が本格的に始まった



人は何のために働くのか。内閣府の昨年の世論調査によると、「お金を得るため」が過去最高の53・7%。「生きがいをみつけるため」(19・8%)、「社会の一員として、務めを果たすため」(14・0%)などに比べ、圧倒的な割合だった(「国民生活に関する世論調査」)



苦しい家計を助けようと、高校卒業後に就職した札幌の男子部部長。彼も、働くのは「お金のため」だけと思っていた。だが、牙城会の任務に就き、友に仏法を語る中で、人に尽くすことが自分を豊かにすることを知る。そして、同じ働くなら人一倍力をつけよう、と決意する。働きながら苦学を重ね、今月、工学博士号を取得する



今年は文豪・夏目漱石の没後100年。漱石も「職業」について論じた講演で、「人のためにする結果が己のためになる」と述べている(「道楽と職業」)。これは、仕事に限らず、人生の真理だろう



働いて、人に貢献する喜びを知った人にとって、仕事は義務でなく、成長への権利となる。同じように、自分だけでなく他者のために生きる人は、その分、大きく境涯を広げるチャンスを得る。そのための信心であり、学会活動である。(鉄)


【聖教新聞:2016年(平成28年)3月17日(木)付】


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常楽六十四/小説「新・人間革命」〉

2016年03月17日 05時13分51秒 | 今日の俳句
【常楽六十四】法悟空 内田健一郎 画 (5752)

 山本伸一は、勤行会であいさつを終えると、メーン会場に入れず、別室でスピーカーから流れる音声を聴いていた人のもとへと急いだ。そして励ましの言葉をかけたあと、ピアノに向かった。
 「私は、ピアノは上手ではありません。しかし、皆さんが喜んでくれるなら、弾かせてもらいます。できることは、なんでもやらせていただこうというのが、私の思いなんです。
 皆さんは、健気に、一生懸命に、広宣流布に邁進してくださった。そのために、さんざん悪口を言われ、ひどい仕打ちを受け、苦しんでこられた。それを聞くたびに、身が切られる思いをしてきました。
 今日は、最愛の同志を讃え、労をねぎらう意味で、弾かせてもらいます」
 「うれしいひなまつり」、続いて「夕焼小焼」の軽やかな調べが流れた。
 弾き終わると、「次は何がいいの?」と皆に尋ねた。すかさず、「熱原の三烈士」という声があがる。彼は、“勇気の人に! 正義の人に! 幸福の人に!”と祈り念じながら、鍵盤に指を走らせた。
 さらに、一曲、二曲と演奏するうちに、皆の心は一つに解け合っていった。
 「これでいいね。さあ一緒に出発しよう!」
 それから伸一は、役員の青年に言った。
 「もう、ほかには、お会いしていない人はいないね。いたら必ず言うんだよ。せっかく来てくださったのに、申し訳ないもの。
 事故を起こさないための備えは万全でなければならないが、威圧的、権威的で冷たい対応になってはいけないよ。人間性を否定する宗教の権威主義、権力主義と戦ってきたのが、創価学会なんだから。知恵を絞り、来た方に喜んでもらえる対応をしていくんです」
 十一日夜の勤行会でも、伸一は、徹して皆を励まし抜いた。また、懇談や個人指導にも余念がなかった。“もうこれで、この地には来られないかもしれない”との思いで、激励に次ぐ激励を重ねた。すると、不思議なことに疲れは消え、力が湧いてくるのである。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)3月17日(木)より転載】


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