≪2016年(平成28年)3月26日(土)≫(旧暦2/18)
白鳥帰る一つ一つの生命にて
加藤瑠璃子
鳥帰るいづこの窓も真顔見え
今井聖
鳥帰る近江に白き皿重ね
柿本多映
鳥帰る此処は丹波の分水嶺
水谷ひさ江
橋の上を人は往き来や鳥帰る
島谷征良
※ 鳥帰る・小鳥帰る・鳥引く・引鳥。
秋から冬にかけて北方から日本に渡って越冬した鳥が、春のなって北方の繁殖地に帰ることをいう。
雁・カモ・ヒヨドリ・ツル・ハクチョウ、小鳥ではツグミ・ヒワなど種類は多い。これらの小鳥類は大群で渡来するのでよく目立つが、帰る時はばらばらで目立たない。
帰ることを「引く」ともいう。ツバメのような夏鳥が、春繁殖のため日本に渡るのは帰るのではなく「来る」である。
→渡り鳥(秋)。
【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
行動の春本番!
大きく動き語り
仏縁を広げよう。
絶対無事故を心掛け
有意義な一日一日を!
2016年3月26日
※☆*寸 鉄*☆※
学会の「励まし合う」連帯の中に未来開く知恵が―博士。共生の社会創出へ
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「苦労せざるものは幸運に値せず」偉人。今の奮闘は宝に。青年よ祈り勝て
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仏法の根本は誰一人をも苦しめない―恩師。抜苦与楽の激励・対話名人に
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バランス良い食事は病気死亡リスク15%減―調査聡明な食生活で健康人生
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空き巣被害が増加する時期。短時間の外出も施錠しっかり。隙をつくるな
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月26日(土)付】
※☆*名字の言*※
詩人の大岡信氏が、京都の染色家の仕事場を訪ねた時のこと。桜色に染まった着物を見た。淡いようでありながら、燃えるような強さを内に秘めた、その美しさに目を奪われた
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「この色は何から取り出したんですか」。大岡の問い掛けに、染色家は「桜からです」と答える。だがそれは、花びらではなく、樹皮から抽出した色だった。しかも染色家によれば、その桜色は一年中、取れるものではなく、桜の花が咲く直前にしか抽出できない
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桜は木全体で最上のピンク色になろうとしている。花びらは、樹木全体の活動のエッセンスの一端が姿を現したものである――。この桜のエピソードを通し、大岡氏は“言葉の世界も同様ではないか”と頭によぎった、という(『ことばの力』花神社)
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発せられた一語一語を花びらに例えるなら、樹木全体は、その人自身であり、生きてきた人生そのものといえるだろう。その全てを分かることはできないとしても、誠実に相手の言葉に耳を傾け、言葉の奥にあるものに、思いをはせたい
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各地から、続々と開花の便りが届いている。列島が桜色に染まっていく。かつて池田SGI会長は詠んだ。「春が来た 桜が咲いた 君も立て」と。心通わせる対話の花も、満開に咲かせる春としたい。(芯)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月26日(土)付】
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