≪2016年(平成28年)3月25日(金)≫(旧暦2/17)
烏貝日の没る方を巷としぬ
加倉井秋を
烏貝唐崎の夜雨に眠りけり
水茎春雨
烏貝三つ四つのせて舟戻る
野村泊月
烏貝は獲れ砂まみれ春しぐれ
中村汀女
くはへゐる藁一とすぢや烏貝
黒米松青子
※ 烏貝
わが国で獲れる淡水産二枚貝としては最も大きい。三〇センチに達するものもある。楕円形で外面は烏色。それでこの名がある。
多少潮の影響を受ける湾、たとえば霞ヶ浦のような湖水の泥の深いところに多く棲息するが、内陸の湖沼にもいる。肉は食用となる。母貝から淡水真珠がとれ、貝殻は各種の器具に応用される。春四、五月と秋八、九月が産卵期。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
どんな小さな約束も
誠実に果たそう!
その積み重ねが
大きな信頼を生む。
大事を成す力となる。
2016年3月25日
※☆*寸 鉄*☆※
学会の地道な友好交流は歴史に深い影響与えた―韓国学者。平和の大行進
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東京・江東「師弟勝利の原点の日」。誓いの炎は胸に赤々。鉄壁の民衆城を
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地区の勢いが広布の勢いを決める。地区部長・婦人部長の健康・幸福を祈念
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「人生はつまりは冒険である」詩人。大胆に、また大胆に!青年よ勝ち捲れ
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インフルエンザ脳症が増加と。子供・高齢者は特に注意。予防策を油断なく
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月25日(金)付】
※☆*名字の言*※
座談会での一こま。壮年が、地域広布一筋の人生を振り返った。それに触発され、いつもは寡黙なベテラン白ゆり長が語りだした
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この地に来て40年近い。最初に住んだアパートの隣に、夫婦と幼い男の子2人が暮らしていた。だが家庭不和で、妻が1人の子を連れて家を出た。夫は残された息子のために朝晩の食事を工夫するが、幼稚園の弁当までは、とても手が回らない。「みんなで、なんとかせんと」。白ゆり長は同じアパートのお母さんたちと相談し、交代で弁当を作ることにした
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最近、白ゆり長の娘さんが、ばったりその息子さんに会った。「お母さんたちがお弁当を作ってくれたおかげで、肩身の狭い思いをしなくてすんだ。とてもありがたかった」
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「私自身が忘れかけていたことなのに、何十年も覚えてくれて」――白ゆり長は語った。さまざまな困難を抱える子らを支援する「大阪子どもの貧困アクショングループ」による調査では、温かい大人に触れた記憶は長く残り、その記憶がある子どもは大人になって、他人を信頼できるようになる傾向が特に大きいという
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人に関わる際、時に素っ気ない反応でも、真心と誠実な行動を貫けば、いつか相手の心に希望の一灯がともる。それは子どもだけではないだろう。(哉)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月25日(金)付】
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