≪2016年(平成28年)3月19日(土)≫(旧暦2/11)
おかもちに桜しべ降り出前行く
飯島清子
桜蘂ふるふる夜の微笑かな
わたなべじゅんこ
垣に干すリュックに旅の桜蘂
皆川盤水
たちまちに車内に桜餅匂ふ
大島英昭
桜蘂降るあきらめないは彼のこと
近藤千雅
※ 桜蘂降る(さくらしべふる)。
萼「がく」についている細かな蘂が、風に誘われてひそやかに降るのを云う。晩春の静かな景である。落花とは違う趣きがあり、地面を赤く染める風情もまたよい。花の後のこの風情を愛する俳人も多い。大樹の下(もと)は紅のじゅうたんを敷いたかのように見える。
【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」雄山閣・より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
「負けない人」に
最後の栄冠は輝く。
挑戦し続ける中に
充実の人生がある。
力強く信念の道を歩め!
2016年3月19日
※☆*寸 鉄*☆※
創大・女子短大で卒業式。さあ青春勝利へ船出!創立者との永遠の誓い胸に
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福岡「筑紫総県の日」。希望広げる勇者の行進。先駆の大使命担い立て!
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今いる場所こそ「よきところ」と。感謝の心が成長と幸福の因。自分らしく
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【聖教新聞:2016年(平成28年)3月19日(土)付】
※☆*名字の言*※
東日本大震災から5年の節目だった3月11日を中心に、各マスコミが一斉に被災地の「今」を報じた。しかし、被災者の思いが、5年で一区切りとなるわけではない
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震災を経験した東北と関西の友による、震災5年企画展「心の財は絶対に壊されない!」を見た(8月28日までの土・日曜、祝日のみ開催)。会場の関西国際文化センターに入ると、東北の被災地へ国内外から寄せられた“励ましのメッセージ”が並んでいる
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1993年の北海道南西沖地震で甚大な被害を受けた、奥尻島の同志の言葉に、くぎ付けになった。「私も地震で娘と孫を失いましたが、たくさんの同志の皆様の励ましで立ち直ることができました。『法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる』との御文は絶対です」
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21年前の阪神・淡路大震災を思い起こすのだろう。涙を拭い、展示品を見つめる人の姿も。「一言一言に、心がこもっています。神戸も、この励ましの心に支えられて復興してきたのだと感謝でいっぱいになりました」
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苦しんでいる人を放っておけない――この心が伝わる時、相手の生きる力になる。そして、友を思う心はそのまま、自分が強く生きる力にもなる。「時の経過」という風化の力に抗して、被災地に思いをはせ続けたい。(川)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月19日(土)付】
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