≪2016年(平成28年)3月1日(火)≫(旧暦1/23)
三月の声のかかりし明るさよ
富安風生
いきいきと三月生る雲の奥
飯田龍太
三月の雲は気まぐれ池濁す
丸山佳子
昼の野に遊ぶや雲も三月に
池部久子
三月の甘納豆のうふふふふ
坪内稔典
※ 三月・三月尽
三春のうちの仲春にあたる。寒さは峠を越すが、中旬ごろまでは季節風が吹き、裏日本では雪もまだ多い。東京付近では、上旬にはもう鶯も雲雀も聞かれ、気温が著しく上昇する。
九州では下旬に桜(ソメイヨシノ)が咲き、南日本には燕の飛来が見られ、彼岸を過ぎると、春の歩みは急速で、北海道では春告魚の鰊漁が始まり、全国各地は百花繚乱を迎える。三月の尽くることを三月尽という。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*※
さあ 躍動の3月だ。
みずみずしい精神で
足取り軽く前進を!
希望送る語らいで
笑顔の花を咲かせよう!
2016年3月1日
※☆*寸 鉄*☆※
「羊千匹より獅子一匹」牧口先生。青年よ一人立て!創価三代の闘魂胸に
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未来部希望月間が開幕!たな出発と成長の時。員に励ましの春風送れ
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御書「賢者はよろこび愚者は退く」。苦難は飛躍の。勇気満々の大賢者と
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読書しない大学生、最多の45%と。名著を開けば心広がる。精神の錬磨を
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春の全国火災予防運動。「自分は大丈夫」の過信は禁物。指さし点検を励行
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月1日(火)付】
※☆*名字の言*※
海のない長野県の人が東京の離島に行き、島特産の塩を買い求めた。後日、同じ長野の山深い村を訪ねて驚いた。村の店に、自分が島で買ったものと同じ塩が並んでいた。「苦労して長い距離を運んできたのに!」
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その島と村が友好交流関係を結んでいたからなのだが、このように、それぞれの地域の特産品を互いに消費することを「互産互消」という。地域で生産したものを地域で消費する「地産地消」とともに、地域活性化のキーワードである
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出あいは成長のチャンスを生む。地域間交流が新しい知恵と活力を生み出すのと同じく、人と人が交流すれば、新しい発見と価値が育まれる。先の言葉を人に当てはめれば、家族や地域で切磋琢磨するのが人間関係の「地産地消」、地域を超えて心を結び合うのが「互産互消」といえようか
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都内の壮年部の勉強会で、人のつながりの大切さを学んだ。「人」という字が互いに支え合う姿を表すように、皆が支え、支えられて、社会は成り立っている。だから、支えられる人は感謝、支える人は喜びと誇りを持とう――と
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春3月。冬ごもりの虫たちが地上に出てくる「啓蟄」も、もうすぐだ。身近な人を大切に、離れた友とも旧交を温めたい。励まし、励まされる人間交流に勇んで動きだそう。(川)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月1日(火)付】
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