≪2016年(平成28年)3月6日(日)≫(旧暦1/28)
雨光る節分草の咲く日より
後藤比奈夫
節分草膝つき見れば息とどく
飯田角子
節分草蕾むも小豆程なりき
松崎鉄之介
節分草低き日差をつなぎ合ひ
内田雅子
声つつしみ息つつしめり節分草
笠原ひろむ
※ 節分草
節分の頃に花を咲かせるのでセツブンソウです。日本原産の植物で、関東より西の地域に
分布します。石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生します。凍てつく
ような真冬に芽を出して花を咲かせ、後に葉を茂らせ、木々の新緑がまぶしくなる晩春には
茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で秋まで休眠に入ります。
根は秋頃から地下で伸び始めますが、セツブンソウが地上に顔を見せるのはせいぜい春の3
ヶ月程度です。可憐さとはかなさが魅力の山野草で、地植えや鉢植えで楽しみます。寒空に
咲くけなげな姿を見つけると、思わず顔がほころびます。
紫の部分が葯地面から花茎を伸ばして細かく切れ込んだ葉っぱ(総苞片)を開き、その先端
に可憐な白い花を1輪咲かせます。花びらに見える部分は萼で通常5枚あります。本来の花び
らは退化して、先端が2又に分かれた黄色い蜜腺(ネクター)になっており、雄しべを囲むよう
につきます。
蜜腺は名前の通りで、あまい蜜を出す器官です。雄しべの先端に付いている花粉が入った
葯も紫色で鮮やかです。球根の大きさは径1.5cmほどで、先端の尖った球形です。学名(属名)
のエランティスは「春の花」という意味です。
【「植物のやさしい育て方図鑑」より転載】
http://www.yasashi.info/index.html
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※☆*わが友に贈る*☆※
苦しい時こそ
「原点」に返れ!
師弟の誓いに生きる時
無限の力が湧き上がる。
共に凱歌の人生を!
2016年3月6日
※☆*寸 鉄*☆※
未来部の日、各地で卒業部員会。新たな旅立ちに皆で励ましの追い風送れ
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「法華の題目は獅子の吼ゆるが如く」。信念の道を堂々と。王者の誇り高く
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ヤング男子部が友好拡大に先駆!君の勝利は学会の勝利。青春の金字塔を
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昼夜の気温差大きく。外出時は服装等に工夫を。健康に留意し充実の春へ
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公明党は助走期を終え、本格的な飛翔期に―識者立党の精神胸に突き進め
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月6日(日)付】
※☆*名字の言*※
「地域包括ケア」という言葉を耳にする。医療、介護、福祉などの垣根を超えて、地域で住民の生活を支える仕組みだ
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その地域包括ケアに先進的に取り組む関係者のシンポジウムや講演会に行くと、よく話題に出る地名がある。岩手県の「沢内村」だ。平成17年の合併で、今は西和賀町となっている
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沢内村は戦後長く、一人の医師もいない無医村で、豪雪、貧困に苦しむ村だった。しかし、村長、村民の努力で日本で最初に「乳幼児死亡率ゼロ」を達成するなど、医療・介護・福祉全体を総合した取り組みは“奇跡の沢内生命行政”と呼ばれ、「地域包括ケアの先駆」として今、脚光を浴びる
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沢内に長く関わった保健師を訪ねた。まだ“新米”だった時に、先輩と一緒に行った家――。そこには玄関の扉さえなく、むしろがぶら下がるだけ。極貧の生活を目に「新米の私は尻込みしました」。先輩は強く言った。「私たちが見捨てたら、支える人は誰もいないのよ」。この言葉が、その後の人生の“背骨”になったという
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目の前に、困難に直面している人がいる。できることは限られ、時間もかかるかもしれない。だが、差し伸べた手を離さないようにしよう。支え、共に歩む一歩一歩が、わが地域に“奇跡”を起こすことを信じたい。(哉)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月6日(日)付】
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