和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

正義10/新・人間革命      

2014年01月14日 06時16分55秒 | 新・人間革命

      
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)1月14日(火)より転載】



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 正義10(1/14)

 「仏教の極意たる『妙法』が万民必然の生活法則たることを、科学的に実験証明しよう」――それが、牧口常三郎の企図であった。そして、妙法は、「数万の正証反証(幸不幸)の累積によつて、単なる哲学的なる抽象概念としての真理たるに留まらず、生活の実相に表はれる生活力の限りなき源泉」(注2)であることを実証したのである。

 つまり、日蓮大聖人の仏法は、「百発百中の生活法則たることが何れにも何人にも証明し得ることゝなつた」のだ。

 「一切は現証には如かず」(御書一二七九頁)である。広宣流布実現への力は、百万言の理論よりも、一つの実証にこそある。

 さらに、牧口は、こう述べている。

 「失礼ながら僧侶方の大概は御妙判と称して御書やお経文によつて説明はして下さるが、現証によつて証明して下さらないのを遺憾とする。しかも川向ひの火事を視るが如く真理論でやるが、日常生活に親密の関係の価値論でそれをやらないから無上最大の御法も十分に判らう筈がない」

 実生活において悩み苦しむ人に徹して関わろうとせず、苦悩を乗り越える道が仏法にあることを、大確信をもって訴えられぬ僧侶への、鋭い指摘といってよい。

 また、彼は、仏法の法理の上から、魔が競い起こらぬ宗門の信心の在り方に疑問を投げかけている。本当の信心があれば、魔は怒濤のごとく競い起こるものであるからだ。

 「日蓮正宗の信者の中に『誰か三障四魔競へる人あるや』と問はねばなるまい。そして魔が起らないで、人を指導してゐるのは『悪道に人をつかはす獄卒』でないか。然らば魔が起るか起らないかで信者と行者の区別がわかるではないか」

 宗門も含め、日本の仏教各派が宗論を回避し、教えの高低浅深を問うことなく、もたれ合っていた時代のなかで牧口は、宗教の検証に着手し、宗教革命の烽火を上げたのである。それは、宗教が人間の幸・不幸を決するとの強い確信からであった。


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出初/今日の俳句 ≪No. 1469≫   

2014年01月14日 06時15分29秒 | 今日の俳句

     ☆出初/今日の俳句☆

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2014年(平成26年)1月14日(火)


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  ■1月14日(火)■ 

◎ 左義長,どんと焼き,どんどん焼き
 正月に飾った正月飾りや書き初め等を燃やす。8日や10日に行う地方もある。

○ 飾納,松納。
 正月飾りや門松を取り外す日。

○ 十四日年越し。
 小正月の前日に当るため、昔は年越しの日として祝っていた。

◎ 尖閣諸島開拓の日。
 沖縄県石垣市が2010(平成22)年12月に制定。1895(明治28)年のこの日、日本政府が尖閣諸島を日本領に編入する閣議決定を行った。

○ タロとジロの日,愛と希望と勇気の日。
 1959(昭和34)年のこの日、南極に置き去りにされた南極観測隊の2匹のカラフト犬・タロとジロの生存が確認された。
 1956(昭和31)年の秋、南極観測船「宗谷」で11人の隊員が東京港を出発。15頭のカラフト犬も犬ぞり隊として参加した。
 1958(昭和33)年、第2次越冬隊を送り込む為再び「宗谷」は南極に向かったが、厚い氷にはばまれて断念。11人の越冬隊員はヘリコプターで救出されたが、15頭のカラフト犬は救出することができず、鎖につないだまま氷原に置き去りにされた。
 翌1959(昭和34)年のこの日、ヘリコプターが2頭の生存を確認した。南極から打電されたこのニュースは、世界を愛と希望と勇気の感動で包んだ。ジロは南極で死亡したが、タロは5年後に日本に生還して北海道で余生を過ごした。

○ 尖閣諸島開拓の日。
 沖縄県石垣市が2010(平成22)年12月に制定。1895(明治28)年のこの日、日本政府が尖閣諸島を日本領に編入する閣議決定を行った。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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  ■※今日の俳句※■


  高嶺みな機嫌くづるる出初かな
         上田五千石


  出初式活力のごと潮満ちくる
         加藤知世子


  加賀鳶かがやく纏(まとい)ぞ出初式
         石川魚子


※ 出初→出初式・消防出初式。。
 新年の初めに、消防団が集まって種々の消防演習などを行う儀式。1月6日朝に行うところが多い。
 江戸時代から行われたが、明治以降、大仕掛けになった。新しい装備の消防自動車が多数出動して放水し、その後に、江戸時代の妙技を伝える梯子乗りを披露する。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)1月14日(火)より転載】


  ■※わが友に贈る※■

 日々の活動の目標を
 明確に定めよう!
 その目的は自他共の
 幸福の実現であり
 広宣流布だ。

        1月14日


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  ■※名字の言※■


東京のある区で、70代半ばの男性が拍手に包まれ入会した。「明るい記事がいっぱいだね」。本紙の長期購読者で、気に入った言葉をノートに書き写してきた



紹介者の壮年は15年来の付き合いで、どんな話にもじっくり耳を傾けてくれた。地域の婦人部員も気さくに声を掛けてくれる。彼が感じた学会のぬくもりは、新聞の記事と少しも違わなかったという



65歳以上の一人暮らしの会話頻度に関する調査がある(国立社会保障・人口問題研究所)。電話での会話も含め「2週間に1回以下」の人は、女性は約4%だが男性は約17%。「毎日の会話がない」人となると男性は2人に1人、女性は3人に1人に上る。社会的に孤立している人、特に男性の多さが浮かび上がる



思想家エマソンは言う。「あらゆる人間関係において、隣近所というもののもつ圧倒的な重要性をまず考えよう」(小泉一郎訳『エマソン選集3』日本教文社)。この言葉を引いて池田名誉会長は、地域に友情を広げることこそ“人生の価値創造”と訴えた



独居世帯が増えるなか、地域の友好に尽くす学会員の存在は、ますます大切になる。近所付き合いが苦手な男性も、まずは声掛けから始めてはどうか。その一言を待つ人は、必ずいるはずだ。(陸)

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