和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

正義15/新・人間革命

2014年01月20日 07時51分30秒 | 今日の俳句
     
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)1月20日(月)より転載】



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 正義15(1/20)

 笠原慈行は、「神本仏迹論」を唱え、不敬罪で大石寺を告訴した。それによって軍部政府は、果敢に折伏を行っていた学会に目を付け、弾圧を開始するにいたり、牧口常三郎は獄死することになるのだ。

 戸田城聖は、笠原が総本山にいたことを聞くと、直ちに笠原と会って、「神本仏迹論」の誤りを強く正した。しかし、笠原は、認めようとはしなかった。

 学会の青年たちは、笠原の不遜な態度にあきれ返り、獄死した牧口の墓前に彼を連れていった。墓前に行けば、自ら非を認めるだろうと考えたからである。墓前で青年たちに問われた笠原は、遂に、「神本仏迹論」は妄説であるとし、謝罪状を書いた。

 その夜、学会は、宗門の役僧から、笠原が四月五日をもって僧籍復帰していることを告げられたのである。

 役僧の話では、笠原は改悛し、宗門の僧侶として死にたいとの懇請があったために、老齢であることも考慮し、宗旨建立七百年にあたり、特赦復級させたというのだ。

 笠原は、戸田と会った時、「神本仏迹論」の誤りを、全く認めようとはしなかった。その彼が「改悛」しているなど、あり得ないことであった。

 戸田は、出獄以来、笠原の動向に心を配ってきた。戸田の耳に、笠原が宗門に籍を置いているといった話が、しばしば入ってくるようになった。それが本当ならば、断じて看過できぬ由々しき問題である。

 戸田は、彼の会長就任式が行われた一九五一年(昭和二十六年)五月三日、笠原が宗門に籍を置いているとの話は、真実かどうかを、宗門の役僧に確認している。すると、「現在、宗門には、かかる僧侶は絶対におりません。笠原は宗門を追放されております」との返事であった。

 その後、学会には、なんの話もないまま、宗門は、笠原を僧籍復帰させていたのだ。

 僧同士の馴れ合いである。馴れ合いの怖さは、根本精神を歪めてしまうことにある。



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かまくら/今日の俳句 ≪No. 1475≫

2014年01月20日 06時54分12秒 | 今日の俳句
    ☆かまくら/今日の俳句☆


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2014年(平成26年)1月20日(月)


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  ■1月20日(月)■ 

○ 玉の輿の日
 1905(明治38)年のこの日、アメリカの金融財閥モルガン商会の創立者の甥、ジョージ・モルガンが祇園の芸妓・お雪を見初め、結婚した。お雪は「日本のシンデレラ」と呼ばれた。

○ 海外団体旅行の日
 1965(昭和40)年のこの日、日本航空が海外団体旅行「ジャルパック」を発売し、海外団体旅行がブームとなった。

○ 二十日正月
 正月の最後の日として納めの行事を行う。
 正月に食べた魚の骨や頭までも食べ尽くすことから、骨正月・頭正月と呼ぶ地方もある。

○ 乙字忌
 俳人・大須賀乙字の1920(大正20)年の忌日。
 新傾向俳句運動のロ火を切ったが、後に伝統を尊重する側に変った。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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  ■※今日の俳句※■


  城に灯が入りかまくらもともるなり
         大野林火


  かまくらを覗く手形を雪に押し
         原子公平


  煮炊き暖かにかまくらはワンルーム
         清水衣子


※ かまくら。
 秋田県南地方に伝わる小正月の行事で、元来は左義長。有名な横手市のかまくらは水神信仰と結びついたもので、二月十五日・十六日行われる。
 小高く積んだ雪を踏み固め、中をくりぬいて造った雪室に水神を祀り、子供たちが火鉢で温めた甘酒を道行く人にふるまう。
 角館町の「火振りかまくら」は、雪の竈で燃やした薪の火を俵に移して振り回す。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)1月20日(月)より転載】


  ■※わが友に贈る※■


 拡大の突破口は
 一人の勇気から
 大きく開かれる!
 「誰か」ではない。
 「自分」が立ち上がれ!

        1月20日


  ■※今週のことば※■


 世界市民の広場
 ZADANKAIへ
 友人とともに!
 明るく楽しく
 対話の花を爛漫と!

        1月20日


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  ■※名字の言※■

小笠原諸島・西之島近くの火山噴火によってできた「新島」が、溶岩の流れでみるみる大きくなり、昨年末、西之島と陸続きになった。500㍍あった両島の距離はあっという間になくなり、今もなお成長を続けている



火山大国の日本には、世界に約1500あるとされる活火山のうち、110が存在する。鹿児島県の桜島は、かつては文字通り、島だった。1914年1月12日に起きた大規模噴火によって地形が変わり、大隈半島とつながった。今月でちょうど100年となる



火山活動は生命と生活を脅かすものだが、一方で圧倒的な自然の力に、畏敬の念を感じることも確かだ。「『塵も積もれば山となる』というが、塵が積もってできた山はない」とは、牧口常三郎初代会長の言。「現実の山は、天地の急激なる大変動によってできたものである」と



こつこつと地道な努力を積み重ねることは大事。だがその上で、人間にも局面を打開するために、爆発的に戦うべき「時」がある。病などの宿命が襲った時、失業などの試練に直面した時がそうだろう



特に青年は、一心不乱に取り組むことで、急速に伸びていくものだ。「世界広布新時代」を、大山のような大境涯を開く好機と決めて、挑戦を開始したい。(鷹)


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