和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

正義9/新・人間革命   

2014年01月13日 12時22分43秒 | 新・人間革命

      
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)1月13日(月)より転載】



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 正義9(1/13)

 牧口常三郎は、一九二八年(昭和三年)、日蓮仏法に深く感銘し、日蓮正宗信徒として信仰の歩みを踏み出す。

 しかし、牧口は、既成仏教化した宗門の信心の在り方、つまり“寺信心”に甘んじようとしたのではない。本来の日蓮大聖人の教えに立ち返り、その御精神のままに、真正の日蓮門下の大道を歩もうとしたのである。

 一九三〇年(同五年)十一月十八日、牧口と弟子の戸田城聖によって、創価教育学会が創立される。

 それは当初、仏法を根底とした教育改革を掲げてスタートする。だが、教育に限らず、仏法こそ、「吾々の生活法の総体的根本的のものである」(注1)ことから、宗教革命を全面に押し出した活動へと移行していく。

 四一年(同十六年)に創刊された創価教育学会の機関紙「価値創造」第一号には、同会の綱領が掲載されている。そのなかには、次の一文も見られる。

 「『慈なくして詐り親しむは即ち是れ彼が怨なり。彼が為に悪を除くは即ち是れ彼が親なり』といふ法華経の真髄に従ひ、化他によつての自行を励み以て生活革新の実証をなすを会員の信条とす」(注2)

 そこには、自行のみならず、化他の仏道修行、すなわち折伏・弘教の実践が明確に示されている。

 信教の自由が脅かされた戦時下で、学会は、折伏・弘教を活動の柱としたのだ。まさに、広宣流布を御遺命とされた日蓮大聖人の大精神の継承であり、途絶えんとしていた信心の命脈の蘇生であった。

 さらに特筆すべきは、その活動の眼目を、「生活革新の実証」に置いたことである。日蓮仏法の実践によって各人が生活を革新し、それぞれがかかえる苦悩を解決して、幸福を築き上げていけることを、実験証明しようとしたのだ。

 人びとの苦悩から目をそらした宗教は、既に死せる宗教である。悩める人びとに寄り添い、共に生きてこそ、真実の宗教なのだ。

■小説『新・人間革命』の引用文献
 注1、 「創価教育体系梗概」(『牧口常三郎全集8』所収)第三文明社
 注2、 「価値創造」補注(『牧口常三郎全集10』所収)第三文明社


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成人の日/今日の俳句 ≪No. 1468≫

2014年01月13日 06時14分45秒 | 今日の俳句


     ☆成人の日/今日の俳句☆

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2014年(平成26年)1月13日(月)


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  ■ 1月13日(月)■ 

◎ 成人の日(Coming of Age Day)。
※ 2000年から------i
 ハッピーマンデー制度導入に伴い、2000年から1月第2月曜日、つまり、その年の1月8日から14日までのうち月曜日に該当する日に変更された。そのため元々の1月15日には法律を改正しない限りやってこなくなってしまった。
 それと同時に、冬休みが長くなる学校も多くなってきた。さらに1月8日が月曜日となる年には、企業によっては年末年始休暇を1月8日まで延長するケースもある。
地方などでは帰郷する新成人が参加しやすいように、成人の日の前日の日曜日に成人式を開催する自治体も多い。
 ハッピーマンデー制度導入前は、1日のみの休みでは交通事情等の理由から故郷での成人式への出席が困難な成人も多かったが、週休二日制の定着や祝日法の改正に伴い、正月中やゴールデンウィーク、お盆等に成人式を開催していた自治体(主に西日本の自治体)も、1月の成人の日(又はその前日)の開催に戻したところもある。
 一方、東北地方など豪雪・寒冷地帯ではお盆に開催する自治体が依然として多い。1951年から2000年まで、お年玉付き年賀はがきの抽選発表は正月期間最終日及び旧来の成人の日であった1月15日に実施されていたが、ハッピーマンデー導入後の2001年からは、1月中旬の日曜日が抽選日になっている。
 全国高等学校サッカー選手権大会の決勝戦は2002年度(2003年)以降、成人の日に行われる。

○ ピース記念日。
 1946年のこの日、高級たばこ「ピース」が発売された。
 当時、10本入りで7円で、日曜・祝日に1人1箱だけに限られていた。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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  ■※今日の俳句※■


  笑顔こそ人通力よ成人の日
         丸山佳子


  五日はや成人の日の宮古島
         松崎鉄之介


  成人の日の裏富士のうつくしき
         水原秋櫻子


※ 成人の日。
 一月の第二月曜日、以前は一月十五日であった。国民の祝日の一つで、二十歳になった青年男女を祝い励ます儀式が行われる。地方によっては三が日や盆のころに行う。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


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※わが友に贈る/今週のことば/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)1月13日(月)より転載】


  ■※わが友に贈る※■

 「心こそ大切なれ」
 素直な信心の人に
 勝利の実証は燦然と!
 求道の炎を燃やし
 はつらつと前へ!

        1月13日


  ■※今週のことば※■

 「冬は必ず春となる」
 試練に負けない勇気が
 功徳の体験を開く。
 共に励まし合い
 宿命転換の希望の舞を!

        1月13日

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  ■※名字の言※■


 欧米で近年、関心が高まっている概念に「レジリエンス」がある。“望ましくない状況から脱し、安定的な状態を取り戻す力”を表す



経済や災害対応のシステムなど、さまざまな分野で、この概念が注目を集める。人間においても、「困難から立ち直る力」として、研究が進んでいる



その成果が示唆しているのは、個人のレジリエンスが「その人の信念や経験によって決定づけられる」ということ。さらに、仲間の絆を大切にするコミュニティーの存在がレジリエンスを高める、との指摘もある(『レジリエンス 復活力』ダイヤモンド社)



阪神・淡路大震災から間もなく19年となる。あの日、あらゆる都市システムが崩壊する中で、人々は懸命にレジリエンスを引き出そうとした。兵庫と関西の友が、“負けたらあかん!”の学会精神、同志の絆の真価を示したのも、あの時だ。ある識者は、驚異的なエネルギーで救援活動を展開した学会の連帯を、「ヒューマン・システム」とたたえた。その根源の力こそ、自他共の幸福を祈る信仰の力に他ならない



震災19年の17日には東北の青年部が参加し、神戸で「青年復興主張大会」が行われる。励まし合い、立ち上がる青年の連帯が、幾重にも広がることを期待したい。(芯)


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