靖国参拝を批判する前に、米・韓は自国の歴史を見よ
小説「新・人間革命」
【「聖教新聞」 2014年(平成26年)1月7日(火)より転載】
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正義4(1/7)
山本伸一は、世界広宣流布を推進する一方で、世界の指導者たちと本格的な対話を重ねた。特に、SGI結成の前年にあたる一九七四年(昭和四十九年)には、日中、日ソの新たな友好の道を開くとともに、中ソ紛争の解決の道を探るために、世界の指導者との対話を展開していったのである。
彼は、この年の五月から六月にかけて中国を初訪問し、李先念副総理らと語り合った。九月にはソ連を初訪問してコスイギン首相と会談。さらに、十二月にも再び訪中して、周恩来総理と会見したのである。
互いに敵対視し、関係は悪化の一途をたどる中ソ両国に、対話の窓を開いてもらいたいとの思いからの行動であった。
七五年(同五十年)になると、伸一の平和行動には、ますます力がこもっていった。
一月の六日には、日本を発ってアメリカを訪問。十日、ニューヨークの国連本部にワルトハイム事務総長を訪ねて会談した。
ここでは、核兵器廃絶、中東問題などについて意見を交換したほか、国連の形骸化や大国のエゴによる国連の私物化を防ぐために、「国連を守る世界市民の会」をつくることを提案した。そして、青年部が集めた「核廃絶一千万署名簿」を手渡したのである。
十三日には、ワシントンDCでキッシンジャー国務長官と会談した。
世界の火薬庫といわれる中東の問題、米ソ・米中関係、SALT(戦略兵器制限交渉)などについて語り合った。
伸一は、平和への対話行を続けて、グアムの「世界平和会議」に臨んだのである。
日蓮大聖人は、飢饉や疫病等による民衆の苦悩をわが苦とされ、立正安国の旗を掲げ、広宣流布の戦いを起こされた。もし宗教が、人びとの幸福と平和の実現から眼をそらすならば、それは、宗教の存在意義を、自ら捨て去ったといってよい。
初代会長・牧口常三郎もまた、「人を救ひ世を救ふことを除いて宗教の社会的存立の意義があらうか」(注=2面)と述べている。
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☆書初/今日の俳句☆
彡------☆★☆*≪No. 1462≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)1月7日(火)
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○ 1月7日(火)。
七種,七種粥。
春の七種を刻んで入れた七種粥を作って、万病を除くおまじないとして食べる。七種は、前日の夜、俎に乗せ、囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。
呪術的な意味ばかりでなく、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能がある。「春の七種」とは以下の7種類である。
名前 ・現在の名前 ・科名
芹 芹 セリ科
薺 なずな(別名・ぺんぺん草) アブラナ科
御形 母子草 キク科
繁縷 繁縷 ナデシコ科
仏の座 田平子(シソ科のホトケノザとは別のもの) キク科
菘 蕪 アブラナ科
蘿蔔 大根 アブラナ科
○ 人日,七日正月。
五節句のひとつ。古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。
そして、7日目を人の日として、犯罪者に対する刑罰は行われないことにした。また、7種類の野菜を入れた羹を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となった。日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着した。
○ 爪切りの日。
新年になって初めて爪を切る日。七種を浸した水に爪をつけ、柔かくして切ると、その年は風邪をひかないと言われている。
○ 千円札の日。
1950年のこの日、1946年の新円切替後初の千円紙幣が発行された。肖像画は聖徳太子であった。初の千円札は1945年8月に流通開始した日本武尊の肖像のものであったが新円切替により1946年に失効していた。聖徳太子の千円札は、1965年に伊藤博文の千円札が発行されるまで15年に渡り使用された。大坂・新町の扇屋の遊女・夕霧の1678(延宝6)年の忌日。
名妓として知られ、大坂中がその死を悼んだという。死後、夕霧と愛人・藤屋伊左衛門を主人公とする浄瑠璃・歌舞伎などが多く作られ「夕霧伊左衛門」または「夕霧」と総称された。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
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■※今日の俳句※■
書初やあたらしき墨匂ひだす
新谷ひろし
海の子の海の一字の筆始
野上飛雲
師に侍して吉書の墨をすりにけり
杉田久女
※ 書初→筆始・試筆・吉書。
新年に初めて書または絵を揮毫するために筆を取ること。またその書いたものをいう。大体二日に慶賀の句を選んで書初めにすることが多く、室内に張って祝ったりする。
学校教育の普及で、毛筆を使う機会の少ない現代でも広く行われている。
【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】
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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)1月7日(火)より転載】
■※わが友に贈る※■
広布と人生の勝利へ
いざ行動開始だ!
はつらつと若々しく
「今生人界の思出」を
綴る黄金の一年に!
1月7日
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■※名字の言※■
家族・親族の集まり、旧友との再会の席などが続き、そろそろ、あっさりした食が恋しくなるころ。年齢を重ねるにつれ、1月7日の朝に食べる「七草粥」の慣習にも、なるほど意味があると思えてくる
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お粥は見た目が簡素で、ごちそうとはいえないかもしれない。しかし、食べる人の体調を考える心配りと、ひと手間が効いた味わい深い料理だ。中国では、約6000年前から食されるという(あまつかじゅんこ著『あったかおかゆ』日東書院)
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穀物を軟らかく煮たお粥の類いは、世界各地で見られる。仏典にも、何年も続けた極端な苦行が無益だと知った釈尊が、スジャーターという乙女から乳粥を与えられ、気力と体力を回復。新しい悟りの道へ歩み始めた、と記されている
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お粥の優しさは、「かんで含める」という言葉を連想させる。親が食べ物をかんで軟らかくし、子の口に含ませるように、丁寧に言い聞かせるという意味である。私たち学会の世界でいえば、壮年や青年を慈愛の笑顔で包み、温かい言葉を絶やさない婦人部の存在と重なる
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掛け声や叱咤だけが先行すれば、逆に人の心は硬く、重くなる。温かく、丁寧に友と語り合えば、心は伸びやかになる。常に「励ましの滋養」を忘れまい。(申)
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