和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

すべては「一」から始まる《御書とともに・二》(18)     《御書とともに・二》        (18)

2014年01月10日 18時46分19秒 | 御書

    《御書とともに・二》

       (18)


【「聖教新聞」2014年(平成26年1月10日(金)より転載


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


   名誉会長が指針を贈る


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


   すべては「一」から始まる 


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


【御書】
  それ須弥山の始(はじめ)を尋ぬれば一塵なり・大海の初(はじめ)は一露なり・一を重ぬれば二となり・二を重ぬれば三・乃至十・百・千・万・億・阿僧祇の母は唯・一なるべし
(妙密上人御消息、1237頁)

【通解】
 そもそも、須弥山の始めを尋ねれば、一つの塵であり、大海の初めは一滴の露である。位置を重ねれば二となり、このようにして十・百・千・万・億・阿僧祇となっても、その生みの母はただ一なのである。

【同志への指針】
 壮大な世界広宣流布の新時代も、ひとりひとりの「一歩」から始まる。一家でも一人が信心に立ち上がれば、未入会の家族も皆、必ず妙法の光で包んでいける。
 地域にあっても、自分自身が、わが眷属の一粒種となって、そこから広宣流布が具体的に広がる。この「誉れの一人」として、きょうも地道にして偉大な一歩を踏み出そう

☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡

,








正義7/新・人間革命   

2014年01月10日 07時19分46秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)1月10日(金)より転載】


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


正義7(1/10)

 学会は、万人に「仏」を見る日蓮仏法の正義を叫び続けてきた。それは、戦時下での恒久平和への根源的な思想闘争であった。

 だが、軍部政府の弾圧の嵐が創価教育学会を襲い、会長・牧口常三郎、理事長・戸田城聖らが逮捕されると、迫害を恐れて、多くの退転者が出たのである。

 結局、不惜身命の決意で正法正義を守り抜いたのは、牧口と戸田の師弟だけであった。二人は、取り調べの場にあっても、堂々と仏法を語り説いていった。

 久遠の誓いに結ばれた二人の絆は、殉難のなかで金色の光彩を放ち、永遠なる創価の師弟の大道を照らし出していったのである。

 牧口と戸田の、この死身弘法の大精神が、未来永劫に脈動し続けていってこそ、創価学会の魂は受け継がれ、広宣流布の清流が、大河となって広がっていくのだ――そう山本伸一は痛感していた。

 精神の継承なき宗教は、儀式化、形骸化、権威化して魂を失い、衰退、滅亡していく。

 日蓮大聖人は「ただ心こそ大切なれ」(御書一一九二頁)と仰せである。人間の一念、精神にこそ、広布前進の原動力がある。

 ゆえに伸一は、諸会合などで、両会長の闘争と精神を訴え抜くとともに、末法広宣流布のうえで、二人が果たした甚深の意義についても、さまざまな角度から言及していった。そして、両会長の遺徳を宣揚するとともに、その精神と実践を伝え残し、継承していくために、全国の主要会館等に恩師記念室を設置するよう提案し、推進してきた。

 思えば、牧口、戸田の師弟が刻んできた学会の歩み自体が、「宗教のための人間」から、「人間のための宗教」の時代の幕を開く、宗教革命の歴史であった。

 日本の既成仏教は、長い間、政治権力に与してきた。特に江戸時代になると、寺請制度によって大きな力を得た。これは、人びとは各寺院の檀家となり、寺院は寺請証文を発給して、キリシタンなど幕府禁制の宗教や宗派の信徒ではないことを証明する制度であった。


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡



乗初/今日の俳句 ≪No. 1465≫  

2014年01月10日 04時31分26秒 | 今日の俳句


     ☆乗初/今日の俳句☆

彡------☆★☆*≪No. 1465≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)1月10日(金)


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡

■ 1月10日(金)。
○ 110番の日。
 警察庁が1985年12月に制定し、翌1986年から実施。
 全国の警察で、ダイヤル110番の有効・適切な利用を呼びかけるキャンペーンが行われる。
 110番はGHQの勧告で1948(昭和23)年10月1日に、東京等の8大都市で始められた。東京では最初から110番だったが、大阪・京都・神戸では1110番、名古屋では118番等地域によって番号が異なっており、全国で110番に統一されたのは1954(昭和29)年だった。
※ 118番の日 1月18日・119番の日 11月9日

○ 明太子の日。
 福岡の食品会社・ふくやが制定。
 1949(昭和24)年のこの日、前年のふくやの創業以来研究を重ねてきた「明太子」を初めて店頭に並べ、福岡名産「からし明太子」が誕生した。
 明太子は助宗鱈(介党鱈)の卵(鱈子)の塩辛で、元々は朝鮮半島に伝わる家庭の惣菜だった。これを日本人の口に合うように味附けして、からし明太子が作り上げられた。

○ かんぴょうの日。
 栃木県が制定。干瓢の「干」の字を分解すると「一」と「十」になることから。

○ さんま寿司の日。
 三重県熊野市のさんま寿司保存会が2004年に制定。熊野市の産田神社でこの日に行われる例祭の後の直会で、熊野灘沿岸の郷土食「さんま寿司」の原形とされる寿司が出されることから。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


  ■※今日の俳句※■


  乗初の船宮島へつかの間に
         皆川盤水


  初電車嬰児誰れにも手を伸べて
         河野南畦


  湖に沿ひ夜明けとなりし初電車
         井上摂子


※ 乗初→初乗・初電車・初車・船乗初・初飛行。
 新年になって初めて電車・自動車・船・飛行機などの乗り物に乗ることをいう。雪国では、橇に乗ることを橇乗初め、また、漁師や船運搬業者などが初めて船に乗ることを、船乗初め、舟初め、乗出し・初沖などという。新年初めて飛行機に乗ることを初飛行というが、元旦に飛んでいる飛行機のことをいう。

【「合本・俳句歳時記/第三版」(角川書店)より転載】


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)1月10日(金)より転載】


    ■※わが友に贈る※■

 受験生、頑張れ!
 ベストを尽くせるよう
 皆が祈っている。
 歓喜と栄光の春へ
 一日一日を自身に勝て!

        1月10日


☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡


    ■※名字の言※■


 「これを見てほしい」。壮年が地面を指さした。案内してもらった場所は横断歩道。その両端に2センチほどの段差があるが、一部が滑らかな傾斜になっている



車いすのタイヤが通るための道だった。歩くには、ほとんど気にならない段差も、車いすだと難渋する。傾斜は「段差で転倒がないように」と壮年が行政に訴え、実現したものだった。「息子がいるから気づけました」と、壮年はほほ笑んだ



子息は交通事故に遭い、車いす生活を送る。事故当時、近くにいた父は、自分を責め、悲嘆に暮れた。立ち上がれたのは、唱題と、家族のような同志の励ましの中で心に無限の希望を創り出す信仰の力を実感したからだった。過去を悔いることをやめ、現実と向き合い、今は、親子で命の大切さを訴える講演も行う



「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない」(内藤濯訳)。有名な『星の王子さま』の一節を思い出す。同じものを見て、同じ事実に遭遇しても、見る人の心によって、見える“風景”は違ってくる。“心の眼”を養い、人に同苦する力、絶望の中にも明日への希望を見いだす力を培うために、信仰はある



「ただ心こそ大切なれ」(御書1192ページ)。これほど明快で、これほど深い意味を持つ言葉もない。(将)



☆彡------☆★☆*─────------☆★☆*☆彡------☆☆彡