染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

イジメと遊びの境界は?

2009年05月26日 05時53分48秒 | Weblog
ほのかんが腕に傷を付けて帰ってきました。
「どうしたの?」ほのかんは答えません。
迎えに行った相方によると、「Rちゃんにブロックで叩かれたと、先生に言われたんだけど、周りの皆もやめなっていってもやめてくれなかったらしい。ほのかんはやめてって言わなかったらしいけど、言ったよねえ」
本人に少し聞くと、どうもその件については口をつぐんでしまうので、多分言えなかったのではないかと思います。
ほのかんは、してはいけないことをされると、戸惑うのか何も言えなくなることがあります。

自分と違った意識を持つ人とのかかわり方を教える場がないのが現実です。
園での学習絵本や、ベネッセのしまじろうなどでも、全ての子供が性善説で、成り立っています。
悪い言葉やイジメなどをした子に、話せば伝わり、意識改革が簡単にできるようですが、そういった道徳観や善意を持っていればいいのですが、それのない子供もいます。
しまじろうなどは友達を大切に仲良くしなくてはならないと、言いますが、全ての子供が同じ道徳観を持っていることが前提であります。現実はそんなことはありません。
そういった子供とどう付き合ったら良いか誰も教えてくれません。
大人であれば距離を置くこともできるのですが、この田舎では最低でも、小学校6年間は同じクラスです。
問題行動をとる子供は1人ではありませんので、これから心配です。田舎暮らしの困ったところは友人を選べないことです。

誰とでも仲良くしなくてはならないと、教えているから問題が起こります。
特にほのかんは皆と仲良くしようとして、自分勝手な行動を抑制している傾向があります。
保育園ではそのような行動をする子供の方が少なく、割りと思いつきや衝動で動く子供が多いようです。

ほのかんは保育園で楽しくないことがあると、家ではとてもハイテンションで、嫌なことを忘れようとしているようです。昨日は特にひどくて、とても痛々しいのですが、彼女なりに忘れようとしている感じがします。
相方が思っているほど簡単な内容では無いようです。
「結構いっぱいあるね、痛くない」と聞くと、
「もう痛くない、Rちゃんが注射よ~とかいって、ブロックで挟んだの」
「やめてっていうんだよ」
「う~ん」
といって黙ってしまいました。
Rちゃんにとっては遊びの延長でしょうが、やり過ぎです。園でも浮いた存在だそうです。
もう少し色々なことが解ってくれば、そんなことするのは友達じゃない、もう遊んでやるな、と言ってやるとこなんですが、まあそういうわけにも行きません。

「保育園楽しい?』と聞きましたら、
「あんまり。家の方が楽しい」
まあそうだろうね。今日成人学級があるんだけど、保育園行かないと行っても止める手だては僕にはありません。
会場に連れていってもいいかと思っています。ななさんは熱が出ているので病院に行く予定です。相方はほのかんを保育園に無理にでも連れて行こうとするだろうけど、無駄だと思う。
本人が行きたいと言えば行っても良いけど、今回に関しては僕は無理には行かせたくありません。



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3 コメント

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大変でしたね (そんちゃん)
2009-05-30 10:41:00
ほのちゃん、かわいそうに、まわりも心を痛めてしまいましたね。子供って本当に、目が離せませんよね。佳冬の同級生ですが、年少の時に園でブロックをわざと手の上に落されて、骨折したお友達がいました。乱暴な子って、いるんですよ。時主も頭が血だらけになった事があり、家族で謝りに来られた事もありました。自分の身を自分でしっかり守れるようになるまでは、ある程度の親のサポートが必要ですね。
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以外とすっきり (豆工房)
2009-05-31 07:45:52
以外とすっきりとした感じで翌日は園に行きました。
あまり友達には良い感じがしないようですが、くっついてくるので、仕方なく一緒にいるようです。
心配な話ですが、過激なことはいつものことのようです。
しかしながら、家を出ると目が届きませんので、園で何かあってももう少し本人も頑張ってもらいたいものです。
しっかりと自分の意思を表現してもらいたいと思います。遠慮しなくても良いんですが、こればかりは何ともなりませんかね。
家での性格はこちらのおばあちゃんに似ていますが、外では相方に似ていると思います。
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Unknown (そんちゃん)
2009-06-02 10:29:59
うちの佳の方は、意思表示が苦手で、やらないけど、たまには、やられるタイプでしたので、自分が嫌な事をされたら、大きな声で「やめて」と言う練習をさせたり、自分で先生に言えるように、言い方までアドバイス&練習しましたよ。普段から「自分の体と心は自分で守れ!」とよく言いますが決してつき放すのではなく、何パターンかを想定し、守り方の方法を教えてあげるんです。作戦会議です。子供は突然の災難に胸がいっぱいになってしまうと固まってしまいますよね。対処法を知らないからで、そういう経験も勉強だと思いますよ。あと、困ったちゃんタイプの子供って、親も含めてナメていたりするんですよ。この子の親なら、多少やっても黙っている、とか。普段から、見かけたら声をかけるようにし、こちらの印象をアピールしておき、自分は見られてると気づかせたり、気軽に声をかけられるくらいになったら、本人に堂々とキッパリ注意してみるのも効果あり。親もできる事がたくさんあるのですから、頑張って
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