染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

くらしと染織 

2017年11月30日 10時55分53秒 | 工房豆
染織工房豆収蔵作品展 くらしと染織 

2017年12月9日(土)〜24日(日)9時から17時
火曜休館 最終日16時まで

富士宮市富士山環境交流プラザ
静岡県富士宮市粟倉1618−9
t/f 0544−59−0050

キリムや絨毯が中心となりますが、インドネシアやタイなどの布や民具から、触発された作品なども展示します。
紋様や時代性などからみる布ではなく、誰かが何処かで使っていた生活感のある道具は、
人の想いや知識、知恵の宝庫であり、文化であると考えます。

ご高覧頂ければ幸いです。





と、いうのが事実であり、間違いは無いんですが、建前なんですね。

僕の集めている布は基本的に技法や素材が特別であったりする物が多いです。紋様とかばかりにとらわれていると、その本質は見えません。
素材や技法はその土地で採れるものを使うことで、その土地の独自性がうまれます。
人にあげるとか、献上するとかでは無く、自分が使う物だから、特別なものではありません。ただ、思いや手数が入る事で、その土地でなくてはならないものが生まれます。無い物ねだりではなく、ある物で作るから、他には無いものができる。そういうものが民具であると思います。

ですからね、失礼なものの言い方ですけれど、
表面的な見方をする方は、販売店に行かれたほうが良いと思います。紹介しますんで。
これはどんな素材で、どうやって作ったとか、このとき何考えたとか、生活における機知を知る事により、その奧の人間を探ってほしいなと思っています。
西洋や北欧で扱われているオリエンタルなイメージで来られると、曲がってるとか壊れてるとか僕にとって意味のないことに囚われて、本質はまったく見えません。
その土地だからできた、民具としての布、人の生き様を見に来て欲しいんですね。


今、アフガニスタンは内戦が30年も続いて文化も何も有りません。
アフガニスタンのバルーチという地域の方の布を多く持っておりますが、いつか良い時代がきたら、そっくりお返ししたいなと思っています。

因みに違いのわかる漢(ネコ)寅次郎は会場におりません。
https://www.instagram.com/e_kazuho/ 

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