染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

甲虫

2007年08月28日 06時53分55秒 | Weblog
甲虫(こうちゅう)を捕っています。
かぶとむしが多いのですが、ノコギリクワガタやミヤマクワガタ等も時々見かけます。
現役世代の頃は、かぶとは赤カブ、ノコギリクワガタはツノ坂、ミヤマはハコしょいと言っていました。
カブトムシは赤味を帯びたものと、黒いものがいて、我々の中では赤いものが珍重されました。
ノコギリクワガタは大型のものははさみが坂道のようになりますし、ミヤマは頭に箱を付けています。
全て見た目で、愛称がつけられています。これは全国的なものなのかはよく知りません。
ですから、ノコギリクワガタの小型のものは、はさみが坂になっていないので、別物だと思っていました。
東京で暮らしていた頃、色々な地方の友人にきいてみましたが、子供の頃に虫をとった経験がある人も以外と少なかったです。僕のようにずっと好きな者も少ない様です。大人になってから好きになる人もいる様です。

我が家でも子供がいるので、それらのメジャーな甲虫が多いのですが、個人としては、カナブンやゾウムシが好きです。カメムシも好きです。
カメムシの死骸を集めていて、気持ち悪がれたこともありました。標本と言ってほしいですね。
それぞれ皆美しい色彩と、独創的な形態を持ち合わせていて、その種類の多さにも関わらず、象徴的な形態を守っています。それらを種類分別することはとても面白いことだと思っています。ちゃんと時間が取れるようになったら、やりたいですねえ。
以前いた染織工場で、餅米等も作っていて、その中に虫がわいたので、虫取りをしました。
虫っていうのは勿論ゾウムシであります。彼らは器用にその体の特徴を生かし、米粒の中身だけを食べます。薄皮一枚のこして。
ですから、見た目には米は減っていません。薄くなっていますが、粒料は変わらずに重量だけ変化していました。
これはすばらしい。職人技だと、感心して眺めていたことを覚えています。

子供が捕まえた甲虫は産卵後死に絶えますが、その土を家の腐葉土に撒きます。来年また出てくるでしょう。
死にそうな虫を子供が何とかしろと泣きついて来た時には困りましたが、また来年くるよと言って聞かせています。
子供は虫や動物を全く恐れないので、困ってしまいますが、まさにカエルの子はカエルであります。女の子ですけど。


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