年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

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東京メトロ銀座線日本橋駅:「ちょもらんま酒場」   品数豊富な美味しい餃子が楽しい中華居酒屋で夜ごはん

2013-08-17 22:37:56 | 関東
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餃子を武器にした中華居酒屋を展開したいと言うクライアントさまに同行し業態視察のお仕事であります
飽和していると言われる飲食店に於いて必要なことは自店のウリを明確にすることでありまして、そのウリモノが他店とどのように差別化できているのかと言うことが繁盛のポイントであるのです
中華料理店に於いては、担々麺や麻婆豆腐など辛い料理に特化している食事系のお店や、餃子に特化している居酒屋系のお店が多いようですね
そしてこの差別化が出来ていないところは食べ放題へと向かっているようですが、これでは将来が心配ですね



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神田から水道橋辺りに餃子をウリにしているお店が点在するってことで神保町駅で待ち合わせをして、それらのお店のメニュー構成や価格帯、お店造りなどを勉強したあと、東京駅へと移動をいたしまして…
多分、このように何かの商品を特化させることで繁盛店を作ることに関しては一番優れているのではと思われるのは「際コーポレーション」さんではないかと言うことで、そのお店を訪ねることにいたします


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「ちょもらんま酒場」
東京駅の八重洲口から日本橋にかけてにある物販店メインの地下街ではありますが、日本橋辺りでお勤めの方々が東京駅へと向かう途中に立ち寄ることが多いお店でありまして、餃子をウリモノとしている居酒屋であります
餃子をメインにいくつかの簡単なおつまみをいただきながら飲むのも良し、代表的な中華料理をメインに飲むのも良し、さらには麺料理やチャーハンでお腹を満たすのも良しと使い勝手が良いお店でありますね


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ウリモノとする料理は1アイテムだけではダメで、その商品にバリエーションが必要なのでありまして…
こちらの餃子はノーマルな餃子のほか、大餃子や水餃子などのバリエーションが揃えられていまして、サッパリといただける野菜中心の餃子から、お肉をたっぷりと使った大餃子やトゥルントゥルンとした食感が楽しい水餃子とそれにかけられた担々辣ソースの辛味と、いろんな餃子を楽しむことが出来るのであります

そして〆に選んだのは、夏の季節限定であろう涼麺から“黒ゴマ冷やし担々麺”をチョイス
汁無し担々麺のような形相ではありますが、麻辣の辛味では無く、甜麺醤が使われているためにジャージャン麺といった風味に仕上げられていまして、かなりのお気に入り


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そしてもうひと品“鶏ゆず冷麺”なる商品をいただいたのですが、鶏脂のコクと柚子のサッパリとして風味が素晴らしく調和している商品でありまして…
メニュー数としては少な目でありますが、その商品のレベルがしっかりとしていますから、何をいただいても満足できるものばかりですね



とは言え、気になるのはその商品の盛り付けや形がメニューと大きく異なることでありまして…
大餃子はバナナのような形の写真であるのに対して提供されたものは饅頭のような丸いモノだし、冷やし担々麺や鶏ゆず冷麺だって別モノなのであります
商品開発の際には見た目にも美味しくってことで作られるのでしょうが、実際の営業となるとそこにかかる手間が問題になるのでしょうかね
味は同じであるとしても、これではダメだと思うのですが…



【ちょもらんま酒場】
東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 八重洲地下1番通り
03-3517-5652

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