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年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『吉屋うどん』 昆布と鯖節、いりこなどでとられたお出汁は旨味だけでなく香りもすばらしい

2019-03-17 22:28:31 | 九州・沖縄
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ラーメンだけではなくうどん文化もある福岡
強いコシがある讃岐とは異なり、ムチっとした伸びがあるのが特徴でありまして…
お昼どきだけでなく、飲んだ後のシメににもうどんを食す方も多いことから24時間営業のうどん店があるほどに生活に密着しているのであります



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ということで、ラーメン店に勝るとも劣らないほどうどん店がありますし、一説ではうどん発祥の地だとのことでありまして…
そんな中でも一際おいしいお店が久留米にあるからと誘われお邪魔してみることにいたします
20台が停められるか否かというほどの小いさな駐車場は満車であるにもかかわらず次から次へと車が入って来ますし、暖簾を潜った先には席待ちのお客さまが溜まっていたのであります


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10分ほどで席をいただき、お願いした商品はちくわ天うどんとかしわのおにぎり
もっともシンプルな〝かけうどん〟は210円で提供されていますし、おにぎりは入り口近くに置かれた作り置きされたものをセルフでいただくとのことから安いだけがウリになっているでないかと心配になったのでありますが…
続々とお客さまが来ることから揚げたてであったちくわ天は熱々でおいしいものでありますし、太めのうどんは期待を裏切らない伸びがあるものであります
これだけでも十分にお値段以上の満足感があるのですが、お出汁をひと口いただきますと思わず「旨っ」と心の声が漏れそうなほどでありまして…
昆布と鯖節、いりこなどでとられたお出汁は旨味だけでなく香りもすばらしく、人気店であることも頷けます



【吉屋うどん】
福岡県久留米市荒木町藤田1117-1
0942-26-0284




『Big Boy』 フェアで提供されるリブアイは程よい歯応えと脂の甘味を楽しむことができました

2019-03-16 22:10:44 | 九州・沖縄
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『Big Boy』というステーキ&ハンバーグを提供するチェーン店で、塊肉を手切りでカットする〝極厚サーロインステーキフェア〟が行われていると耳にしてお邪魔してみたいと思いながらも生活圏にお店が無いことから諦めていたのでありますが…



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出張でやってきた久留米にそのお店があることがわかりましたので、早速お邪魔させていただくことにいたします
津福バイパスと上津バイパスとが交わる交差点でありまして…
同じ敷地内には『温野菜』や『スターバックス』がありますし、近くには『いきなりステーキ』や『あさくま』などステーキ店があったりと多くのチェーン店が並ぶ激戦区であることからか、土曜日のお昼ではありましたが待つことなく席をいただくことができました
サービスは定型はきちんとしているものの笑顔はなく淡々と…
そこに何かの期待をしていたわけではありませんが、少しテンションが下がってしまいます



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残念なことに目的としたフェアは先月末に終了してしまったとのことでありまして…
一昨日にスタートした〝熟成アンガスリブアイステーキフェア〟から、もっともノーマルな「アンガスリブアイステーキ」を300gでいただくことといたします
鉄板はよくある熱々に焼かれたものではなくステーキが冷めないほどに温められたものであることからソースが跳ねる心配もなくいただくことができますね
15mmほどの厚みであるステーキはミディアムほどに焼かれていますのでペレットを使う必要もなく…
程よい歯ごたえでいただくことができました


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そして〝焼きカマンベールフェア〟というものが同時開催されていましたので「焼きカマンベールのチーズ大俵ハンバーグ」をいただいてみます
レアに焼かれた俵状のハンバーグはワゴンに乗せて提供されまして…
目の前で半分に切り開いていただき、切り口を熱々に焼かれた鉄板に伏せて提供されます
専用のコンロも添えられますので、自分好みに焼き上げることができますね
そこにとろりととろけたカマンベールを乗せていただき、周りの焼けてところをそのままいただきますと芳ばしさとコクを楽しむことができおいしくいただきました



【Big Boy】
福岡県久留米市野伏間1-7-33
0942-51-3345



『博多酒魚家 なか尾』 夜の西中洲 隠れ家的な雰囲気がステキなお店でいただく「あら刺」

2019-02-18 23:45:46 | 九州・沖縄
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夜は会食
旅館系の仕事が入るかもと言うことで、女将や仲居さんの教育に長けたコンサルさんとの打ち合わせを兼ねて…



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選んだお店は西中洲の裏道にある『なか尾』
車が通ることもない細い路地に、大きな看板を出すこともなく…
隠れ家のような佇まいから醸し出す雰囲気は一見では入りづらいような気すらしたのですが、予約もなしに伺ったにもかかわらず「2階のお席はいっぱいですが、カウンターの席でよろしければ…」と気持ちよい対応で迎えてくださいます
入り口に最も近い場所であったために扉が開くたびに冷たい風が入ってくる席ではありましたが、厚さが10mm以上はある一枚板で設えられたカウンターはゆったりしていて座り心地もよいものであります


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お通しとして提供されたのは〝ヒラスの麹漬け〟〝サバの昆布締め〟〝新ごぼうムース〟の3種でありまして…
それぞれがふた口ちょっとでいただけるほどではありますが、一品としても満足できるクォリティーであることから、これからいただくお料理への期待が膨らむものでありました


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先ずは「糸島野菜ピクルス」
大した期待をすることもなくつなぎのつもりでいただいたものであったのですが、おしゃれなガラス容器での提供にセンスを感じることができますし、際立つ甘酢のおいしさと野菜のシャキッとした歯ざわりに箸が止まらなくなりそうであります


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そしてお刺身をいただきましょうと「長崎産あら刺」と「地あじのたたき」
あら刺はこちらのお店に決めたきっかけになった商品であり、今日イチバンの目的とするものであります
〝クエ〟とも呼ばれる高級魚でありまして、淡白な白身ではありながらも、身に脂がたっぷり乗っていることから濃厚な味わいが楽しめる魚なのでありまして…
サッと湯引きされているのは、きっと脂が乗りすぎていたからなのでありましょう



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お野菜は「大しいたけ焼」と「べい茄子肉味噌」
それに「博多がめ煮」であります
身が厚い大分産の椎茸と山芋が香ばしく焼いただけのシンプルなものなのですが、新鮮であろうものであるために旨みを含んだみずみずしさがあるので…
切り離された軸も捨てられることなく、きちんと焼かれて脇に添えれています
素揚げされたべい茄子に掛けられる肉味噌は麦麹の豊かな香りを楽しめるものでありましたし、郷土料理であるがめ煮も甘みがある醤油でしっかりと煮付けられていて…
居酒屋料理というよりも割烹料理かと思えるほどのものでありました


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〆に「明太子茶碗蒸し」と「五島サバ棒寿司」をいただいたのですが…
その棒寿司にはバッテラなどに使われる白板昆布ではなく、真っ黒く分厚い煮昆布で巻かれているではないですか
その初めて見るビジュアルには驚かされましたが、柔らかく煮込まれていて食感を邪魔することがないのです
そして…
甘みがある九州のお醤油でいただくことで一層のおいしさを味わうことができました



【博多酒魚家 なか尾】
福岡県福岡市中央区西中洲3-2
092-732-3142



『元祖辛麺屋 桝元』 延岡市発祥の辛麺屋 宮崎を皮切りに九州圏内だけでなく関西にも拡がってます

2019-02-18 16:44:45 | 九州・沖縄
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延岡市発祥の『辛麺屋 桝元』
10年ほど前に宮崎市内でいただき虜になってしまったお店が福岡にも出店していることを思い出し、大名のお店を訪ねたのですが運が悪いことに月曜日が定休日であるそうで…



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それでどこでお昼をいただこうかと検索をしていますと、ほど近いところに天神南店があることがわかり移動してみると…
国体通り添いにある大砲ラーメンの角を入った先に類似店を見つけることができたのだけど、桝元の看板を見つけることはできずにキョロキョロしていると細い通路の先に小さな看板を発見
その通路を奥へ奥へと進んだところでようやくお店を見つけることができましたが、まさかこんなところにあろうとは誰も思わないでしょうね


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いただくのは「元祖辛麺」
0辛から25辛までの辛さが選べると言うのだけど、一体それがどの程度の辛さなのか想像もできず…
真ん中ほどの10辛にしようかとも思ったのですが、そこでちょっとビビリな一面が出て、そのまた半分ほどの6辛でいただくこととし、麺はこんにゃく麺をチョイスいたします
いざいただいてみますと、6辛は意外にも平気で啜ることができ拍子抜けで、ビビらずに10辛でいくべきだったと反省
残念だったのは、スープの量に対して溶き卵の量が少なかったこと
ニラとともに追加トッピングするべきでしたかね



【元祖辛麺屋 桝元】
福岡県福岡市中央区今泉1-13-31 プロスペリタ今泉テラス1F
092-734-2228



『中華麺達 旬風』 担々麺だけじゃない 本格四川麻婆豆腐がいただける中華料理店

2019-02-17 22:24:06 | 九州・沖縄
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日曜日のお昼、何を食べようかと悩んでいると…
担々麺がおいしいと評判のお店があるから行ってみないかとの誘いがあって筑後市へと出掛けます



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お邪魔させていただいたのは『中華麺達 旬風』ってお店
ラーメン屋さんで提供される担々麺ということで、大した期待はしていなかったのですが…
お昼どきってこともあってか、20人ほどのお客さまが席が空くのを待っている光景にびっくり
久留米にある担々麺を看板料理とする『天風』という中華料理店で修行された方が独立されたお店だと聞き、それも納得であります


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メニューを眺めますと…
前菜にはじまり、スープや点心、海老チリや酢豚などポピュラーな一品料理などが勢いある手書きで文字で書かれれいるではないですか
それがあまりにも自信に満ち溢れているように感じましたので、点心から「四川風ゴマだれ水餃子」と「カニ肉入り焼売」をいただきます
この水餃子
お店で握っているかと思われるほどに餡がジューシーでありますし、厚めの皮はもっちりとしていて…
四川風と言うには〝辣〟の辛みが足りないように思えましたが、実に満足な一品でありました


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一品料理から「激辛四川麻婆豆腐」をいただきますと…
シビレの〝麻〟と辛みの〝辣〟が実に良いバランスなのでありますし、豆腐にもしっかりと味がしみた〝ホンモノ〟
しっかりとした歯ごたえを感じるほどのミンチは噛むほどに旨味が感じられるものであり、たちまちファンになってしまいました


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そして担々麺
白ゴマが使われる「赤担々麺」と黒ゴマの「黒担々麺」と2種が用意されていまして、それぞれに7段階の辛さを選ぶことができるとのことで…
ノーマルな辛さの黒担々麺と赤担々麺を激辛でいただき、赤担々麺はミニチャーハンとのセットでお願いいたします
正直なところもっとたっぷりと芝麻醤を使っていただいたコクと甘みを楽しめる担々麺が好みなのでありますが、ゴマの香りが効いたスッキリとした担々麺もまた悪くないですね




お昼の営業が終わる14:00近くになっても待ち客が途絶えることなく…
リーズナブルに本格中華がいただけるお店として人気があるのだと確信いたします



【中華麺達 旬風】
福岡県筑後市熊野92-2
0942-52-0088




『由布まぶし 心』 豊後牛のやわらかさとタレの風味がおいしい由布まぶし

2019-02-16 19:21:37 | 九州・沖縄
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今では別府を超えるほどの人気温泉地となった湯布院でありまして…
決して交通の便が良いとは言い難い所に、どれほどの観光客が入りのかと探ってみることにいたします
観光の中心となっているのは〝湯の坪通り〟と称される一角であるようで、点在する美術館のほか、フクロウと触れ合うことができたり、古き良き時代昭和へとタイムスリップすることができたりと魅力は温泉だけではないようですね
そして1番の楽しみは食べ歩きでありまして、有名な金賞コロッケや大分名物のとり天とスイーツ
湯布院にしかないスイーツ店が多くあることから女子には外せないスポットなのでありましょう



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そんなファストフードだけでなく、名宿が手掛けるお店や出身である方が営むお店など地元で愛される行列店や老舗店など、湯布院に来なければ味わえないグルメもありまして…
お邪魔したのは『由布まぶし 心』
12:00少し前に伺ってみますと想像だにしなかった行列ができていまして、その列に並ぶこと90分
ようやく席をいただくことができました
外からは40席も無さそうな小さなお店に思えていたのですが、客席の中央に小上がり席、そしてしれを囲うようにテーブル席と60席ほどを有しているようですね


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提供される〝由布まぶし〟は豊後牛・地鶏・鰻の3種類
それぞれに前菜と漬け物、薬味、赤だし汁が付いていまして、一番人気は大分のブランド牛を味わえる「豊後牛まぶし」であるとのことですから「地鶏まぶし」とともにいただきシェアすることにいたします
前菜として、胡麻豆腐に筍、切り干し大根、オクラ、など9種が盛られたひと皿が提供されまして、地元野菜が使われているとのことでもありますし、筍の敷かれる木苺やカレー味の里芋などユニークな発想にも驚かされます
2人分が一緒に盛られることでの豪華さも良い感じであります


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続いてメインの由布まぶし
土鍋で炊き上げられたご飯を隠すように敷き詰められた豊後牛のサーロインと地鶏
それぞれに異なるタレがしっかりと掛けられていますが、お好みでいただくことができるようにと柚子やわさびなど色んな薬味が用意されることもうれしいですね
まずはご飯とタレ、そして具材とが混ざるように全体をまぶして…
一膳目はそのまま
二膳目にはお好みの薬味を添えて
そして〆には出汁を注いでお茶漬け風に…
ミディアムレアほどに焼かれたサーロインはとっても柔らかくいただくことができますし、その脂身の甘みを楽しむことができます
また地鶏には苦手である肝も入っていましたが、嫌な臭みを感じることもなくいただける満足な逸品でありました
添えられる漬物もおいしくいただくことができました



ホールを仕切る女性のテキパキとした的確な動き
そして早口になりがちな忙しさの中でありながらも、お客さまとの丁寧な対応の素晴らしさもあって、おいしく楽しい時間を過ごすことができました



【由布まぶし 心】
大分県由布市湯布院町川上1492-1
0977-85-7880



『博多鉄板焼肉 まんぷく亭』 ご飯が無限にいただけそうになるにんにくダレのおいしさ

2019-02-15 19:08:55 | 九州・沖縄
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雪が舞う羽田空港を飛び立ち福岡へ
空港から天神へと向かう地下鉄を途中下車して、古き良き時代を残す川端通りを歩きながらお昼をいただくお店を探すことにいたします



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ラーメン屋さんから漂うとんこつスープの香りに足を止めますと…
いつの頃からか博多のB級グルメとして定着した
〝博多鉄板焼肉〟と書かれた『まんぷく亭』を発見
『びっくり亭』と人気を2分しているお店であるようで、洒落っ気ひとつない無機質な客席には14:00近い時間でありながらも営業マンらしいお客さまがいらっしゃいます


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提供される商品は「鉄板焼肉」のみであることから、注文は1人前 1.5人前 2人前とあるボリュームとご飯のサイズを告げるだけであります
で、ワタシは「1.5の並」をいただくことにいたします
ザク切りされたたっぷりなキャベツに細かくカットされたステーキ肉が熱々な鉄板で提供されるのですが、その置き方は片方に箸置きのようなものが置くことで傾けられているのであります
溜まったタレをたっぷりとキャベツに付けてご飯でバウンドさせながらいただいていますと、にんにく醤油の風味でご飯を永遠に食べ続けることができるような気になります
にんにくがしつこく感じられるようになったらタレから引き上げることでキャベツの甘みが活きた優しい味わいでいただけますね



初めていただいた感想として…
かなりにんにくが香りますので、商談の前には控えること
そして「1人前 大盛り」と注文すべし
であります



【博多鉄板焼肉 まんぷく亭】
福岡県福岡市博多区上川端通10-251
092-262-5430



『うなぎの末よし』 創業から80余年 地元の方にも愛される老舗鰻屋さんでいただく大隅の鰻

2019-01-29 22:52:54 | 九州・沖縄
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東京へ戻る前に鹿児島らしいお昼をいただこうと思うのですが…
黒豚しゃぶしゃぶをひとりでいただくのも寂しいと、何をいただこうかと考えていますと、鹿児島は養殖うなぎの生産量が国内一位としで知られる町であることを思い出します



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ならばと、そんな地元産のうなぎがいただけるという『うなぎの末よし』を訪ねます
鹿児島県随一の繁華街と言われる天文館で創業して80余年
観光のお客さまだけでなく地元の方にも支持される老舗店でありまして、お邪魔した11:00過ぎには店内のお客さまだけでなくお弁当を買いに来られる方も絶えませんね


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提供される商品は「うな重」と「うな丼」それに「蒲焼き」でありまして…
それぞれにうなぎのボリュームが異なる松・竹・梅と用意されるほか、一品料理として白焼、肝串焼などがあるだけのシンプルなもの
となれば、迷うことなくうな重の松をいただきます
うな重は2段のお重で提供され、上段にはうなぎの蒲焼き、そして下段にはご飯と分けられていて…
これまでこんなスタイルで提供されるうな重と出会ったことが無かったのですが、鹿児島では一般的であるようですね
使われるうなぎは大隅半島産
志布志湾で採捕されたシラスウナギをシラス台地で濾過された地下水で育てているらしく全く臭みを感じることが無く、そのふっくらとした身の柔らかさは見事なもの
そんな上質な鰻を更においしく仕上げるのが創業から継ぎ足されれているという甘すぎることの無いタレと、備長炭で焼き上げられることでの芳ばしい香りなのでありまして、程よい硬さに炊かれたご飯に合わないはずがありません
そして味噌汁
ここでは肝吸いではなく味噌汁なんだと思いながらいただいていますと…
なんとのその中には肝が入っているではないですか
肝味噌汁なんて初めていただきました



おいしい鰻
そして気持ちが良い接客
また鹿児島へ出張することがありましたら、またお邪魔させていただきたいお店であります



【うなぎの末よし】
鹿児島県鹿児島市東千石町14-10
099-222-1525


『とんかつ川久』 1961年創業 精肉店直営のとんかつ屋さんでいただく30mmほどの厚みがある「上黒豚ロースカツ」

2019-01-28 22:41:20 | 九州・沖縄
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新幹線が鹿児島中央駅に着いたのは11:29
せっかく鹿児島へ来たのだからと、おいしい黒豚とんかつをいただくべく、急ぎ『とんかつ川久』へと向かいます
今日の鹿児島は16℃ほどだそうで、コートは羽織ることなく小脇に持って…



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歩いて5分ほどではありますが、11:30にオープンしたばかりのお店は既に満席に近い状況でありまして…
相席ではありますが、なんとか待つことなく席をいただくことができました
開店時間を狙ってくる方の大半は観光客であるようですが、お店を後にした12:00過ぎには近隣のビジネスパーソンたちがお店の外に列を作られています


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普通の〝かつ〟の2倍ほどあるとのことで、揚げ時間に20分ほど掛かるとのことではありますが…
予定までの時間にも余裕があることから「上黒豚ロースカツ」をいただくことといたします
厨房前に掛けられた暖簾に〝肉は厚く、衣は薄く〟と書かれている通り、30mm以上あろうかと思われるお肉は薄ピンク色を残すほどに揚げられていて…
その身の柔らかさと噛みしめることで滲み出る肉汁を余すことなく楽しむことができるのであります
ソースは濃厚でありますが、さっぱりとしたものが好みである方には〝ゆず味噌〟〝醤油ダレ〟と言ったものも用意されていますので、お塩やソースだけでなく色んな味わいを楽しむことができることも楽しいですね



【とんかつ川久】
鹿児島県鹿児島市中央町21-13
099-255-5414



『チャイナ梅の花』 ゆったりとした空間でいただく中華料理はやさしいお味でありました

2019-01-27 22:17:05 | 九州・沖縄
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日曜日のお昼
おいしいお魚料理提供してくれるお店があるからと久留米へと出かけたのですが、お昼の営業は予約のお客さまでいっぱいだとのことで…


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それで、豆腐料理を提供するチェーン店『梅の花』が手がける中華料理のお店へと移動いたします
個室をメインとしたお店ではありますが、予約をすることなく飛び込んだワタシは広間のテーブル席へと案内されましたが、ゆったりとした空間や小さくはありますがお庭を眺めることができる、落ち着いた雰囲気が素敵であります


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そんなん空間でもありますので、アラカルトではなくコースでいただこうと…
土鍋麻婆豆腐をメインとし海老チリなどポピュラーなお料理がいただける「笹百合コース」をいただくことといたします
前菜2種として提供されたのは、コリコリとした歯ざわりがおいしいクラゲとトロッと煮込まれたチャーシューでありまして、器づかいも素敵なものでありました


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優しい味わいの卵スープとサクッと揚がった春巻きと大根もち
そして蒸籠で蒸された海老シウマイと豆腐シウマイ
豆腐料理をメインとする会社らしくスープには生湯葉が入っていますし、豆腐シウマイもおいしくいただけます


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熱々に焼かれた土鍋で提供される土鍋麻婆豆腐
お豆腐のおいしさを引き立てるためかトロミに優しい味わいを感じるものでありまして…
四川風のような辛みや痺れを感じるものではありませんので、どなたでもおいしくいただくことができますね


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プリっぷりの海老がゴロゴロとした海老チリに入っているのは生麩でありまして…
豆腐料理屋さんらしいアレンジにユニークさを感じていたのですが、いざいただいてみますとチリソースとの相性が良いものでありました


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サイコロ状にカットされた豚肉をカリッと揚げて…
そんな酢豚が一般的であるのですが、こちらでいただく「まきまき酢豚」は薄くスライスされた豚バラをくるくるっと巻いたものでありますので、ジューシーであるだけでなく、柔らかく食べやすいことから年配の方でもおいしくいただけそうです


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食事はチャーハンかラーメンのいずれかを選ぶことができるとのことですし、2人が異なるものをチョイスしても構わないとのことで…
流石にこれだけの量のチャーハンを炒めることは難しいのでしょう
作り置きされたと思われるチャーハンはイマイチでありましたが、ラーメンのスープは実においしく、ミネラル豊富なお塩の旨みを楽しむことができました


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デザートの杏仁豆腐
これがなかなか秀逸なものでありまして…
これまでいただいたものとは異なるもちもちな舌ざわりにハマってしまう人も多いのだそうで、一緒にお邪魔した食いしん坊もわざわざこれを買いに来ることもあるほどにお気に入りなのだとか
それも納得であります



【チャイナ梅の花】
福岡県久留米市城南町5-26
0942-40-0111




『姫松屋』 島原の郷土料理〝具雑煮〟は出汁がおいしさが光るものでありました

2019-01-26 23:08:56 | 九州・沖縄
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湯布院へと出かけようと計画していたのだけど、大分道にはチェーン規制が出ていたり通行止め区間もあったりと、大雪の影響を受けそうだと予定を変更して島原へ
長崎道をぐるりと回って行くこともできるのですが…
それでは面白みがないと一旦熊本へと南下し、一時間足らずではありますがフェリーの旅を楽しみます



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せっかく島原へ来たのだからと…
島原の乱で天草四郎率いる信徒たちが籠城した際に、農民たちに貯えさせたお餅に、山や海の恵みを加えて作った雑煮が始まりとの説がある郷土料理〝具雑煮〟をいただこうと『姫松屋』を目指します
特に観光をするつもりはなかったのですが、お店が島原城の傍にあったことから400年近い歴史に触れることができました



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目的とした〝具雑煮〟にはシンプルにそれだけをいただくもののほか、お刺身などが添えられる御膳メニューが松竹梅と用意されていまして…
一番豪華な「松」をいただくことといたします
メインとなる具雑煮は椎茸 鰻 凍み豆腐 蒲鉾 ちくわ 卵焼き ごぼう 白菜 白味魚 蓮根などなど本当に具だくさんでありますし、出汁の旨みは特出すべきものでありました
また海に囲まれた町であるだけに添えられたお刺身も新鮮さが見てわかるほどのものでありまして、シコシコとした身の歯ごたえと九州醤油の甘みを堪能させていただきました



【姫松屋】
長崎県島原市城内1-1208
0957-63-7272



『井手カツ丼』 武雄本店でしかいただけなかった井手ちゃんぽんのかつ丼が福岡空港に登場

2019-01-25 21:59:42 | 九州・沖縄
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ひとっ飛びして来た福岡空港
移動前に先ず腹ごしらえをと二階にある〝the foodtimes〟へと向かい、カレーの香りに引き寄せられながらも、かつ丼好きな知人に勧められた『井手カツ丼』をいただくことにいたします



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昭和24年に佐賀県北方町で創業した『井手ちゃんぽん』
そこがちゃんぽんと並ぶ2枚看板として提供していた「かつ丼」を切り出し、かつ丼専門店として出店したお店でありまして…
その知名度からか、10店ほどが並ぶフードコートの中でも人気が高いようですね


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温玉が乗せられた「至福のカツ丼」なんて商品もありましたが、ここはノーマルに普通の「カツ丼」をいただきます
固まりすぎることのないトロトロの卵だけでもおいしそうなのですが濃厚な黄身のコクが際立っていますし、創業期からこだわり続けているという〝カエシ〟の甘みも見事であります
1,000円近いお値段である割にお肉に厚みがないことだけがちょっと残念でありましたが、全体的にはかなり満足なものではありました



【井手カツ丼】
福岡県福岡市博多区下臼井778-1 福岡空港国内線ターミナルビル2F 「the foodtimes」内
092-710-6520




『博多やりうどん 別邸』 ワンランク上の上質な空間でいただくいつもの丸天うどん

2018-12-18 22:26:14 | 九州・沖縄
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一昨日にも食べたばかりではあるのですが…
福岡を発つ前にもう一度うどんを食べておこうと天神エリアのお店の記憶をたどっていたのですが、空港内にもうどん店があったことを思い出し空港へと直行することにいたします



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1967年に折尾で創業した『やりうどん』
おいしいうどんを提供することへのこだわりが強いのか、歴史がありながらもチェーン店化することなく、天神や久留米など数店舗だけを展開しているのですが…
空港のリニューアルに合わせ、かつて『はち屋』として営業していたお店を〝博多やりうどん別邸〟としてリニューアルされたのであります


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暖簾を潜った先のカウンターをいただきメニューを眺めますと、提供される商品は基本的に同じものであるのですが、そのお値段は随分と異なっていまして中には2~3割ほど高いものもであるようで…
名物でもありインスタ映えも狙える30cmほどの長さがあるごぼう天3本が丼に乗った「天下三槍うどん」をいただこうかとも思ったのですが、シンプルな定番商品「丸天うどん」をチョイス
他のお店でいただく丸天よりも大判であるように思えたのですが、トッピングだけでなくうどんやお汁なども同じものが使われているとのことでして…
あご出汁のおいしいお汁と〝コシ〟と〝ノビ〟を楽しむことができるやりうどんのおいしさでありましたが、天神のお店でいただいたほうがお得だったようですね


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そしてもう一品「華味鳥 とり天たまご飯」
サクッと揚がった衣に包まれるのはしっとりジューシーな華味鳥
そしてタレがかけられたご飯には卵黄のほか、鰹節やネギが添えられていまして…
甘みがあるタレにシャキッとしたネギがアクセントとなっていて良いですね



ワンランク上のお店ということで卓上からは調味料やお冷ピッチャーが無くなっていまして…
一味も小皿でお盆に乗せられて提供されるのですが、残念なことにそれは湿気っていましたし、お冷のサービスも十分ではありませんでしたね



【博多やりうどん 別邸】
福岡県福岡市博多区上臼井348-1 福岡空港国内線旅客ターミナルビル3F
092-623-8821




『DEAR DAUGHTER』 壁面に生えるシダが印象的なお店でいただくリブロースステーキ

2018-12-17 22:00:02 | 九州・沖縄
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昨日の冷たい雨も上がり晴れ間を覗かせる月曜日は、福岡でお仕事をご一緒させていただいているパートナーとの忘年会食でありまして…
おいしいランチをいただきましょうと天神にある『ディアドーター』へ伺います



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賑やかな天神西通りからちょっと入った路地にあり、ビルの壁面に生えるシダが印象的なお店でありまして…
かつては『THE GARDEN』というお店だったのですが、一年ほど前にオーナーが変わったらしくイタリアンをベースにしながらもオーガニック野菜とおいしいステーキを提供するお店として店名も新たにスタートされたようであります
外観とともに客席の中央に緑が置かれることでボタニカルな印象もありますし、ゆったりとレイアウトされていることからマダムからの支持を集めているようですね
提供されるランチはオーガニック野菜を使った〝SALAD LUNCH〟のほか〝PASTA LUNCH 〟や〝STEAK LUNCH〟〝PIZZA LUNCH 〟と4種類でありまして…
それぞれにメインとなるお料理を2〜3品からチョイスするプリフィックスでありましたので、〝STEAK LUNCH〟をアンガスビーフのリブロースでいただくことにいたします


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添えられるサラダには季節の果実と冬瓜が添えられるとのことで、ひと口大にカットされた柿と冬瓜が数個
そしてビタミン類やミネラルなどをバランスよく含む栄養豊富な野菜であることから青汁の代表格でもあるケールが盛られ、その上には生ハムまでもが…
ヘルシー志向の方にとっては嬉しい限りですね


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デフォルトは200gだとのことですが、ボリュームアップすることも可能だとのことでしたので300gに増量していただいたリブロース
下味としてつけられた塩コショーだけで十分においしくいただけるものでありまして…
ステーキソースを使うことなくペロッといただいてしまいました
もちろん付け合わせのマッシュポテトもキチッと味がされていていますので、ステーキに負けることなく美味しくいただけました


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ドリップコーヒーとともにいただくデザートは自家製プリン
大きなバットで作られたプリンを30mm角ほどに切り分けたものではありますが…
ほのかにりんごが香るおいしさの余韻に浸ることができました



おいしいお料理だけでなく、サービスも心地よく…
居心地の良い空間とともに、贅沢感ある時間を過ごせるお店でお気に入りです



【DEAR DAUGHTER】
福岡県福岡市中央区天神2-4-5 デイトンビル1F
092 406 2529



『ボロン亭』 創業から50年 珈琲の香りとノスタルジックな空気が流れる純喫茶

2018-12-16 23:30:11 | 九州・沖縄
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落ち着いた雰囲気とおいしいチーズケーキがいただけると、友人がお気に入りな喫茶店
創業から50年ほどになる老舗でもあるとのことで、お昼をいただいたあとお邪魔してみることにいたします



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久留米市郊外
幹線から住宅街へと入ったところにありますが、特徴的な造りであることから一見してここが目的地であることがわかります
扉を開けて最初に迎えてくれるのは中世の騎士が着ていたような甲冑でありまして…
聞いてはいたもののその大きさに驚かされます
客席はアンティークな調度品が置かれることでのレトロ感や控えめな照度であることに居心地の良さが感じられ思わず長居してしまいそうですね


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専門店らしくサイフォンで淹れられるコーヒーは香り高いものでありますし、使われる器も上品でセンス溢れていて…
お店で作られるフレッシュなものではないようですが、濃厚なチーズの風味としっとりとした舌ざわりがおいしいクリームチーズケーキとの相性も良いですね



【ボロン亭】
福岡県久留米市櫛原町126-2
0942-32-0417