何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

やっと目的どおりの動きができた

2018-08-19 14:17:59 | 電子工作


2018/08/19(日曜日) 晴れ


スイープ発振回路の実験をしているのだが、鋸歯状波発振でちょっと問題があった。
鋸歯状波は抵抗ラダー回路に2進カウンタ(8bit)の出力を加えて作成している。
2進カウンタにはパスジェネレータのパルスを加えて計数させている。
抵抗ラダー回路に2進カウンタの計数を入力すると直線状に変化するきれいな鋸歯状波が得られた。
カウンタは0から255までを繰り返して計数する。
抵抗ラダー回路は与えられたカウンタの計数出力によって電圧を変化させて出力する。
最低(カウンタ計数0のとき)は0V、最高カウント(255)のときはほとんど与えられた
電圧を出力する。
つまり、0Vから最高電圧までを256段階で変化させて出力することになる。

スイープ発振回路の実験ではこの鋸歯状波の電圧を小さくしたりオフセット電圧を変えたり
させたいことがあるが、パルスゼネレータからのパルスで作動させている場合はそれは難しい。
そこでマイコン(TK-85)を使って鋸歯状波出力をコントロールしてみようと実験を始めた。

           以上前置き


あれこれ試行錯誤してやっとプログラムができた。
早速テストしてみたが、思うようには動いてくれない。
急いで作ったいい加減なプログラムだからね。

そこで今回は基本的なロジック構成にしてちょっと丁寧に作ってみた。
テストもなんとか正常のようだ。


久しぶりに使ったマイコン(TK-85)。 もう40年近く前のもの。
マシンコードをHEXキーで打ち込んでプログラミングする。
低級言語の更にその上を行く“超低級言語”だが、“低級工作じいさん”のオイらにはちょうど良い。



テスト開始。 波形は手のひらサイズの超小型オシロで確認する。




グランドレベル(0V)付近から出力する鋸歯状波。 出力は低目に設定(最大まで変化できる。)



中間電圧で振れる鋸歯状波。



鋸歯状波を小さくしてみた。 これでスイープすれば周波数変化が小さい発振出力が得られるはずだ。



最大レベル付近の鋸歯状波。 



鋸歯状波を小さくしてみた。 
これでスイープすればスイープ幅が狭い、高い周波数の発振出力が得られるはずだ。



何とか鋸歯状波を変化させることができた。
あぁ、次はこれで発振回路をスイープさせてみる実験だ。 ガンバローっと・・・・
コメント (8)
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