何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

行ったり来たりは解決しました

2018-08-09 15:00:01 | 電子工作


2018/08/08(水曜日) 雨(台風12号接近)


スイープゼネレータの実験をしている。
部品箱にしまってあったバリキャップを見つけて(しまったのが)工作のきっかけだ。
スイープゼネレータ工作は結構おもしろい。
鋸歯状波発振回路やバリキャップ可変発振回路など動作が面白いし、オシロで波形を
観測したり、SDRで受信してスぺクトラムをみたりすることが多い。
オイらは波形観測が大好きだ。

今回は鋸歯状波を「抵抗ラダー回路」とかいうもので作り出した。
抵抗ラダー回路なんて組んだのは初めてのことで「こんなもので鋸歯状波がでるの?」と
半信半疑だったがちゃーんと動作してきれいな鋸歯状波が作り出された。(当たり前か)

ただ、デジタル回路になるので5V電源が余分に必要になるのがちょっと面倒だ。
久しぶりにロジックIC(TTLとCMOS)を扱った。
それをユニバーサル基板に取り付けたのだが今回は全部品を銅箔面に取り付けてみた。
(表面実装の物まね?)
だけどこれが大変だった。 部品と配線が同じ面になるので入り組んで滅茶苦茶だ。
ハンダ付けもしにくい。 ICの狭い足の間に配線を半田付けするんだから・・・・
視力の弱いオイらにとっては悪戦苦闘の連続だった。
そんなことが原因かどうかはわからないがICの足と足の間にハンダ・ブリッジを架けて
カウンタの動作が異常になってしまった。(実際のテストをするまで気が付かなかった。)
そんなわけで発振周波数が変なことになり、スペクトラムが行ったり来たりする結果になって
しまった。
おかげでカウンタの動作を再確認する羽目になったが好きな波形観測ができて良かった(笑い)


          以上前置き(相変わらず前置きが長い)


カウンタ回路が正常になった鋸歯状波は一段ずつ確実に電圧が上がるようになった。
早速、スイープ発振させてスペクトラムを見てみた。






スイープされた発振出力はカウンタのアップとともに高い周波数になっていく。
その様子をSDRドングルで受信してパソコンのHDSDRで表示してみる。
その様子を動画でご覧ください。




さぁ、次は中間周波増幅回路の実験だ。
昔、6石スパーラジオを作ったことがあったが(うまくできなかった)このときの
中間周波トランス(IFT)がどこかにあるはずだ。 探してみよう。

コメント (2)
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バッファICのソケット足でハンダ・ブッリジがあった

2018-08-09 07:40:22 | 電子工作


2018/08/08(水曜日)雨 (台風12号が接近)


組みあがったスープ発振回路をテストしてみたが発振状況がおかしい。
スイープして発振・放射された電波をSDRドングルで受信してパソコンのHDSRDで
スペクトラムを見てみるとA同調点で表示されたスペクトラムが一旦B同調点に下がって
それからC同調点へと上昇していく。
まるで「三歩進んで一歩下がる」という状態だ。
これが規則正しく発生する。 多分カウンタ回路に問題があるんだろう。

先ずカウンタICだけ動作させて波形を確認した。

このカウンタICは2進4桁で0~15をカウントする。
その動作は次のとおり。

4つのレジスタ(F/F(フリップフロップ))は先位レジスタの立下り(白矢印)で駆動され立ち上がる。
カウントはA、B、C、Dの組み合わせで示される。
レジスタが一つも動作していないときは0、全部が動作したときは15というわけです。


このカウンタを2個直列に動作させれば16×16の256までカウントできる。
カウンタICだけを動作させた確認テストでは正常な動作だった。


次にバッファICの出力で確認してみた。



ありゃー、おかしいぞ!?
BレジスタがAレジスタの「立ち上がり」で駆動されている。



これはおかしい・・・
PCオシロの同期設定が間違っているのかな? あれこれ同期設定を変えてみたが変化しない。

その波形でカウントしてみると「1、0、3、2、5、4、7、6・・・・・・」となる。
これだと「3歩進んで1歩下がる」になるわけだ。



バッファIC(ソケット)のハンダ付けを確認した。
おっ、一番最初の足でハンダがブリッジしている!



ハンダ・ブリッジを除去した・・・ 視力が弱いオイらには難しい作業だった。



確認テストOKだ。


鋸歯状波のステップもきれいになった。


やれやれ、何とか修理した。
鋸歯状波の階段状波形が乱れていることは最初に見たときから気にはなっていたが、オシロの波形の
問題だろう、とか抵抗ラダー回路に使っている抵抗器の値が不揃いだからだろうと確認をしなかった。
やっぱり何かある時は原因があるんだなぁ・・・・

さぁ、次はまたSDRドングルでの受信テストをしてみよう。

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