何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

マイコンで鋸歯状波の制御

2018-08-17 18:43:32 | 電子工作


2018/08/17(金曜日) 晴れ


コルピッツ発振回路の同調コンデンサをバリキャップにして鋸歯状波を加えてスイープ発振を
させる実験をしているが、その発振周波数の変化を確認するのが大変だ。
オイらはスペアナなんていう高級な計測器は持っていない。
そこで手持ちのSDRドングルで受信してHDSDRとかSDR#とかいうソフトウェアを
使ってスペクトラムを確認している。
HDSDRやSDR#はスペクトラム表示窓があってけっこう便利に使っているのだが
残念ながら一画面に表示されるスペクトラムの範囲が3MHz(HDSDR)とか1MHz(SDR#)
の範囲しかない。
実験中のスイープ発振回路は鋸歯状波の波高値が0V~5V(最大9V)と範囲が広くて
スイープする周波数範囲も50MHz~60MHzと相当広い。
3MHzの範囲はあっという間に通り過ぎてしまう。

鋸歯状波の発生はパルスを2進カウンタで計数してそのバイナリデータを抵抗ラダー回路に加えて
発生させている。
2進カウンタは0~255を繰り返してカウントしており、抵抗ラダー回路は0V~最大値までの
鋸歯状波を繰り返して出力する。
これを任意の数値からカウントして任意のカウント数でまた元に戻って計数を始める・・・を
繰り返させるのはハードウェアで実現するのはなかなか難しいだろう。
ソフトウェアで実現するのならわけはないことだろう。
だけどそれにはソフトウェアを組み込むハードウェア(コンピュータ)が必要だ。
今どきは数千円で入手できる手のひらサイズのマイコン(マイクロコントローラ)やパソコンもどきがある。
しかしそれは本物のコンピュータでOSの組込やソフトウェア開発環境などが必要で大ごとだ。

押し入れに眠っているマイコン(マイクロコンピュータ)TK-85はOSだとかソフトウェア開発環境
だとかは必要ない。 すべてが自分の手入力操作でソフトウェア(もどき?)が作れて、動作させられる。
その代わりメモリーは1KBだけ。 機械語(マシーンコード)を組み合わせて16進キーボードから
メモリーに書き込んでいく。
でも、これでもコンピュータなんだから工夫次第では何でもできる。
そこで今回はこのTK-85を使って鋸歯状はのコントロールをしてみることにした。


               以上 前置き  相変わらず目沖が長いです


や、や、やっ! また大失敗だ。
マイコン(TK-85)と鋸歯状波発生基板を接続するコネクタを作ったがソケット(TTL・ICソケット)
の取り付けが狭くてちょっと大き目のコネクタは接続できない。



苦労して配線したのに・・・ 取り外してまた付け直しだ。 オイらの工作はこんな失敗が多いです・・・



配線をやり直して念入りにチェック(前回はハンダブリッジがあって修理に手こずった)。
パルスジェネレータからのパルスで駆動してみた。


パルスジェネレータのパルスで作成した鋸歯状波。 
GND(0V)から最大値(この場合は4.8ばかり)までを繰り返す。



カウンタは正常なのでTK-85と接続した。





TK-85のレジスタ(8ビット)を00~FFまでカウントさせて鋸歯状波を作成。
パルスジェネレータのパルスで作った鋸歯状波と変わらない。


ちょっと休憩した。
そのとき、このおもちゃオシロを少しお化粧してあげた。
用紙をマジックインキで黒く塗ってケースの下に敷いてみた。
スイッチの名称が見えななってしまったのでテプラを貼ってある。
ちょっと派手だな・・・・

今までのおもちゃオシロにお化粧をしました。 


これは00~FFまでカウントしたときの鋸歯状波。 パルスジェネレータのパルスとほとんど変わらない。



開始カウントと終了カウントを変化させてみるとこうなる。


もっと計数範囲を狭くするとこうなる。



この傾斜で周波数が変化するんだから変化する範囲は狭くなる…はずです。



開始カウント数や終了カウント数の設定はいい加減にやったのでデータは取らなかった。
また明日、記録を取りながらやってみよう。



コメント (3)
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