何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

これが限界だ、これで完結とします。  ー ジャンク部品で組立てたスーパーヘテロダインラジオ ー

2022-03-30 19:52:38 | 電子工作
2022/03/30(水曜日) 晴れ

もう3月も30日、残るはあと1日だけになってしまった。
このジャンク部品スーパーヘテロダインラジオ工作を始めてから2カ月になる。
あれこれ試行錯誤を繰り返して何とかNHKとかTBSは聞こえるようになった。
これ以上の周波数の放送局は聞こえない。
今まで調整にはテストオシレータからの高周波信号を同調回路やIFTに注入して
調整してきたが、今日はGDM(グリッド・ディップ・メーター)が放射する
電波を受信して調整してみた。
受信同調回路(バリコンとコイル)の調整にはこの方が効果的でトリマコンデンサ
の調整がよくできた。
しかし、ジャンク部品の寄せ集めラジオではこの受信程度が限界だろう・・・・・




調整の様子を動画でご覧ください。


あまり意味のない回路図。


工作を始めてから2カ月有余、まぁそれなりに熱中して作業してきた。
コイルを巻いたりほぐしたり、部品をあれこれ交換したり改造したり・・・・・
共振周波数を計算したりグラフ表示したり・・・・
その数値やグラフのカーブから「これでは受信で来るわけがない」と諦めたり
それでも最後までやらなきゃ・・・とここまで来てしまった。

「えふいこーるにーぱいるーとえるしーぶんのいちへるつ」

何だかバカの一つ覚えの呪文のような文言。
今回の工作はこの呪文を唱えながらメーターを読んだり、画面を眺めたり時間が経つのも
忘れてしまうほどだった。
だけど結果はこんなものでちょっと残念だが仕方がない。

庭木に架けた巣箱で営巣中のシジュウカラもそろそろ産卵する頃だ。
その観察も忙しくなるしね。
(こんなところで言い訳してる・・・(笑い))

そんなわけでこのシリーズをこれで完結とさせていただきます。
長い間お付き合い、応援をくださった皆様、誠にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
コメント (2)
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今度は黒IFTが壊れた  - ジャンク部品で組立てたスーパーヘテロダイン ー

2022-03-28 18:44:28 | 電子工作
2022/03/25(金曜日) 晴れ

ジャンク部品で組立てたスーパーヘテロダインラジオはNHK1、2、FEN、TBSは
良く聞こえるようになった。
だけど更に高い周波数の放送局は聞こえない。
受信同調コイルのインダクタンスを減らしたり、局発周波数を調整したりして何とか辛うじて
JOQRを聞くことができた。
もうちょっと良く聞こえるようにとIFTの調整からやり直した。



(コアの色が黒い)検波段のIFTを調整しているとき、通電中は点灯表示しているLEDが消えた。
オシロスコープに表示されていた波形も消えてしまった。
あれっ、どうしたんだろう? 電源線(単三x4コ電池ボックスからのリード線)が外れたのかな?
確認してみたが正常に接続してある。 ???
調整していたIFTのコアーを回してみた。 するとパイロット・LEDが点滅した。
もしかするとこのIFTがショートしてるのかもしれない。
IFTを取りはずして確認してみた。

取り外して中身を見てみた。


コイルの一次側端子と二次側端子の導通チェックをしてみると短絡状態だった。
 

共振調整のコアーを回し過ぎてコイル配線を傷つけてショートさせてしまったのかもしれない。
コイルを巻き直そうと分解してみた。
コイルはとても小さなコアーに巻き付けてある。
導線はとても細い。
端子から切り離して巻き戻そうとしたが接着剤で固めてあるのかほぐせない。
ちょっと強めに引っ張ったら切れてしまった。


この形式のコアには素人ではコイルを巻けないだろう。
それにワイヤは0.1mm以下だと思う。 そんな細いワイヤは持っていない。
ジャンク部品を漁ってみた。

あった! 黒いコアーのIFTがあった。 よかった・・・


455KHzで使えるかテストしてみた。


NWT150(トラッキングジェネレータ)の出力波形。 
大丈夫だろう。


ところで黄色、白色、黒色のIFTがあるけどどんな差があるんだろうか?
ついでに確認してみた。


一次側から入力して二次側に出力されるものとの関連を含めて差があるんだろうけど
一次側の共振波形を見る限りでは大して差は無いように見える。
また無駄な時間を費やしてしまった。
調整を続けよう・・・・(「真面目にやりなさいよっ」 へい、ごもっともで・・・)

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調整を繰り返してやっと・・・ - ジャンク部品で組立てたスーパーヘテロダイン ー

2022-03-26 10:59:10 | 電子工作
2022/03/23(水曜日) 晴れ

ジャンク部品で組立てたスーパーヘテロダイン。
部品もいい加減だけど組み立てもいい加減だった。
コイルを巻いたり、ほどいたり、発振回路の調整に手を焼いたり、
とても苦心したけど何とか組み立てて、何とか受信することができた。
今日はそれを更に良く聞こえるように慎重に調整してみた。

テストオシレータからの信号を受信してIF回路を調整した。
テストオシレータには外部から低周波(音声帯)信号を加えて変調波を出すようにして
その音も聞きながらIFTの調整をした。


455KHzでIFTを調整し検波出力(音声出力800Hz付近)が一番明瞭に聞こえる
ようにした。
この結果、NHK1、2、FENはかなり良く聞こえるようになった。
TBSになるとやや感度が落ちる感じだった。

そんなテストの様子を動画でご覧(お聞き)ください。




同調コイルのインダクタンスを減じて高い周波数に同調するようにしてみた。
するとノイズに埋もれた音声らしきものが聞こえてきた。
同調コイルに手を触れてみたら音声は聞き取れるようになった。
音声の中に「JOQR」、「文化放送」という部分があり、局名が確認できた。
そんなテストの様子を動画でお聞きください。



受信同調周波数の変化と局発周波数の変化が周波数の高低によって一定差とはならず
高い周波数ほどずれが大きくなってしまう。
これはLC共振の原理上仕方がないことかも???
調整の仕方で逃げるしかないのかもしれない。
難しそうだが、実験はなかなか面白い。 もうちょっと頑張ってみよう・・・かな?
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聞えることは聞こえた・・・・・

2022-03-22 19:04:56 | 電子工作
2022/03/22(火曜日) 雪

春のお彼岸中の今日、雪が降った。
お彼岸に雪が降ることは今までに何回かあったが、まぁ昨日の暖かさと
今日の寒さの差が大きくてこたえる。
まぁ、ストーブに当たりながら作業机に向かって工作に取りかかった。

スーパーヘテロダインでは受信電波周波数と局発周波数の差は全帯域で455KHzで
あることが必要(理想的)であるが、今までの実験やシミュレーションでそれはオイらの
技術では不可能なことがわかった。
そんなわけでこの工作を投げ出そうと思ったが、せっかくここまでやった工作だから
せめて”ピーっ”とか“ギャァー”とかいう雑音ぐらいは聞いてからにしようと思い直して
工作を続けている。

コレクタ電流を調整するための可変抵抗器を固定抵抗に変えて組み立ては一応、完了した。
そこで、まだ完全に調整したわけではないが放送が聞こえるかどうかテストしてみた。

検波出力にAFアンプを接続して通電してみた。


ピーとかギャァーとか何か音が出れば上等だ、思いながらダイヤルを回したら放送が
聞えてきた。
雑音も酷いが、何とか聞こえる。
そんなテストの様子を動画でご覧ください。



ミキサー回路の調整やトラッキング調整をすればもう少しは良くなるかもしれない。
もう少し作業を続けてみよう。




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「知らぬが仏」が良かったなぁ・・・ ー 測定器があると疑心暗鬼が生まれる ー

2022-03-21 19:08:44 | 電子工作
2022/03/20(日曜日) 晴れ

1月の末頃からスーパーヘテロダイン式受信機の工作をしている。
ジャンク箱からジャンク品のIFTを見つけたのがきっかけだった。
ウェブサイトに掲載されているいろいろな記事を参考に工作を続けているが
工作の途中であれこれ測定をしては疑心暗鬼を生じて堂々巡りを繰り返している。
思えば大昔、ラジオ少年だった頃、5球スーパーラジオを工作したことがある。
もちろん真空管の時代で、大型の2連バリコン、ベークライトボビンに巻かれた空芯コイル、
それに大きなIFTなどなど、今のトランジスタ用の小型部品とは大違いだったが・・・
測定器もテスターぐらいしかなかった。
それでも何の疑念も抱かずに見様見真似の工作で(決して満足な出来ではないけど)
一応は放送が聞こえるラジオを組み立てたものだった。
ところが今はオシロスコープを始めL/Cメーター、スペクトラムアナライザー、
トラッキングゼネレータなどの測定器があり、いろいろ測定することができる。
またパソコンには高機能な表計算ソフトが組み込まれていて同調周波数計算やいろいろな
シミュレーションが即座にできるようになっている。
工作の途中でいろいろ実験をしてみるが「これじゃーダメだな!?」「これはおかしい?」
とか自分で勝手に問題を作ってその解決に気を取られて先に進めない。

何の疑念も抱かずに、完成に向かって突き進む・・・
もう一度、ラジオ少年に戻って工作を続けよう。

残っているIFアンプ回路を工作した。






テストオシレータから455KHzを送り込んで調整した。




今まで足踏みしていた局発部とミキサー部とを結合してテストした。






テストオシレータから455KHzを送り込んでIFTを調整した。
まぁ何とか異常発振を起こさずに増幅することができた。
増幅度は約75倍(IFTの2次側の値)だが電圧増幅度なのか電力増幅度なのかは???だ。
テストオシレータ出力の変調をON,OFFすると検波出力から変調音が出力される。
まぁ、何とか動作はしているようだ。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。


さぁ、次は放送電波を受信して音声を聞く実験だ。
全帯域の放送電波を受信することはできなくても(最低1局)は受信できるはずだ。
先ずその実験をしてみよう。


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