何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

小型デジタル電流計・電圧計の修理

2020-10-29 19:23:21 | 電子工作
2020/10/29(木曜日) 晴れ

もうずいぶん前のことだが、中華製の小型デジタル電流計・電圧計を購入したことがある。
電圧は100Vまで、電流は10Aまで測ることができて値段は数百円だったと思う。
電圧も電流も同時に測れて面白そうだし、第一値段が安いということでネット通販で購入した。
この電流・電圧計はむき出しだがパネルに取り付けられる「額縁」は付いている。
それを利用して紙細工で箱を作り中に納めて体裁よくした。
そしてしばらく便利に使っていたのだが、ノイズを発生するらしく、受信機などの調整に使うと
具合が悪いことが分かったので使用するのを止めてしまった。

今日、このメーターのことを思い出して久しぶりに使ってみた。
ところがメータが点灯しない。
あれっ、どうしたんだろう?
接触が悪いのかな? 結線を指で触って確認していった。
あっ、点いた! あれっ、また消えた!
どうもどこか接触不良があるみたいだ。
調べてみよう・・・と言ってもメータ基板は厚紙で作ったケースの中に密閉されていて調べられない。
紙ケースはノリ(接着剤)で張り付けてあるから破らなくてはならない。
まぁ、いいか・・・ ハサミと糊があればすぐ作れるんだから・・・
ケースを破って基板を取り出した。
そしてテストを始めた。
どうも基盤とワイヤーとを接続するソケットを触ると液晶が点滅する。
ここが接触不良なんだろう・・・



ソケットは何だかちゃちな感じだ。
ピンからソケットを抜き取って手に持ったワイヤーをソケットに差込んでみるとワイヤの先端が外に
飛び出してくる。
ありゃーこりゃダメだ。 ソケット(メス)の先端がつぶれてピンに差し込まれていないんだろう。
ソケットにはめ込んであったワイヤを抜き取って直接ピンにはめ込んでみた。

でもダメだ。 ピンを動かすと点滅してしまう。
接触不良は依然として回復しない。
基板の裏側を見てみた。
すると、何たることか! ピンがハンダ付けされていないではないか。



これじゃーダメなはずだ。
ハンダ付けしてやろう。



おーっ、直ったよぉ。


また紙細工でケースを作って基板を収めた。
そしてテスターで校正し直したのだが・・・・



これ以上の調整はできなかった。
こんな作業で今日も一日が終わってしまった。
あぁー、疲れたぁ・・・ でもメータが直ってよかったよ。(安物だけどね(笑い))




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TR2段直結は難しい・・・

2020-10-26 19:54:44 | 電子工作

2020/10/26(月曜日) 晴れ

昔、工作雑誌で見たトランジスタ2石を直結したアンプを思い出して
10.7MHz中間周波(IF)アンプにしてみることにした。
トランジスタを相互に牽制?し合う(NFB)回路で、直流動作点が
安定していて大きな増幅度が得られる・・・ということだ。
でもこれは音声周波数帯域用かな?
何でも実習生だから何でもやってみよう。(最近は滅茶苦茶実習生に
なってしまった(笑い))

直流動作点の設定はカット&トライで行ったので回路はブレッドボードに
組み立てた。
調整した回路はこんなものです。



ブレッドボードに組んだ回路で10.7MHzを増幅するのは無謀だが、
(前回の工作で散々苦労した・・・・)
試しに動作させてみた。
当然、異常発振が起きてテストにはならなかった。
そこでその回路定数で切り張りランド方式基板に移植した。


「うまくいきますように、むにゃむにゃむにゃ・・・」祈りを込めて電源オン!

ありゃまっ! ブレッドボードのときより酷い異常発振だ!


あれこれ部品を取り換えてみるが・・・


もっと酷い状況になってしまった。



ダメだな、こりゃぁー!
低周波でうまく増幅するかどうか確認し直そう。

あぁー、何だか今日もくたびれたなぁ~
(工作がうまくいかないと疲れも倍増します・・・)
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トランジスタ2段直結アンプ実験

2020-10-25 19:14:43 | 電子工作
2020/10/25(日曜日) 晴れ


昔読んだ電子工作雑誌にトランジスタ2石を直結したアンプの記事があり、
その実験をしたことがある。
トランジスタの動作点は2石のトランジスタが負帰還回路を構成していて
一方トランジスタのコレクタ電流が増えれば他方のトランジスタがその電流を
減少させるように動作し、また逆に電流が減少するとそれを増やすように
動作して安定した動作点を保持する、というものだった。
またゲインが大きいので交流的な負帰還をかけて周波数特性や直線性を補正
できるとも書いてあった・・・ような???
そうだ、このアンプを作ってIFT無IFアンプに応用してみよう。

回路の構成はこんなものだった(と思います)。


抵抗値をいくつにするかはわからない。
トランジスタ相互のバランスを取らなくてはならないから難しい。
まぁ、IFT無IFアンプのときの定数を参考にしていい加減な回路を組んだ。
直流バランスを設定するだけだからブレッドボードでも大丈夫だろう。


あれこれ抵抗をとっかえひっかえして何とかTR2のコレクタ電流が1mAぐらい
流れるように設定できた。
うまく動作するかどうかは実際に増幅してみなくてはならない。
テストオシレータから10.7MHzを入力してみた。

おー、増幅することは増幅している。


でもすごいノイズみたいだし、自己発振してるみたいだ。
補助作業台の上で動かしてみると激しく変化する。
この現象は前に経験している。 
ブレッドボードに組むことが問題なのにまだ懲りないのかな?

切り張りランド方式で基板に組むことにした。
トランジスタが残り少なくなった。
何度も使ったものをチェックしてまた使う。
この測定器は便利だが、トランジスタの種類によってはE(エミッタ)とC(コレクタ)の
足位置表示が入れ替わって表示されるので注意が必要だ。




負帰還回路があるので配線が交差する箇所がある。
ちょっと面倒で時間がかかってしまった。




今日はここまでで作業はおしまい・・・何だかちょっと疲れてしまった、歳だなぁ。
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基板のTR増幅回路を広帯域アンプで代用してみた

2020-10-24 14:28:37 | 電子工作
2020/10/23(金曜日)曇り一時雨

IFT無IFアンプのTR増幅回路を市販のRF広帯域アンプ(0.1~2000MHz 30+dB)
で代用してみた。

アンプ入力部分を広帯域アンプに導き、出力を検波回路に送り出す。
そのためのコネクタを基板に取り付けた。




RF広帯域アンプの性能をチェックしてみた。
ゲインは30dBはある。 正常だ。




この回路の入出力をオシロで見てみた。
検波出力は小さい。



NWT-150で見た通過特性。
TR増幅回路のときと同じような波形だ。
ただしピークが+10dBぐらいのところにある。
TR増幅のときは0dB付近だった。


受信テストを始めた。


テストに使用する弱い電波を受信してみたが何も聞こえない。
ノイズもほとんど聞こえない。
そこで管制塔と交信する強い電波を受信してみた。
これはきれいな音声で聞こえる。
でもなんだか感度は低そうだ。
ノイズも聞こえなくてちょっと弱い電波は小さな音でしか聞こえない。
ちょっとがっかりだった・・・
元の回路に戻して受信してみると大きな音声で受信できた。
でも、ノイズも大きくてこれでは難聴になってしまうかも・・・・

そんなテストの様子を動画でご覧(お聞き)ください。




広帯域アンプを2個(中身は同じ)を直列に接続してみた。
ゲインは60dBなるかな?


これは何も聞こえなかった。
異常な発振さえも起こらない。
まっ、こんなことをして貴重な広帯域アンプを壊してしまっては元も子もない。
すぐ、元に戻した。


コメント (5)
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IFT無IFアンプ 改造後の受信テスト

2020-10-24 10:52:00 | 電子工作
2020/10/23(金曜日) 曇り一時雨

一から作り直したIFT無IFアンプがやっと組みあがった。
早速受信テストをしてみた。
テストで受信する電波はいつもの常時発出されている弱い電波。
バリキャップ・VFOの周波数を合わせると聞こえてきた。
相変わらず雑音が大きいけど前よりは良く聞こえる(気がします)。

受信テストの様子。


作り直したIFT無IFアンプ。


その回路はこんなものです。


受信の様子を動画でご覧(お聞き)ください。


ノイズの大きさは相変わらずです。
回路を改造してノイズを減らしてみたいです。

そうです・・・まだこの工作は続きます。 
だって他にやることがないから・・・ 応援をよろしくお願いします。
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