何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

鋸歯状波発生回路の実験

2018-08-02 19:42:59 | 電子工作


2018/08/02(木曜日) 晴れ


バリキャップで発振周波数を変化させる実験は何とかクリアできた。
次はバリキャップに鋸歯状波を加えて低い周波数から高い周波数へと直線的に
変化させて発振させる実験だ。

鋸歯状波を発生させる回路はいろいろある。
ウェブサイトにもいろいろな回路がアップされていてとても参考になる。
だけどバリキャップに加える鋸歯状波は2V~9Vぐらいが必要でかつ直線的に
変化しなくてはならない。
トランジスタの増幅で2V~9Vを得るのは大変だろう。
オイらの技術レベルではちょっと無理だ。
サイトの記事に抵抗ラダー回路というものがあった。
うん、これだ! これでやれば何とか鳴るかもしれない。
デジタル回路で処理するのだが、使用するロジックICは手持ちがあると思う。

出力電圧が9Vぐらい必要だからTTL(5V)では対応できない。
CMOSゲートIC(15Vぐらいまで使える。)を探した。


規格表で使えそうなものを探す。 年代物なので糊が剥げてページはバラバラになってしまった。


これが使えそうだ。 ちょうど2つあった。



早速、実験に取り掛かった。

ブレッドボードに回路を組んでいく。



抵抗ラダーに加えるビット設定を変化させながらその時の電圧を測る。



手で配線を差し替えてビット設定を変化させてみた。



メモしたデータでグラフを作ってみた。



ほとんど真っすぐに伸びている。 最大は8.4Vある。



手で操作していたビット設定をカウンタでさせれば鋸歯状波が作れる。
ただ、CMOSのカウンタICは持っていない。
これはTTLで行こう。

TTLのバイナリカウンタを取り付けてパルスジェネレータのパルスでカウントさせる。



これでうまくいくはず?だったのだがそうは問屋が卸さない。
CMOSゲートICを駆動しきれないのだ。
TTLの動作は5V、CMOSゲートICは9Vで動作させている。
こんなことが原因かどうかはわからないがTTLカウンタの出力は正常にHレベル、Lレベルを
送出しているがCMOSゲートの出力レベルは変化してくれない。




カウンタの出力にオープンコレクタのバッファを入れて出力トランジスタを9Vでドライブした。


おーっ、鋸歯状波が出てきたよぉ!



出力は0V~8.5Vぐらい出ている。
スロープはガタガタの階段状だが現在は4ビットを変換しているので(16段階しかない)こんな具合だが
カウンタをも一段増やして8ビット(256段階)にすればもう少しなだらかになるはずだ。
ようーし、もう少しだ。 がんばるゾ~ッと・・・・・

コメント (2)
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