2016/04/29 (金曜日) 晴れ 北風強く吹く
世間は大型連休だとかで浮かれているが、工作狂いのオイらは卓上カセットコンロのバーナーを
利用したボイラー工作で悪戦苦闘している。
ボイラーの燃料に使うガスボンベはガスを取出すと冷たく冷えてしまう。(「冷たく冷える」って
「馬から落ちて落馬した」と同じでおかしいよね?)
そして冷えるに従って発生するガス量が減って圧力が下がってしまうのだ。
圧力が低下すると火力は落ちるし、不完全燃焼にもなってしまう。
そこで、卓上カセットコンロなどでは使用中にボンベが冷えないように、コンロの高温部から
金属板で熱を伝えてボンベを暖めるようにしている。
オイらのボイラーでも同じようなことをしているが、戸外で使うために卓上コンロよりは強力な
加温が必要になる。
今度の大型ボイラーでは燃焼室の壁にアルミ板(厚さ1mmの2枚重ね)を取付けてその熱を
伝えてボンベを暖めているのだが、どうも効果は弱いみたいだ。
そこで、もっと強力な加温ができるように「ブースター」を取り付けた。
↓ アルミ板に銅板を貼り付けて熱が良く伝わるようにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/00/f56e84eaf65793883f9382a27284a700.jpg)
↓ その銅板の先端はバーナーの炎で炙られて高温状態になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/9e/8309864fb512805e2cc6a1c45ca86f6c.jpg)
↓ その熱でホルダーに挟まれたボンベを暖める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/dd/d62ec68d4a473fa26d56245270c936ad.jpg)
このブースターは効果があった。
今まではホルダーは、かすかに暖かさを感じる程度であったがブースターを取り付けてからは
相当の暖かさを感じるようになった。
↓ テスト中には40度以上にもなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/de/487881328b00ed323e01497e961b4cb6.jpg)
加温板が40度以上になるとボンベの静止圧力(ガスを流していないとき)は2気圧近くまで上昇する。
(放っておけばもっと上昇する感じだ。)
これはちょっと危険かもしれない。
季節や気温などによって効き方を調整する必要がある。
もっとも、今までのボイラーではボンベを取り巻くパイプの中に排出蒸気を通して加温していた。
このパイプは手では触れないくらいに熱くなるんだから相当の温度で暖めていたことになる。
それでも、ボンベの破裂とか損傷はなかったから40度ぐらいの加温は問題ないのかもしれない。