何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ついに壊れてしまった!  - 40年以上前に工作した数字プリンタ ー

2021-10-24 17:16:23 | 電子工作
2021/10/23(土曜日) 晴れ

今から50年ばかり前はオイらも青年だった。(当たり前かぁ・・・)
当時マイコン(マイクロコンピュータ)工作が流行して(はやって)、
オイらもそれにかぶれてしまった一人だった。
秋葉原をうろつき回って部品を調達しては工作して遊んでいた。

当時(1975年頃)工作したマイコン。
CPUはモトローラ社製のMC6800というデータバスが8ビット、
アドレスバスは16ビットのものだった。
RAMは256バイト(たったの・・・)。
ROMは無し。 ROMライターを作るつもりだったが完成しなかった。
プログラムの入力(書き込み)は全て手操作だった。
アドレススイッチを設定して、データースイッチをセットしてRAMに
書き込む。 そしてアドレススイッチを1番地進めて、データスイッチを
セットして書き込む・・・ この操作を何度も繰り返してプログラムを
入力するのだが、何とも気の長い話だ。
さすがにこれでは大変だったので、HEXコード入力のキーボードを作って
データを1文字書き込みするとアドレスが自動的に1つアップして次の
データを書き込める装置を工作した。

(下の画像は長らく物置の隅っこに保管していたものを引っ張り出して、作業台で動作させて
 いる様子の写真です。 日時は2013年5月8日のことです。) 


「このマイコンで何をしたの?」ですってぇ・・・

何もできません。 ただプログラム(みたいなもの)とデータ(数値)を書き込んで
RUNさせて、「おーっ、数値が加算されたよ!」とか遊んだだけ。

そうこうしているうちにTK-85というマイコン・ボードを入手した。
これはメーカー(NEC)製のマイコンでROMにモニタープログラムが書き込ま
れていてプログラムの入力、デバッグなどが容易にできるようになっていた。
また書き込んだプログラムをテープレコーダーに録音保存することができ、それを
再度読み込んでRUNすることができるようになっていた。

(下の画像は物置にしまってあったTK-85を引っ張り出して作業台で動作させている
 様子の写真です。 日時は2013年5月のことです。)


このマイコンではいろいろ遊んだ。
秋葉原のジャンク屋(信越電機商会)で見つけた、数字と+、-などの記号が
印字できるプリンターを取り付けて動作させたりした。



そのプリンターの動作の様子です。
マイコンからの指示に従って一生懸命印字している様子が面白い!


この実験をしたのはついこの間のように思っていたが、あれからもう8年が経ってしまった。
月日が経つのは本当に早い!!!

今日またプリンターを取り出して動作させてみた。 ところが・・・・・・
最初の内は動作していたが途中で変な音が出始めて停止してしまった。

どうしたんだろう???
いろいろ調べてみた。


活字ドラムに文字が一列に並んでいるから「ライン・プリンター」かな?


歯車の歯が欠けている!




この歯車は文字を刻んだドラムの一列毎の回転位置変化を検出するための同期信号を
発生させる部分を駆動するものでいわばメカの心臓部にあたるものだ。
ここが壊れてしまっては、残念だが廃棄するしかない。

制御部のIC(TTL)を取り外した。(ICはもう使わないと思うけど一応保管した)




ユニバーサル基板を見てみたら"SHINETSU DENKISHOKAI”の
文字が見えた。 懐かしい名前だなぁ・・・


いろいろ遊ばせてもらったプリンター。 50年もの長い間のお付き合いをありがとう。


もう昔のマイコンに接続して遊ぶ装置もなくなってしまった。
そろそろまた最新のマイコン工作に戻ろうかなぁ・・・
"バーサライタ・虹”もほったらかしているしね・・・



コメント (4)
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台風16号が関東地方の沖合を北上した

2021-10-02 10:13:40 | その他
2021/10/1(金曜日) 雨 (台風16号の影響) 

台風16号が関東地方の沖合を北上している。
台風16号は非常に強い勢力を保っているらしい。
幸い上陸しないで海上を北上しているのでほっとしたが、これから雨風が強くなるとのことだ。
大分以前のことだが台風接近による気圧の変化を見てみようと思って「小型電子気象台」
(なぁーんちゃって・・・)を工作したがまだ実際には動作させていない。
16号はここからは相当離れた海上を移動中だからここではそんなに気圧は変化しないかも?

「観測はどうしようかなぁ・・・他の作業でちょっと忙しいしねえ」

と迷っていたが、机の上に飾ってある「Barigo」見てみたら気圧は相当下がっているでは
ないか。   急いでマイコンボードやらノートパソコンやらを用意して観測を始めた。

観測?を始めたのは午後1時頃だった。 気圧は1006hPaと表示されていた。






気圧は徐々に下がってはいくがその変化はほんのわずかだ。
午後4時過ぎでも1003hPaにしか下がらない。



気圧の変化を横目で見ながら他の作業を続けた。

夜の8時を過ぎても気圧はほとんど変化しない。




夜の10時過ぎ、気圧が上がり始めた。


おーっ、台風が通過して気圧が上がり始めたのかな?
さぁ、これからの変化が面白そうだな・・・・と画面を眺めていたら、

「いつまでそんなことやってるの! 早くお風呂に入りなさい!! まったくバカなんだから!!!」

げーっ、お代官が怒ってきた!
泣く子とお代官様には勝てない・・・、今日の観測はここまでにして、明日早起きして観測してみよう。

朝は早く目が覚めた。(お代官はもう起きて朝の仕事を始めていた・・・偉いねぇ(お世辞!))
急いで着替えて昨日の続きを始めたが・・・

(なんちゃって)小型電子気象台を起動したのは朝の4時ちょっと過ぎ。



その時点での気圧は1010hPaとなっていた。




6時ちょっと前、定刻通りに 「はーい、ごはんよぉー!」 とお代官が呼んでいる。

「ヘーイ、すぐ行きます・・・」

いろいろ朝の行事を済ませてまた作業机に戻った。




10時頃には1015hPa付近に回復した。


Barigoの気圧計とはちょっと誤差があるがこっちの方が正確だろう。
なんたってこれは "MADE IN GERMANY” だからね。 


また次の機会にもっと正確な記録をしてみよう。
あれっ、台風が来るのを待ってるみたいだなぁ・・・やっぱり台風は来ない方が良いよ。







コメント (2)
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