何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

実際の短波放送を受信して実験した

2018-06-29 13:33:02 | 電子工作


2018/06/28(木曜日) 晴れ


テストオシレータ(グリッドディップメータ(GDM)で代用)でのテストでは
DBM(二重平衡変調回路)のLO端子入力には工作した水晶発振器の出力では
不足気味のような感じだった。

そこで今度は実際の短波放送を受信してもう一度確認実験をしてみることにした。




実験回路はこんなもの。
アンテナは2階のベランダに立てた垂直アンテナ。 HAMの144MHzと430MHz用のものだ。
それに中華製の広帯域アンプ(0.1MHz~2000MHz +30dB)を入れてDBMのRF入力
とする。 LOCには自作した水晶発振器(99.950MHz 0.3Vpp)とNWT-150の
VFO(99.950MHzに校正。 出力は0.7Vpp)の2つを使う。




どちらかのLOCをスナップスイッチで切り替えてDBMに接続する。
このスナップスイッチ付きのSMAケーブルは工作友人が自作したものでなかなか便利だ。
スイッチの操作で測定経路が即座に切り替えられるので今回のような実験には必須のツールだ。




いつも短波放送は夜間に受信して実験していたが、今日はまだ日が高い午後3時頃から始めた。
でも結構、良く短波放送が受信できた。
受信結果はLO入力は弱くても強くてもそんなに大きな差は感じられなかった。
しかし、HDSDRのスペクトラム表示(ウォーターフォール)の軌跡をみると
やっぱりLOCの出力が大きい方が感度が良いと感じられた。

そんな実験の様子を動画でご覧ください。




やっぱり水晶発振器の出力(50Ω負荷 0.3Vpp)ではちょっと弱い感じだ。
これを1Vppぐらいに増幅するアンプを工作してみよう。


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梅雨明け!

2018-06-29 13:00:19 | 草花

2018/06/29(金曜日) 晴れ


テレビの天気予報を見たら今日から先の一週間はずーっと晴れの日が続くみたいだ。
もしかしたら梅雨明けかな? 何って思っていたら、ニュースで「関東地方は梅雨明けした模様」と
伝えていた。

えっ、もう梅雨明け!? まだ6月なのに・・・・・

ニュースでもこんなに早く梅雨明けしたのは記録を取り始めてから初めてのことだと言っていた。

外はカンカン照りだ。
風があるから少しは楽だが日差しは強烈だ。
金魚を泳がせている睡蓮鉢にヒメスイレンの花が咲いていた。
しばらくブログの更新もしていないのでこの花でもアップしてお茶を濁しておこう。





もうすぐ7月。
一年も半分過ぎてしまうことになる。
一年なんてアッとう言う間だ・・・・・つくづくそう思うこの頃だ。

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SDRドングル用短波コンバータは感度が低いみたいだ

2018-06-27 07:12:47 | 電子工作


2018/06/24(日曜日) 晴れ


SDRドングルで短波放送を聞くためのコンバータを工作したがどうも感度が低いみたいだ。
このコンバータでは局発(LOC)には水晶発振回路(原発振10MHz→100MHzにアップ)を
使用し、周波数変換にはDBM(二重平衡変調回路)を使っているが、そのLO入力が弱いのかもしれない。

水晶発振器の出力は0.3Vppぐらいしかない。
一方、NWT-150スイーパーのVFO出力は1Vpp近くある。
(オシロスコープでの波形観測値です。 プローブを当てると値が大きく変化するので正確ではありません。)
そこでこんな実験をしてみた。




局発(LOC)に、工作した水晶発振器(100MHz)とNWT-150スイーパーのVFOを使用して
グリッドディップメータ(GDM)が発する電波を受信してみる実験だ。


実験の様子。


確かにNWT-150のVFOをLOに接続すると受信信号は大きくなる。
しかし、HDSDRに表示されるスペクトラムの位置が移動してしまい、観測しずらい。
これは水晶発振器の出力とVFO出力の周波数が合ってないからだろう。

そこで先ず、両者の周波数を一致させるべく調整をした。
この調整には水晶発振器の周波数に合わせてVFOの周波数を変化させるしかない。
ここでは初めてオシロスコープのXYモードを使ってリサージュを表示してみた。
周波数を変化させると表示される図形(リサージュ)が複雑に変化して面白かった。

その様子を動画でご覧ください。





得られた結果は

     水晶発振器出力: 99.950MHz
     VFOの表示値:101.415MHz

だった。
VFOの表示値は1.5MHzばかりずれている。(この位置が99.950MHzなのだろう。)
マニュアルには調整方法が出ているが難しそうだから止めた。(「生兵法は大怪我のもと」だからね。)

さぁ、これで準備はOKだ。
HDSDRを立ち上げて実験を始めた。
グリッドディップメータ(GDM)からは10MHzを発振して部屋の天井隅に張ったアンテナから
電波を放射した。
GDMの出力は最小にしてある。(変調音が聞こえるように。)

それをSDRドングルに付属されていた小型アンテナで受信してDBMのRF端子に入力する。
DBMのLO端子には水晶発振器の出力と、VFOの出力を切り替えて接続する。
その結果、DBMのIF端子から出力される信号をSDRドングルのアンテナ端子に入力する。

というわけだ。

実験結果はやっぱり水晶発振器の出力(0.3Vpp)ではDBMのIF出力は微弱でHDSDRで表示される
スペクトラムはよく見えない。
一方、NWT-150のVFOを接続した場合は強力なスペクトラムが見える。
GDMの変調音も聞こえてくる。


そんな実験の様子を動画でご覧ください。




やっぱりDBM(二重平衡変調回路)のLOには1Vppぐらいの入力が必要だ。
今度はVFOの出力をDBMに入力して実際の短波放送を受信してみよう。



  

 
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野鳥写真の整理を始めたのだが・・・・・

2018-06-15 10:24:21 | 野鳥撮影実習


2018/06/14(木曜日) 曇り


定年後、毎日家にいるようになって、結構庭に小鳥がやって来るのを知った。
スズメを始め、メジロ、シジュウカラなどなど名前も知らない小鳥が遊びに来る。
その小鳥たちを手持ちのデジカメで撮影して遊んでいたが、やがて同期に定年に
なった友人から「デジスコ撮影」という技法を教えてもらった。
この友人は以前からこの「デジスコ」で野鳥撮影をしていて野鳥撮影の雑誌を
届けてくれた。
雑誌を読んでみると手軽な装置で焦点距離1000mmを超える超望遠撮影が
できるということだ。
「デジスコ」は望遠鏡に小型のデジカメを取り付けて遠くの物体を拡大して
撮影する技術で「望遠鏡(スコープ)」と「デジカメ」をくっつけた造語だそうだ。

遠くにいる小さな小鳥(野鳥)を離れた場所から撮影することができる!
そして望遠鏡とデジカメを結合する部分は工夫をすれば自分で作ることができる!
面白そうだ!

とそれからはデジスコ撮影に夢中になった。
それからかれこれ15年ばかりになる。
最近はその熱意も覚めて撮影もたまにしかし行かなくなってしまった。


先日、パソコンにUSB接続したハードディスクが壊れてしまった。
ハードディスクのバックアップを取っていなかったのでデータは消滅してしまった。
まぁ、中身は大したものではないからどうっていうことはないが、これが長年撮りためた
野鳥写真を保存したハードディスクだった大変なことになってしまうところだった。
慌ててバックアップを取ったが大変な作業だった。
そのとき、懐かしい写真をみて

「よーし、この写真を“アイウエオ順”に整理してプリントしてみよう」

とその作業を始めた。

写真の枚数は結構な数になる。
それに保存は撮影日時順になっているので、野鳥の種類(アイウエオ順)に探し出すのは
とても大変だ。
まぁ、時間はたっぷりあるんだから何とかやっているが・・・

それとプリンターのインクがすぐなくなってしまう。
地元の電機量販店に行って購入するのだが乏しい小遣いからのやりくりが大変だ。
そこで、サードパーティが売り出している、「詰め替えインク」を使ってみた。

詰め替えインクは昔も使ってみたことがある。
説明書に従って空になったインクタンクにインクを補充するのだが、なかなかうまく行かない。
インクタンクには入らず、外に漏れてしまう方が多いくらいだった。
手は汚れるし、周りにも飛び散って大変だった。
まぁ、こんなことはするもんじゃない・・・と二度と手を出さなかったのだが・・・・

しかし、今は細々年金暮らし、現役時代のように潤沢にお小遣いがあるわけでは無い。
背に腹は代えられぬ・・・というわけでまた手を出してしまった。

ところがこの詰め替えインクは案外、簡単に詰め替えができる。
現在使用中のプリンターのインクタンクはインク補充がしやすい構造になっている。

その他、昔では考えられなかった精密な秤(はかり)が手ごろな価格で入手できる。
インクタンクに残ったインク残量、補充したインク量が正確に測れるので外に漏れだすことも
防げるし・・・
技術の進歩は大したもんだ。

       (以上前置き・・・ 相変わらず前置きが長い)


野鳥写真をプリントする前にインクの状況を確認した。

というのは「サードパーティ製の詰め替えインクを補充する」というようなことはプリンタメーカに
してみれば「困ったことをしてくれる」という迷惑行為なのだろう。

パソコン画面に

「サードパーティ製のインクが補充されています。 この情報を記録しました。
 故障した場合は修理はできません。・・・・・・・」

なんて表示して警告を発するのだ。
それを承知してパソコンに通知する(プリンターのリセットボタンを長押し)とプリンターは渋々動作を
開始するのだが、以降はインク残量の管理は自分でしなくてはならなくなる。


プリント開始前のチェック。 イエローインクがなくなっていた。


インクタンクの計量。 インク残量はゼロ状態だ。



目盛を見ながらインクを補充する。


まだ満タンではないが、この辺でやめておく。



インク補充後タンクをプリンタにセットしてプリントテストをする。



プリントはOKだ。



「ア」から始まって現在「キ」まで来ている。

自分が撮影した「ア」で始まる最初の野鳥は「アオゲラ」だった。
これは野鳥撮影を始めてから結構時間が経っているのかな?
カメラは一眼デジ(CANON EOS-30D)になっているからね。



続いて、アオサギ、アオジ、アオバズク、アオバト、アカアシチョウゲンボウ、アカウソ、アカゲラ、アカショウビン、
    アカハラ、アトリ、アマサギ、アメリカコハクチョウ、アリスイ、イカル、イカルチドリ、イソシギ、
    イソヒヨドリ、イワヒバリ、ウグイス、ウソ、ウミアイサ、エゾビタキ、エナガ、オオアカゲラ、オオコノハズク、
    オオジシギ、オオジュリン、オオセッカ、オオタカ、オオバン、オオマシコ、オオヨシキリ、オオルリ、
    オガワコマドリ、オシドリ、オジロビタキ、オナガ、カイツブリ、カケス、カササギ、カシラダカ、カッコウ、
    カヤクグリ、カルガモ、カワアイサ、カワガラス、カワセミ、カワラヒワ、キガシラシトド、キクイタダキ、
    キジ

全部で52種類、やっとキジまできた。
一種類のプリント枚数は平均すれば6枚ぐらいかな?
これまでに約300枚ぐらいプリントした勘定になる。
インク代もバカにならないはずだ。




次はキジバト、キセキレイ、キバシリ、キビタキ・・・・・と続いて行く予定だ。
最後のルリビタキにはいつ到達できるんだろう。
生きているうちに到達できるかなぁ・・・・ 


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短波放送が受信できた  ー SDRドングルで短波放送を聞く -

2018-06-13 11:33:27 | 電子工作


2018/06/12(火曜日) 曇り一時雨


やっとコンバータの全部品(構成品)が出来上がった。
早速、部品を結合して短波放送を受信してみた。


コンバーターは機能ごとにケースに収めてある。
それをケーブルで結合して動作させる。
狭い机の上はごちゃごちゃになってしまう。




今回は水晶発振の局発(LOC)にして周波数を100MHzと切りのいい数値にしてある。
受信状態は安定でSDRソフトでの操作が、とてもしやすくなった。
そんな受信の様子を動画でご覧ください。





コンバータ工作のきっかけはジャンクボックスで見つけた10MHzの水晶発振子だった。
これを使えば安定なコンバータができるかも・・・・
そんなわけで始めた工作・・・ あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返して2カ月ばかり。
悪戦苦闘の末、やっと出来上がった。
だけど、感度はどうか? 
その他、いろいろ問題はあるんだろう。
でも、

   「動けば良い」

をバイブルにしているオイらだからこれで完成としよう。

長らくこの記事をご覧くださった皆様、まことにありがとうございました。
これからも応援のほどよろしくお願い足します。
コメント (6)
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