何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

TK-85で鋸歯状波用パルス列を作る

2018-08-11 16:55:15 | エンジン工作


2018/08/10(金曜日) 晴れ


パルスゼネレータからのパルスを2進カウンタで計数してその2進出力で抵抗ラダー回路に
送り込んで鋸歯状波を発生させている。
そしてこの鋸歯状波をバリキャップに加えて周波数が変化する発振出力を得るのだが、
実験段階では通常の鋸歯状波の狭い範囲の一部分だけを繰り返して取り出したいことがある。




このような鋸歯状波は単純なパルスゼネレータからのパルスでは作り出せないだろう。
パソコンを使ってソフトウェアで制御すれば実現できるだろう。
だけどオールドタイマーのオイらにはそんな高級な技術は持ち合わせていない。
しかし、大昔(今から40年ばかり前)にはこんなマイコンを使って自作したハードウエアを
制御していたことがある。

マイコン・・・ 現在では「マイクロコントローラ」のことを言うみたいだが、昔は

ワンチップICでできた「マイクロコンピュータ」を組み込んだコンピュータのことをマイコン
って呼んでいた。
(マイクロコントローラなんって無かったんだから・・・ 今ではエアコンその他の
制御に無くてはならないもので、ほとんどの機器に組み込まれている・・・んだそうです。)

これがTK-85。 8085というワンチップマイコンが搭載されている。
RAM(プログラムを格納するメモリ)は1KB(キロ!)しかない。
OSなんてものはない。 ただ使いやすくするための「モニター」はある。



プログラムはテープレコーダに録音して保存する。
今はICレコーダに記録するので使い勝手は少しは良くなった。



元々あったプログラム読み込み用回路は壊れてしまった。
アンプと波形成型回路を作ってつかっている。 まぁ、何とか保存したプログラムを読み込むことはできる。



アドレスバス、やデータバス、各種制御信号はカードエッジに引き出されている。
このカードエッジにICソケットを取り付けて外部機器に常げるようにしてある。



今回はカウントパルスを制御してある範囲だけを繰り返すようにするだけだから簡単だ。
これは確認用に作ったカウント表示器。(バイナリ表示)


テストの結果、出力ポートから(計数データ)は取り出せた。
次はプログラムで必要なレベルから計数をして途中で元に戻るものを作る。
計数速度も可変にしなくてはならないし、単発パルスも出さなくてはならない。
単発パルスは難しいだろうな・・・カウントアップをうんと遅くすれば代用できるかな?

久しぶりのプログラミング(アセンブラ・マシン語)で思い出すのに苦労している。
コメント (4)
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