何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

マイコン・パラレルインターフェース動作確認表示がOKになった

2016-06-30 20:07:50 | 電子工作


2016/06/29(水曜日) 曇り


今、使っているプリンターの調子が悪い。
基本的な機能は問題ないのだが、インクが目詰まりしてプリントがかすれることが頻繁に起きる。
もうだいぶ使っているから寿命かもしれない。
前から気になっていたことだけど、このプリンターにはパソコンとの接続コネクターが2つあって、
一つはUSB、もう一つはパラレル(セントロ)コネクタが付いている。
パソコンはUSBコネクタしかないのでセントロでは使ったことがない。
勿論、昔にはセントロのものを使っていたが(当時は普通のプリンタにはセントロ接続しかなかった。)
今では無用の長物だ。
何でもパラレルよりシリアルの方がデータの伝送速度が速い(速くできる)そうで、昔の人間には
ちょっと理解しにくい。
一列に順番にデータを送るよりも一度に並べた多数のデーターをどさっと渡す方が速いと思うんだけど
現在では一列の方が速くできるんだとか・・・
ハードディスクのデータ転送もパラレルからシリアルに変わったし、USBももちろんシリアルだ。
だけど、オイらはこのプリンターをパラレルで動かしてみたい。
というのはこれまた大昔の「マイコン」なるものを大事に持っているからだ。
このマイコンにこのプリンターを繋いで動かしてみたいのだ。
このプリンターのコネクタがセントロだからと言って、セントロ仕様で動作させられるのかどうかは
わからないがどうせ壊れかかっているプリンターだから壊しても惜しくはないし、これから実験して
みようと思っている。
それにはマイコンからプリンターに出す信号が確認できなくては先には進めない。
そこでパラレルインターフェースの信号をLEDで見られるようにアダプタを工作した。
雨降りの日の退屈紛らしと思って始めたのに、案外面白くてのめりこんでしまいそうだ。
試行錯誤と配線ミスでななかなうまくいかなかったが、やっと正常に確認できるようになった。


なんとか組みあがった表示部を接続して動作を確認してみた。 ところが・・・・



配線図も無く、手書きの回路図をみながら頭で番号を思い浮かべながら配線をしたので
IC端子の番号と、信号ビットの並び順がごちゃごちゃになって逆順に接続してしまったり
LEDに接続する電源の極性を逆にしてしまったりで正常には動作してくれなかった。

そのテストの様子を動画でご覧ください。





何重にも配線してしまったそれを張り替えるのは大変だった。
正しく張り替えたつもりがまた間違えていたりで何度もおなじようなことを繰り返してしまった。







今度は大丈夫だろう・・・・と思ったのにポートCが動作しない。
何でだろう?





ポートCは特殊な設定で上位4ビット(b7、b6、b5、b4)は出力用に、下位4ビット(b3、b2、
b1、b0)は入力用にしてある。
ところがこの配線を逆に半田付けしてしまったのだ。
やれやれまた配線のやり直しだ。




やっと完成。



プログラムの作り方にも誤りがあったが、それに気が付かず原因がわからず時間がかかってしまった。
やっと修正を終えて正常に動作させることができた。

その様子を動画でご覧ください。




大昔にはマイコンに打ち込んだプログラムはカセットレコーダーに録音していたが、その読み込みはなかなか
大変だった。(ファイルの順序がわからなくなってどれを読みだせばいいのかわからなくなってしまう。)
それにマイコンの録音回路が故障して読み込みができなくなってしまった。
これが無いと毎回、プログラムを手入力しなくてはならず、使い物にならなかった。
これも修理ができたので、またこれで遊ぶことができるようになった。



さすがに現代ではカセットレコーダーは使っていない。 つい先ほどまではICレコーダーを使っていたが
これも使い勝手はカセットレコーダーと大差ない。(巻き戻し、早送りは不要になったが)
そこで今回はパソコンに(オーディオプロセッサ)で録音するようにした。
このプロセッサーも20年近く前のものだが今でも十分使える。
これは保存したファイル名(プログラム名)が一目瞭然にわかるので、便利だ。




オーディオプロセッサで処理して録音されたプログラムの波形。
“0”と“1”がこうやって書き込まれているんだなぁ・・・



マイコンにプログラムをロードするのもやりやすくなった。



さて、今までの工作はいわば準備段階だ。
本番はこれから、プリンターとマイコンの接続だ。
セントロニクスの仕様は入手できた。
この仕様に従ってプリンターに信号を送り込んでみようと思っている。
プリンターの仕様は皆目わからないから手探りで動かしてみるばかりだ。
うまくいくかなぁ・・・・・・・
それにしても明日からは天気が良くなりそうだし、明日はエンジン工作といこうか・・・・・。






コメント (2)
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工作友人のボートと一緒に走らせました

2016-06-28 09:51:13 | エンジン工作

2016/06/27(月曜日) 晴れ


露の晴れ間か昨日、今日と青空が広がった。
最近は机の向かってちまちまとした作業ばかりですっかり運動不足になっている。
そこで今日は工作友人がいつもボートを走らせている人造湖に出かけて遊んできた。


我が家から車で2時間弱。
ここは荒川中流域の洪水・渇水対策として作られた人造湖で、以前には野鳥撮影で何回か訪れたことがある。



いつもは自宅付近の河原で一人黙々とボートを浮かべて遊んでいるが、今日は友人と工作談義を交わしながら
楽しい作業ができた。 



愛艇の手入れには熱がこもる。 これは友人自作の外輪船だ。



真夏のような暑さもものかわ、黙々と調整に取り組む・・・・
家事もこのくらい熱心に協力すれば一家は安泰なんだけど・・・おっと人のことは言えないなぁ(笑い)



友人のボートは昔懐かしい「外輪(パドルホイール)船」で、オール自作だ。
エンジンの回転をチェーンで伝達して歯車で回転数を調整してパドル(外輪)を回す仕組みだ。
エンジンは3基の単動式の首振エンジンをY字型(星形)に配置して自己起動するようにしてある。
蒸気切替バルブも備えていてエンジンの回転方向を変えて前進・後退を可能にしている。
蒸気配管にも保温処理を施してパワーアップをしている。
工作全体は「合理主義」に徹していてオイらのような「無駄なこだわり」はない。
うーん、なるほど・・・・・




オイらの愛艇スチームエンジンボート1号。 「1号」って言ったってこれしかないんだけどね・・・
船長は約1m。 船幅22cm。 船高24cm。 重さは約13Kg。
作り始めたのは2012年9月頃だからもう4年ばかり経つ。
この4年間はパワーアップに向かっての悪戦苦闘の連続だった。
制作当初は料理用固形燃料(4個)焚きの炙り釜。
パワー不足でボートの走りはヨタヨタ。 よく見ないと動いているのか止まってしるのかわからないくらいだった。
次はアルコール燃料焚きに。 ところが、これは点火はOKだが「消火」ができない。
まるで「火事」のように燃え盛るので、吹き消そうが蓋を被せようが火は消せない!
消火ができないようでは危険で使い物にならず失敗。
行きつくところはカセットボンベによるガス炊きボイラー。
これにもいろいろ苦心談はあるが、それはさておき何とかここまできた。  




友人の外輪船と並んで走行中の1号。



今日は風もなくボートを走らせるのには絶好のコンディションだった。
1号は特段のトラブルも発生せず、走航してくれた。
友人はその走りっぷりを「素晴らしい!」と褒めてくれた。
まぁ、これはお世辞が8割がた入っているだろうがそれでもオイらはとてもうれしかった。
真夏のような暑さの中で時間の経つのも忘れて遊んでいた。
動画も撮影したんだけど、画面の右端にばかり写っていて失敗してしまった。
またこの次にはもう少しまともな動画を撮ろうと思っている。

Jさん、今日はありがとうございました。
また遊びにきますのよろしくお願いします。

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パラレルインターフェースのプリンタを動かしてみたい・・・

2016-06-26 19:03:18 | 電子工作


2016/06/24 (金曜日) 曇り時々雨


梅雨時はじめじめして嫌だ。
今日は時々雨が降っている。
でもこういう日は諦めがついて部屋の中で落ち着いて作業ができる。
最近プリンターの調子が悪い。
動作そのものは正常なのだがプリンタヘッドの目詰まりが頻繁に起こる。
もう何年も使っているプリンターだから寿命なのかもしれない。

もう一つ、このプリンターで気になっていることがある。
パソコンとの接続に、USBとパラレル(セントロ)の2つのコネクタが付いている。
使っているパソコンにはUSBコネクタしかないからUSB接続で使っているが、
パラレル接続ででも使えるのだろうか?

昔のパソコンはプリンターとの接続はパラレルが当たり前だった。
そしてドットインパクトのヘッドにインクリボンを当てて「ギ~~ギ~~ギ~~」と
大きな音を立てながら1行ずつ印字していったものだった。
(発熱体を使った印字ヘッドと感熱紙を使った静かな動作音のプリンターもあったが)
印字の仕組みはパソコンから送られてくる文字コードをそのフォントになるように
印刷していくだけで理解はしやすい。

マイコン(マイクロコンピュータ)からでもこのプリンターに印字できるだろうか?
実験してみようか?
何でも実習生なんだからやってみなくっちゃね。


長年使っているインクジェットプリンター(エプソンPM-3700C)。
最近、インク目詰まりがちょくちょく起こる。 寿命かな?






USBコネクタの他にパラレル(セントロニクス)コネクターがある。



何年か前にセントロにクスで動作するXYプロッタをマイコンで動かそうとして作ったインタフェースアダプタが
あるのでそれを使ってみようと作業を始めた。



このアダプターにはデーターのやり取りを表示するランプ等はないので、プリンターに送り出す信号の
様子がわからない。
そこで、マイコンから送られたデーターをプリンターに送り出す様子がわかるようにランプ表示部を作った。


データのビット並びは呼び方がb0、b1、b2・・・・  ランプ表示はb7が先頭でb6、b5・・・と
下がって来る。 ややこしくて頭が混乱・・・



ただマイコンから出力される1バイトずつのデータを表示するだけの回路なのに1日がかりだった。



さぁ、準備ができたのでテストを始めます。
雨降りの日が待ち遠しいです。(えっ!)

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