何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

バーアンテナ(フェライトコア入りコイル)と空芯コイルの差

2021-12-29 16:07:14 | 電子工作
2021/12/28(火曜日) 晴れ

暮れも押し詰まって今日は28日・・・現役の頃は御用納めの日だったっけ。
今の御用納め(ってあるのかな?)はどんなだか知らないが昔は、職場全員が
一堂に集まって上司から今年一年の頑張りに対する労い(ねぎらい)のお言葉
をいただき、盛大に乾杯をして三々五々に解散していったものだったが・・・
まぁそれはさておきオイらは今日もくだらない実験で時(とき)を浪費している。

ジャンク箱から探し出したバーアンテナを使ってトランジスタ検波をしてみた。

回路はこんなもの。



バーアンテナはフェライト・コアーにコイルが巻いてあるので同調コイルの
インダクタンスは300μH以上もあって、11pF~360pFのバリコンでは
NHK第一と第二、それにFEN(今はAFNっていうらしい)しか受信できない。
でも感度は良くて大きな音で聞こえる。



今までの空芯コイル(ボビンは紙製で苦労しながら手で巻いた)との差を
調べてみた。
コイルが異なるだけで回路や回路定数は同じです。


聞こえてくる音量はほとんど差がないので優劣つけがたい。
オシロスコープの波形は音声の強弱でしょっちゅう変化してよくわからない。
ちょうどその時、プッ、プッ、プッ、ポーンと時報が聞こえた。
おー、そうだ! 時報は音量は同じに設定されているだろう(多分)

これをバーアンテナと空芯コイルで受信して比べてみればいいじゃん!
やってみよっと。

さっきの時報はヒントになったけど録画しなかった・・・
だからまた1時間待って録画した。


録画したけどオシロの時間軸が遅くてこんな画像だった。
時間軸の調整をしてまた1時間待った。
そしてバーアンテナの時報波形を撮影した。
最初の時報音聞いてから3時間が経っている。

次は空芯コイルでの受信記録だ。
また時報まで1時間待った。
結局4時間近くかかってこの動画素材を撮影して編集したものがこれです。




バーアンテナで受信した時報と空芯コイルで受信したそれを比較してみると
確かにバーアンテナで受信した時報が大きい。





バーアンテナの感度が良いことはわかった。
でもアンテナ(室内)無しでは受信できない。
バーアンテナの向きをいろいろな方向にしてみるが聞こえない。
バリコンの容量が大き過ぎるのかな?
今度はバリコンを変えて実験してみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市販品のコア入りコイルを調べてみた

2021-12-26 19:16:08 | 電子工作
2021/12/26(日曜日) 晴れ

オイらと同じようにラジオを工作している工作友人がフェライトコア入りのコイル
(バーアンテナ)を使うと感度が向上してアンテナ無しでも放送を受信できて
また指向性の実験もできるから面白いですよ、というアドバイスをくださった。
オイらも以前の工作実験ではコア入りのコイル(バーアンテナ)やフェライトコアを
購入したことがある。
でもラジオそのものがうまくいかなかったのでバーアンテナやフェライトコアは
部品箱に放り込んだままになっていた・・・・・・
部品箱をかき回してバーアンテナを探し出した。

やっと探し出したバーアンテナ。 5cmぐらいの小さなものだ。
フェライトコアーはどこかに行ってしまった・・・残念。


バーアンテナにとても細いヨレヨレのワイヤで巻かれたコイルが取り付けられている。
もしかしたらリッツ線が巻いてあるのかも・・・
このままでは作業中に断線してしまいそうなのでボール紙工作で固定台を作った。
(紙細工はハサミと糊でできるから手軽です。)


インダクタンスを測ってみた。




コアーを入れるとインダクタンスは相当大きくなる・・・ 凄いな!

NWT150で共振波形を見てみた。




共振周波数を1MHzにしてバーアンテナと空芯コイル(自分で巻いたコイル(200回巻き))を
比較してみた。

バーアンテナのピーク値が大きい。 それだけ感度が高くなるということかな?


空芯コイルはインダクタンスは約209μHだから同じ周波数で共振する場合は
バーアンテナはインダクタンスが大きいのでバリコンを抜いた方で共振する。


その差はかなりある。
このバリコンとバーアンテナを組み合わせた場合は高い周波数の放送局は受信できないかもしれない。



バーアンテナは高感度なんだなぁ・・・
フェライトコアーって面白い。
空中を飛び回っている(っていうか「広がって行く」というか)電波を
集める機能があるみたいだ。
ところで「インダクタンス」って何なの?
学科苦手・実習大好きの実習生には難しそうでよくわからないけど、まぁいいか。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コイルを巻き終わったら夕方だった・・・

2021-12-25 20:52:05 | 電子工作
2021/12/25(土曜日) 晴れ

何だかまたラジオ工作にはまっている。
今まで何度も工作しては失敗ばかりだったトランジスタ検波の再生式受信回路が
やっとうまく動作してくれたのでもっとよく聞こえるように欲がでてきた。
お代官と約束した年賀状もちゃーんと作ったし、朝から工作三昧だ。
ラジオ作りはコイル巻きに始まってコイル巻きに終わる・・・なぁーんちゃって。
コイル巻きは結構面白い。
だけどラジオ放送を聞くためのコイルは200回以上巻かなくてはならず、結構
時間がかかる。
そこでハンドドリルでボビンを回転させる方法を思いついた。
へへへ・・・・・ こうやればきれいなコイルが簡単にできるだろう。


ところがそううまくはいかなかった。
ハンドドリルのチャックはドリルを咥える深さが浅くて(「深さ」が「浅くて」て
意味が通じますか?)想定通りには行かなかった。
あっ、そうだ。 電池式ドライバーに取り付けるチャックがある・・・・。
工具箱を引っ掻き回してそのチャックを見つけた。
このチャックは咥え代が深くてボビンを固定することができた。



「いつまでそんなことやってるの! お昼でしょっ!!!」

ゲッ! もう昼ご飯か!?
好きなことをやってると時間が経つのが早い。

「はーい、すぐ行きます・・・」

さっ、さっ、と昼食をすませてまた工作に戻った。
ハンドドリルのクランクを回してコイルを巻き始めた。



ハンドドリルのクランクを1回転させるとチャックは4回転と1/4だけ回る。
チャックに赤テープでマークを付けて回転数を数えるのだがつい間違えてしまう。
それにコイルの線と線の間に隙間ができたり、線と線が重なり合ってしまったりするので
思うようにははかどらない。



隙間を直したり、重なりを直すために巻き戻したりするので数えていた巻き数が
わからなくなってしまった。
まぁいいか・・・ 1cmあたりの巻き数は確認してあるからそれで補正しよう。



そんなこんなで悪戦苦闘していると外は陽が大分陰ってきた。
あれ、もうこんな時間だ。
こんなことで一日が過ぎてしまうなんて・・・・「幸せだなぁ、ボカぁ・・・」
そぉです、死ぬまで工作は止めないのです。

そんなコイル巻きの様子を動画でご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再生式受信回路が動作しました

2021-12-19 18:46:00 | 電子工作
2021/12/19(日曜日) 晴れ

あれこれトラブルや回路誤りなどでなかなか動作しなかった再生受信回路が
やっと動作してくれた。

検波トランジスタのバイアス回路を変更した。
この回路の方がトランジスタのベースへの配線影響が少ないと思える。


トランジスタも変更したのでもう一度、検波動作の最良点を調整設定した。


この検波動作の定数は「再生発振回路」の定数とは大きく異なるのでうまく「再生式受信回路」
として動作してくれるかは不明だが、試しに放送電波を受信してみた。




発振回路のコイルには端子間をショートするスイッチを取り付けた。
このスイッチでコイルをショートすれば再生発振は停止するので
再生動作時の受信状態と普通の受信時のそれと比較ができる(はずです)。





再生発振の強度調節はコイルとコイルとの間隔を調節して行う。



試しに実際の中波放送を受信してみた。
再生受信機能は何とか動作してくれて普通の受信では小さくしか聞こえない
FEN放送を再生をかけて聞くと何とか聞こえるようになる。
その受信実験の様子を動画でご覧ください。
(「お聞きください・・・」かな?)




確かに再生受信は感度が上がることがわかった。
まぁ、これを実用にすることは無いので今回の再生受信回路の実験は
これで完了とすることにしよう。
長い間、お付き合いくださった皆様、誠にありがとうございました。
また応援をよろしくお願いします。

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この冬一番の寒さ

2021-12-19 08:47:10 | その他
2021/12/19(日曜日) 晴れ

庭にやってくる小鳥達のために毎朝、餌を置いてあげています。
シジュウカラにはピーナッツやヒマワリの種(皮を剥いてある)、メジロにはミカン、
コゲラ(まだ来ないけど)には背油肉(これはシジュウカラ、メジロ、スズメも
食べに來る)を置いてあります。
今朝も庭に出てみるととても寒い! 庭隅には霜柱が立ってます。
金魚を入れた睡蓮鉢には氷が張ってます! 水場も凍っていました。




水が落ちるホースの先にはツララが垂れています。



庭隅には霜柱が立っています。



垣根のサザンカの花を入れて・・・


まだまだ冬は始まったばかり・・・寒さに負けず今日も頑張るぞおー、って言っても寒いよぉーーーー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする