4月23日

2007-04-23 06:06:53 | Weblog

   (牡丹  赤塚植物園)


    志ん生の廓噺や夕ぼたん   ころころ


昭和57年ある結社のおはなし・・・
誰にでもある初学の時代。

新同人  正木ゆうこ

本閉ぢて夜の雲よりはじまる秋
秋水のなかにゆつくり指ひらく
洋梨のみおぼえのなきふくらみよ
新涼の階段で会ふ異邦人

3句欄  中原道夫

核心がだんだん見えて葡萄食む
町となる話もありし葛の花
なにげなく本音つぶやくソーダ水

3句欄  大島雄作

銃眼より覗きて空の秋うらら
指先まで新妻のもの青葡萄
台風禍机の木目きはだちて

2句欄 ころころ

月不思議子規の碑の四拾円
沖の灯に少し距離ある夜涼かな


 

   皆初めはこんなもの。ころころももう少し真面目に
   勉強してれば・・

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2 コメント

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おおっ! ()
2007-04-23 19:55:28
まったくひけを取らない御句です。
私が主宰なら

沖の灯に少し距離ある夜涼かな

これを特選で。

色々思いを含んだ御句のようでもあり、、。。

ここさんは名札をつけていないだけで、正に熱い俳人です。
返信する
下手な生き様です。 (ころころ)
2007-04-23 20:15:53
お誉めにあずかり。ありがとうございます。
俳句道は俳句の力だけではない処世術が
あるようです。私を可愛がってくれた当時の主要同人も
俳壇を騒がす事も無くともすばらしい人格者で大好きな
先輩です。
きっとそんな方々は世の中にいっぱいいるのでしょうね。

師匠は一人、師匠に「上手いね」って言われることが
今のころころの最高の喜びです。
*PS ころころもたまには3句欄に出てました(言訳ですが)
*PSのPS「秋」では4句欄でした。(自慢)
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