撫子・なでしこ・瞿麦・牛麦
秋の七草のひとつ「撫子」万葉集の中にも多く歌われています
なんと大伴家持は23首も歌っているとの事河原撫子(大和撫子)は「撫でし子」
を掛詞にすることが多いそうです
撫子の花野浄土となりにけり 沢木欣一
日やけせし顔でなでしこ匂ひすと 細見綾子
尼御前の海へ撫子投じけり 中川幸子
撫子に雨脚強し休め窯 長江克江
撫子の白も咲きけり母の畑 松永敏枝
虫取り撫子
撫子や上野の夕日照り返す 正岡子規
撫子も草の庵も富士のもの 高浜虚子
野仏の供華に虫取撫子も 松崎鉄之介
浜撫子いまだ心の喪を解かず 鈴木真砂女
大阿蘇の撫子なべて傾ぎ咲く 岡井省二
岬に咲く撫子は風強ひられて 秋元不死男
男鹿半島最北端 入道崎に咲く
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