12月 17日

2017-12-17 05:53:27 | Weblog
                  (  浅草羽子板市  )


 今日17日から19日の3日間浅草浅草寺境内で恒例の羽子板市が
たちます。江戸時代もともとは歳の市として浅草観音に限られた行事で
納め観音にあたる12月17,18日に開催されたもの。今では羽子板市
が前面に紹介されていますが,正月飾りなども売られていたそうです
現在本堂裏でガサ市として15~28日くらいまで正月飾りが売られています。

羽子板はご承知の通り、女の子の初節句に「邪気を祓う板」とした起源が
あります。三十数年まえにわが娘の為に買った普通の大きさの羽子板が
1万円以上でしたから、今の値段はわかりません。でもきっと高価でしょう
お土産のお勧めは追羽根です。この羽についている黒い玉は、「 無患子」
(むくろじ)という大木の種です。     
読んでの ごとく「子が患わ無い」(こがわずらわない)という意味で、
縁起の良い名前です



観音へ羽子板市を抜けて来し            下里美恵子



羽子板市手締めの声のよく透る           中山敏彦



羽子板市富樫弁慶睨み合ふ             伊藤範子



うつくしき羽子板市や買はで過ぐ           高浜虚子



羽子板市三日の栄華つくしけり            水原秋櫻子



いくさあれど羽子板市につれだてる          森 光子



よその子に買ふ羽子板を見て歩く           富安風生



羽子板市ダイアナ頭上もまれゆく           大槻和木



青空の一枚天井羽子板市               鷹羽狩行



羽子板市切られの与三は横を向き           石原八束



羽子板市買ふひとを見る遠まきに           谷口桂子



羽子板市片割れ月も明治ぶり             林 翔



似顔みな紅さし灯る羽子板市             長谷川かな女





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする