12月 3日

2017-12-03 05:05:52 | Weblog
              (  霜・霜の花・はだれ霜・強霜・霜だたみ・霜どけ  



日の出待つ霜の藁塚地に充てり         沢木欣一



師は遠し白鳥句碑に霜の花           栗田やすし



霜の小石拾ひて供ふ石仏に           細見綾子



霜柱踏めばひかりのちりぢりに         梅田 葵



産声待つ霜夜の廊下行き来して         矢野孝子



職引いてぽつぺん鳴らす霜夜かな        国枝隆生



窯出しの皿の音澄む霜夜かな          八尋樹炎



寒天田まで敷板に霜の花            市原美幸



霜どけの湯気の盛んやトタン屋根        熊澤和代



風木舎跡に短かき霜柱             国枝洋子



手で払ふテントの霜や深山晴          中野一灯



霜柱大き田螺を持ち上ぐる           青木しげ子



休み田の霜のまぶしき朝かな           こころ 



霜柱俳句は切字響きけり             石田波郷 



霜柱顔ふるるまで見て佳しや           橋本多佳子 








こちらは植物の霜ばしら草、シソ科の植物では、初冬の冷え込みの厳しい朝などに、
茎の道管を通じて土中の水分が輸送され、表皮を押し広げるようにして
外側へ向かって霜柱状の氷結がみられます。
関東以南の植物で、ころころの散歩道では朝9時以降には霜も解けて見られません
コメント
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