( 侘助 )
侘助や妻来て一日富士眺む 栗田やすし
侘助に風立つゆふべもの食べに 鍵和田釉子
侘助や褪せし葉書の男文字 谷口桂子
侘助や表札いまも夫の名 梅田 葵
侘助や雪見障子の音軋む 大嶋福代
侘助や葵の紋の釘隠し 菊池佳子
青竹に詫助一枝禅の寺 村瀬さち子
侘助や酒蔵と母ともに老ゆ 金原峰子
侘助の落ち重なれり休め窯 豊田紀久子
侘助やひび割れ深き楽茶碗 足立サキ子
侘助や寺に絵工の墓一基 澤田正子
侘助のひとつの花の日数かな 阿波野青畝
佗助やちちの紬をははが着て 塩谷はつ枝
侘助や妻来て一日富士眺む 栗田やすし
侘助に風立つゆふべもの食べに 鍵和田釉子
侘助や褪せし葉書の男文字 谷口桂子
侘助や表札いまも夫の名 梅田 葵
侘助や雪見障子の音軋む 大嶋福代
侘助や葵の紋の釘隠し 菊池佳子
青竹に詫助一枝禅の寺 村瀬さち子
侘助や酒蔵と母ともに老ゆ 金原峰子
侘助の落ち重なれり休め窯 豊田紀久子
侘助やひび割れ深き楽茶碗 足立サキ子
侘助や寺に絵工の墓一基 澤田正子
侘助のひとつの花の日数かな 阿波野青畝
佗助やちちの紬をははが着て 塩谷はつ枝