WO2021161835
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の半導体チップを示す平面図である。 図2は、図1に示す領域IIの拡大図である。 図3は、図2に示す領域IIIの拡大図である。 図4は、図2に示す領域IIIの一部切り欠き斜視断面図である。 図5は、図3に示すV-V線に沿う断面図である。 図6は、リサーフ領域を示す要部拡大図である。
図4~図6を参照して、半導体装置1は、第1主面3からドリフト領域13の一部を露出させるようにドリフト領域13の表層部に部分的に形成されたn型のリサーフ領域20を含む。リサーフ領域20は、ドリフト領域13を超えるn型不純物濃度を有している。リサーフ領域20のn型不純物濃度は、1.0×1015 cm-3 以上5.0×1016 cm-3 以下であってもよい。
この形態では、複数のリサーフ領域20が、ドリフト領域13の表層部に間隔を空けて形成されている。複数のリサーフ領域20は、ドリフト領域13の底部から第1主面3側に間隔を空けて形成されている。複数のリサーフ領域20は、具体的には、ウェル領域14よりも浅く形成され、ドレイン領域15よりも深く形成されている。複数のリサーフ領域20は、ドリフト領域13の一部を挟んで半導体基板6に対向している。
複数のリサーフ領域20は、平面視において高電位領域11および低電位領域12の対向方向にライン状に延び、当該対向方向の直交方向に間隔を空けてストライプ状に形成されている。これにより、複数のリサーフ領域20は、平面視において第1主面3からドリフト領域13の一部をストライプ状に露出させている。
フィールド電極31は、平面視において複数のリサーフ領域20に交差するライン状に延び、複数のリサーフ領域20を複数回横切っている。フィールド電極31は、具体的には、直線状に延びる部分および曲線状に延びる部分を含む。フィールド電極31は、直線状に延びる部分において複数のリサーフ領域20を複数回横切っている。つまり、フィールド電極31は、平面視において高電位領域11および低電位領域12を結ぶ1つの直線を設定したとき、当該直線を複数回横切っている。フィールド電極31は、曲線状に延びる部分においてフィールド絶縁膜21を挟んでドリフト領域13に対向している。
フィールド電極31は、具体的には、平面視において高電位領域11を複数回取り囲んでいる。フィールド電極31は、さらに具体的には、平面視においてドレイン領域15側の内側エンド部32、ボディ領域16側の外側エンド部33、ならびに、内側エンド部32および外側エンド部33の間を延びる螺旋部34を有する螺旋状に形成されている。内側エンド部32および外側エンド部33の配置は任意である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます