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(2008/日本=中国)【DVD】
監督・撮影・編集: リ・イン
出演:刈谷直治/菅原龍憲/高金素梅
誰もしらなかった、歴史がここにある。
靖国神社に関わるさまざまな人々を10年にわたり撮り続けたドキュメンタリー。
NHKでとりあげられたり、話題になった映画。
公開時、劇場にいこうと思ったら妨害があったそうで(!)公開延期になったため、結局観られず。DVDリリースされたので観てみました。
日本のタブーにここまでつっこんだ映画ははじめてかな。
story
戦後60周年を迎えた2005年8月15日、軍服を着て参拝する集団や合祀(ごうし)に反対する遺族たちなど、靖国神社は狂乱の様相を呈していた一方、神社のご神体である日本刀「靖国刀」を作る刀匠にもカメラを向ける。日本人が知っているようで実は知らない靖国神社の現実と精神構造に、中国人監督リー・インが切り込んでゆく。
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知られざる靖国神社の歴史と実態。
靖国神社については戦争で亡くなった人たち(英霊)が祀られていることしか知らないけれど、なぜ戦犯も入っているのかがわからない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f5/57bd2fb1de0dbc53800475bb8390c801.jpg)
3年前の8月15日の靖国神社の様子が描かれていて、マスコミには出ない映像ばかり。
滑稽というか、戦争中の頃に時間が止まっているよう。
旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と叫ぶ人たち(たまに見かけるよね、こんな人たち)、星条旗を掲げるアメリカ人(出ていけ!といわれ、警察に追い出される)。異をとなえた若者が袋だたきにあうシーンは恐いですよ・・。ののしる男たち、血だらけになっても引こうとしない彼。
憎悪うずまくというか、日本の別の一面でもある。
「靖国刀」という日本刀をつくる名匠にも取材してますが、彼は多くを語ろうとしない。90歳にしては足腰もしっかりしていて、仕事をきちんとこなすおじいちゃんですよ。でもインタビューは監督さんの誘導尋問にも思えてどうなんでしょう、、
終盤のモノクロ写真は、ショッキング。。
靖国という場所はどんな意味をもってるのか、日本人ならみて損はないかも。
語り継がなくてはいけないこと、これからも平和な世の中であってほしいと願います。
手ぶれのひどいところがあって、酔ってしまいそうなシーンもあり。
★★★☆(5段階☆は0.5)
「靖国 YASUKUNI」公式サイト
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