デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

1年前

2012-03-14 08:33:08 | Weblog
1年前の震災直後は、ニュースを読むアナウンサーが涙声になり、聞いているこちらも泣いた。むごい災害に突然命を奪われた人々の無念を思って泣いた。

春になると、被災者の強さや優しさが報道されはじめ、自己犠牲をいとわない人間の尊さに感動の涙を流した。中国人の研修生を非難させた後に自分は亡くなった人。若い者にはさせられない仕事だと遺体安置所の世話をする70歳の男性も忘れられない。

時間は涙の量を減らし、涙の質も変えてくれる。その一方で、大切な思いを風化もさせる。それも悪くはない。いつまでも悲惨さを引きずり泣いてばかりではいけない。だが、この震災体験は、まだまだ風化するようなものでもないし、片付いたとも言えない。

原発廃炉には40年かかる。生涯「震災」を背負っていくことになる今の子どもたちには、申し訳ない気持ちさえする。真の復興とは「子どもは国の宝」と胸を張っていえる社会にすることだと思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿