デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

試す

2010-09-26 06:28:03 | Weblog
20世紀最大の天災は死者24万人をだした19768(昭和51)年7月の中国唐山地震である。ところが、この地震は「死者5千人」とされて実態は長く伏せられてた。

地震後に毛沢東主席が亡くなり、政治混乱が続いたことがある。詳細が明らかになったのは2006年の震災30周年の時で、「共産党の力で見事復興」と、党の存在がアピールされたのだった。

中国は共産党の一党独裁国家である。重大な出来事にはすべて党が関与しているとみていい。偶発事件とされた先の尖閣諸島での保安庁巡視船と漁船の衝突も、中国側が意図的に仕掛けた疑いがあるとの見方が出ている。

一漁船長の判断で起きたとは思えないからだ。「中国が日本を試している」と米国高官も見ている。真相は分からないが、党の指導案件なら、何年後かに分かるかもしれない。

唐山地震はことし映画化されて大ヒット中だという。先月鳩山前首相がその唐山市を訪れて歓迎を受ける姿が報道された。本人に意図はなかろうが、映画の国際PRに一役かった格好だった。その甘さは「試す」までもない。