BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真  ホレショヴィツェ見本市会場

2023-06-11 | エトセトラ
チェコ・プラハに住む友人から送られてきた、「プラハの風景写真」です。

今回は、ヴルタヴァ川右岸にある、プラハ7区の、「ホレショヴィツェ地区」(Holešovice) の風景です。

8区のカルリーン (Karlín) 地区から、川の中州・シュトヴァニツェ島 (Štvanic) を通って、対岸に最短で行ける「歩道橋」が、ほぼ完成したそうです。これにより、これまでの渡し船 (フェリー) は、廃止となるようです。



ホレショヴィツェには、「ヴィースタヴィシュチェ・プラハ」(Výstaviště Praha) と呼ばれている、「見本市会場」があります。



1791年の最初の展示会から100年目にあたる、1891年に開催された「ジュビリー展」のために、新しく様々な施設が建設されました。

1939年に、空から撮られた会場の様子です。 (昔の画像はネットから)



ジュビリー展には、ハプスブルク家のオーストリア皇帝「フランツ・ヨーゼフ1世」も、ここを訪れました。

見本市の目玉の 1 つだった、熱気球「キシベルカ」(Kysibelka) は、1891年6月16日、デモ飛行をしましたが、膨張するガスの圧力に耐えきれずに破裂し、数百mから墜落しました。ナビゲーターの2名は、軽傷で済みましたが、プラハで最初の航空事故となりました。



約36haある会場は、今でも、毎年50以上の展示プロジェクト、マーケット、さまざまな文化や娯楽イベントが、開催されているそうです。

アールヌーボー様式の「インダストリアル・パレス」(産業宮殿) は、2008年の火災で被害を受け、現在は再建中です。





小さな丸い建物、「マロルド・パノラマ」館は、「リパニの戦い」のパノラマ絵画を展示している施設です。



リパニの戦いは、1434 年にフス派 (過激派) 軍がチェコ貴族 (フス穏健派+カトリック) の軍に敗れ、約15年間にわたる宗教戦争が、終結しました。
画家ルデック・マロルド (Luděk Marold、1865-1898) が描いた戦いの絵は、長さ 95m、高さ 11mという大きいもので、1898 年に、ここに設置された様子の写真です。



内部は、ジオラマ風の展示です。





「プラネタリウム」(Planetárium) は、1960年に建設されました。正面入口のところには、月面着陸シャトルのレプリカが、置かれています。





レストラン「アトリエ・リヒタ」(Atelier Rychta) は、後期アールヌーボー様式のパビリオンとして建てられた当時のままで、現在は閉鎖中です。



近くの「ストロモフカ公園」(Stromovka) で、2月中旬から5月末頃まで開催されていた、「聖マタイ・フェア2023」(Matějská pouť) でのアトラクション遊具は、まだ残されていて、一部営業しているそうです。





1595年に起源を持つ、聖マタイ・フェアは、この広い場所に移り、1963年から毎年開催されています。
遊具では、ダッジム・カー (Dodgem Car)、メリーゴーランド、ブランコ、アームレスラー、ハンマートライ、キックマシンなどが、置かれてあるようです。今年は、悪天候と雨のため、来場者数は限られていたようだ、とのことです。





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