BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

JR西・保線作業車「MTT-7024」と「軌陸バックホウ」

2023-06-09 | エトセトラ
今日も、「撮り鉄」です。

JR西日本の保線作業車「マルチプル・タイタンパー」(Multiple Tie Tamper) の「MTT-7024」が、吹田の保線基地にいるところを、昨日、撮りました。



タイタンパーとは、線路のレール下の、砕石 (バラスト) を突き固める器械のことです。

線路を列車が走行すると、重みで枕木が沈み、レールがわずかにゆがんだりします。放っておくと、列車の乗り心地を悪くさせる上に、高速走行にも良くないので、定期的な保線作業が必要となります。

マルチプル・タイタンパーは、機械がレールを掴んでミリ単位で持ち上げ、枕木の下に隙間を設けて砕石を入れたり、突き固めたりして、線路を一定の高さに直して行きます。高さの調整だけでなく、左右方向の歪みなども調整することが可能、とのことです。

レール上を自走して、高速で連続的に保線作業が行えるため、これまで必要だった、大量の人員と長時間にわたる深夜作業を必要とすることが、なくなりました。

このMTTは、オーストリアのプラッサー&トイラー社 (Plasser & Theurer) 製。黄色と紺色の車体には、「レールテック」の会社名や「09-16/CST Dynamic」の文字が書かれてあります。









見た時は、車体を少し動かしながら、本作業に向けての準備をしているようで、後尾には、念入りに作業するために、バラスト・スイーパーを牽いていました。





もう1つの、保線作業車は、「軌陸バックホウ」です。

小型のショベルカーの軌陸車 (軌道=レールと道路の両方を走ることが出来る車両) で、これも、砕石を新しく交換したり、突き固めたりすることに使われます。



小規模な範囲で使うには、小回りが効いて、便利なのでしょう。
コマツ社製のゴムクローラー (履帯) のパワーショベルカーで、大鉄工業が所有しているものでした。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする