BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

線路脇の表示標

2021-05-05 | エトセトラ
紹介するベリカードがありませんので、鉄道関係の写真です。

電車や機関車を撮ろうと、線路わきをウロウロしながらキョロキョロしていますと、気になるものがあったりします。
それは、線路脇にある表示標 (その1) です。

まずは、「速度制限標識」です。



左のは、ここのポイントから左方向へは45km/hで進むように、のと、これから先208mまでは75km/hで運転、というものです。まだ、写真が撮れていませんが、四角形でX形に白と黒色が塗り分けされた「速度制限解除標識」というのもあります。

「勾配標」です。



これは、線路の勾配 (こうばい) を示しています。千分率 (パーミル) で表わした数字になっていて、写真のは1000分の0.5の下り坂の標識です。奥にある黒色の横板より、白板が斜め下にありますので、1000m行って0.5m下る傾斜になっています、というわけです。

こんな微妙な登り下りまで表示するのかと思いますが、これは貨物線のところに設置されているものです。貨物列車はコンテナ車を多数連結すると重くなり、坂ではスピードが増すので、表示しているのでしょう。 

「曲線標」です。

 

カーブ区間の端っこや真ん中にあり、三角柱をしています。「曲線半径m」・「C(カント:cunt レールの内側と外側の高さ差mm)」「S(スラック:slack レール間隔mm)」・「TCL(緩和曲線長m)」「CCL(円曲線長=カーブの全長m)」を表示しています。



専門過ぎて、よくわかりませんが、写真の1600は半径1600mという意味です。 

「通停確認標」です。



緑と赤色の直角三角形がくっついた形をしています。運転士さんに次の駅が通過か停車かの確認を促す標識です。
もっとわかりよいように、駅ホームの端に「停車?」と書かれてある表示板を見たことがあります。

「停車場区域標」です。



ここまでが停車場という境界表示標です。この写真のは、駅ホーム端から数十m離れたところにあります。鉄道用語でいう停車場は、列車に乗降する駅だけでなく操車場や信号場も含んだ総称で、区域標の範囲内が駅長さんの責任範囲となっています。

いろいろな鉄道標識があり、それぞれが意味を持って設置されているのを知るのも、楽しいものです。

(明日に続きます)



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