こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

坂本龍一のサウンドストリート 1981年9月8日 YMO座談会2 の「その2」

2005-09-19 13:10:40 | 坂本龍一のサウンドストリート
今、ペンギンカフェが人気だが、昔のイーノとそっくりと言う教授。
私には意外な意見だが、細野さんも同意している。

カンタンなメロディでアコースティックでフォークロアっぽい所が、と言うが、このニュアンスがいまいち分からない、というかそうは思えないのだ。

幸宏は最近の(=当時の)ロンドンが好きという。
ここで出てきたバンド名がデペッシュ・モードとシンプルマインズ。

教授  「僕、やんぐるまーぶるじゃいあんつが好き。」
細野さん「ヤング・マーブルでしょ。(笑い)」

事実、この時期、YMOとイギリスの20代は同時多発ゲリラのように相互影響を与えながら、バンバンと次から次へと、夢のように(私にとってですが)革命的な音楽を生み続けていた。

教授の友人が関西の「アンバランス」と言うバンドがスゴクイイと言う。
鈴木慶一さんがイイと言っている「人種熱(?)」という近田春夫が関わるバンドも、イイとはいうが3人とも聴いていないという。
聴いてはいないがイイといううわさは、聴くまで信じないという幸宏に対して、期待だけで充分イイという細野さん&教授。
期待だけで外れたとしても、その期待した感じを自分でやればいい・・。

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4・ますますます不明 ヴォーカルのくぐもった感じがジョイ・ディビジョンのイアン・カーティスにそっくりだが、演奏のウマさからしてジョイ・ディビジョンではない。
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5・<ブリッジ>クラフトワーク ナンバーズ
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6・引き続き不明
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草原で猿(=人間)の楽隊の集団がにぎやかに踊ったり演奏したりやってるという感じをイメージするという教授。それを小高い丘から俯瞰しているという、、。
【これが「左うでの夢」に繋がったのか?】

テクノと草原とムラというイメージがイイと同調する細野さん。

一切、関心が無さそうな幸宏。

ゲイリーニューマン、クラフトワークの室内というか閉鎖的な感じがつまらないという教授。うなずく細野さん。

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7・引き続き不明 レゲエ。確実に当時どこかで聴いているハズだが、曲名が思い出せない。サードワールド?ジミークリフ?わからん。
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8・引き続き不明 案外、当時のニューウエィブの曲はかかっていない。この曲も平凡なロック曲だし・・。
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面白いのは、この後、言っていた草原のイメージの話から山のぼりの話になり、細野さんが「フニクリフニクラ」を冗談めかして唄うのだ。

興味深い事実だが、細野さんが「フィルハーモニー」で「フニクリフニクラ」をやるのは、この約1年後である。何なんだろうかこれは?単純なる偶然では無いだろう。しかし、当時、「フニクリフニクラ」をテクノで奏でるイメージがあったとは思えない。
またワンダーフォーゲルの話も出るが、当時ゲルニカと出会っていたとも思えないし・・。

人生はまか不思議なり。


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9・エンディング フォトムジーク
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サル (ドラム小僧)
2005-09-19 20:32:09
当時坂本は『森林がサルを生んだ』という本を読んでいると『OMIYAGE』にあったような気がします。
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ドラム小僧さんへ (かたちんば)
2005-09-19 20:58:16
「パンツをはいたサル」もありますしね・・。



しかし、「左うでの夢」は、意外なアルバムの展開に、最初アゼンとしたものです。
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天邪鬼 (ドラム小僧)
2005-09-19 21:02:09
shuumaさんのコメントでも書きましたが、当時細野晴臣が主導でYMOが『B-UNIT』路線(『BGM』『テクノデリック』に突っ走るのに反発して、ソロでわかりやすさ路線にシフトしたからだと思います。
返信する
細野さん (alauda)
2005-09-20 01:18:48
以前TBしてもらってました、すんごい遅いですがありがとうございます。



教授のサウンドストリート、なんて懐かしいのでしょう。

今夜は細野さん-音楽の「銀河鉄道の夜」を観ようと思っていたところに、ちょうど細野さんのお顔も見れてなんだか嬉しい気分です。



またおじゃまさせてください
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