大きな暴風雨だった。強い雨、強い風は家を揺らすくらいの夜だった。
今日の朝には、雨は止んでいたが、強風は続いていた。その中、歩きに向かう。
雨が空中にある汚れを全て落としてしまったために、空の青さと光の差し込む度合いは強い。
写真日和である。しかし、喜ぶ訳にはいかない。歩くたびに、昨夜の傷跡にであう。ハゲ頭にかぶった帽子が飛んで行きそうな強風。
とてもではないが、今日撮影した全容は伝え切れないので、今夜はその一部を。
戻る道で、スコールに会い、雨宿りをした。
■Robert Wyatt 「At Last I Am Free(邦題:生きる歓び)」1981■
【14~15歳、録音した「教授のサウンドストリート」のカセットをヘッドフォンで聴いて安息していた夜。
それ以来、死ぬまでの宝物の中の1曲。ボクの中での鎮魂歌。】